56.川口雪蓬の書

 川口雪蓬は江戸~明治時代にかけての書家で、西郷隆盛の漢詩の師であり、また西

郷家に寄寓して西郷家の留守居役を果たすなど、西郷家との縁が深い人物である。

 本書は西之表市内に住む川口家の縁戚が所有していたもので、落款が「酔眠」となってい

ることから、沖永良部島で西郷隆盛と出会った後のもので、文久2年(1862)2月に鹿児島に

帰るまでの間に書かれたものであると考えられる。

 現在は種子島開発総合センター「鉄砲館」にて展示されている。

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