姉妹都市・友好都市
西之表市は、これまでの歴史のなかで、とくにかかわりのある4つの都市(とし)と、姉妹都市(しまいとし)・友好都市(ゆうこうとし)の盟約(めいやく)をむすんでいます。
これから先も、つよい友情(ゆうじょう)の絆でむすばれるよう、イベントなどに招待(しょうたい)をするなどの交流をしています。
ここでは、その4つの都市について、それぞれ説明します。
姉妹都市
ポルトガル共和国アルガルヴェ地方 ヴィラ・ド・ビスポ市
(ぽるとがるきょうわこく あるがるヴぇとちほう ヴぃら・ど・びすぽし)
(盟約をむすんだ日 平成5年10月1日)
ポルトガル共和国は、ヨーロッパの南西にあります。ヴィラ・ド・ビスポ市は、ポルトガル共和国の南側のアルガルヴェ地方にあります。
6千人くらいの人が住んでおり、広さは西之表市の半分くらいです。
農業と漁業がさかんで、うつくしい景色や、歴史的に重要な建物などがたくさんあります。
どうして姉妹都市なの?
1543年に種子島で鉄砲をつたえたのは、ポルトガル人だったからです。また、そのポルトガル人たちが乗っていた船(ふね)は、ヴィラ・ド・ビスポ市にあるサグレス岬(みさき)から出発(しゅっぱつ)したと、いわれています。
どんな交流をしているの?
日本で仕事をしているポルトガル大使や、ポルトガル共和国の関係者を、西之表市で夏におこなっている「鉄砲まつり」へ招待したりしています。
ほかにも、ポルトガル共和国を訪問(ほうもん)も、おこないました。
ヴィラ・ド・ビスポ市の市役所の前には、「種子島広場」というばしょもあります。
姉妹都市
鹿児島県 伊佐市(かごしまけん いさし)
(盟約をむすんだ日 平成21年5月16日)
伊佐市は、鹿児島県の北にあり、熊本県と宮崎県ともすぐ近くです。西之表市とちがうところは、まわりに海がなく、山にかこまれています。
伊佐市には、幅(はば)210メートル・高さ(たかさ12メートルの「曽木の滝(そぎのたき)」があります。ここでは、毎年秋になると「もみじまつり」をおこない、きれいな紅葉の景色が楽しめます。
そして、その滝の下には、明治時代にレンガでつくられた「曽木発電所(そぎはつでんしょ)」の跡地があり、湖の水の量がへる時期になると、姿をあらわします。
どうして姉妹都市なの?
日本が戦争していた時代に、西之表市では、子どもたちを避難させようと考えました。そのときに、山にかこまれて、敵から身をかくせる安全なばしょである伊佐市が、子どもたちを受け入れてくれました。伊佐市のみなさんは、西之表市の子どもたちをまもってくれた恩人なのです。
どんな交流をしているの?
毎年夏に、伊佐市の市長さんたちを「鉄砲まつり」に招待したり、伊佐市でおこなわれる「もみじまつり」に参加したりしています。
ほかにも、災害があったときにたすけあう約束をしたり(災害時応援協定)、職員どうしの交流をしています。
友好都市
大阪府 堺市(おおさかふ さかいし)
(盟約をむすんだ日 昭和61年10月18日)
堺市は、84万2千人くらいの人が住んでいる、大きな都市です。
堺市の人たちは、昔から商売がとても上手でした。そのため、外国との貿易(ぼうえき)をおこなうばしょとして、ほかのまちよりも早く、さかえました。
いまでも、工業(こうぎょう)がさかんであり、さまざまな交通機関がとおる重要なまちとなっています。
そして、毎年10月ごろにおこなわれる「堺まつり」では、せいだいなパレードなどがあり、いつもよりまちが、にぎやかになります。
どうして友好都市なの?
種子島に鉄砲がつたわったあと、種子島の職人が堺の商人に、そのつくり方をおしえたことが、きっかけです。
商売が上手だった堺の人たちによって、そのあと、全国へ鉄砲がつたわりました。
どんな交流をしているの?
鉄砲まつりに招待したり、堺まつりに参加したりしています。また、まつりのときは、西之表市の自まんの安納いもを売るなど、堺市で西之表市のことを紹介する機会をもらったりしています。
友好都市
滋賀県 長浜市(しがけん ながはまし)
(盟約をむすんだ日 昭和62年10月8日)
琵琶湖(びわこ)を代表とする、うつくしい自然があるまちです。
そして、長浜城などの歴史にのこる建物もあります。
戦国時代に、豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)が、このばしょに「長浜」となまえをつけました。
お城の下にひろがるまちは、たくさんの人がお店をひらいたりしてにぎわい、今でも人がたくさん集まっています。
昔の雰囲気(ふんいき)が感じられるまちなみや、日本で一番古い駅〔旧長浜駅舎〕、世界のガラス工芸品(こうげいひん)をかざっている「黒壁(くろかべ)スクエア」など、すてきなところが、たくさんあります。
豊臣秀吉にかんけいする寺などを訪ねる六瓢箪(むびょうたん)めぐりも、人気があります。
どうして友好都市なの?
堺市と同じように、種子島に鉄砲がつたわったあと、種子島の職人が堺の商人に、そのつくり方をおしえたことが、きっかけです。
どんな交流をしているの?
鉄砲まつりに招待したり、長浜市での「近世城下町(きんせいじょうかまち)ふるさとまつり」に参加したりしています。
ほかにも、子どもたちどうしのスポーツ交流も毎年おこなっています。
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