夏の感染予防対策
夏休みやお盆に帰省等で高齢の方と会う場合や大人数で集まる場合は、「うつさない、うつらない」を意識して、感染予防を心掛け、体調を整えるようにしましょう。
また、換気やマスク着用等の感染対策を行う際は熱中症にご注意ください。熱中症予防に関する情報は、以下のリンク先をご確認ください。
目次
夏に流行する感染症
夏に多く発生する感染症は、新型コロナウイルス感染症、手足口病、ヘルパンギーナ(夏かぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)、RSウイルス感染症などです。
原因 |
新型コロナウイルス(SARS-CoV2)。ウイルスを含む飛沫又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。 |
症状 |
発熱やせき、のどの痛み、倦怠感(だるさ)などのかぜ症状がみられ、重症化すると肺炎を発症します。ただし、感染した方全員に症状がみられるとは限らず、無症状の場合もあります。 |
対策 |
こまめな換気、マスクの着用、石けんによる手洗い、うがい |
原因 |
エンテロウイルス。主に4歳くらいまでの幼児を中心とした急性ウイルス感染症で、夏季に流行のピークを迎えます。せきやくしゃみなどの飛沫感染のほか、便とともに排泄されたウイルスが口から入って感染することもあります。 |
症状 |
名前が示すとおり、3~5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜(口の中)や、手足などに水疱性の発疹(水ぶくれやただれ)が現れます。稀に急性髄膜炎や急性脳炎などの合併症が生じることがあります。 |
対策 |
手洗いの徹底、うがい |
原因 |
コクサッキーウイルス(A・B群)、エコーウイルス。いわゆる夏かぜの代表的疾患で、乳幼児を中心に夏季に流行します。せきやくしゃみなどの飛沫感染のほか、便とともに排泄されたウイルスが口から入って感染することもあります。 |
症状 |
突然の高熱(38~39度)と同時に、のどの痛み、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などを起こします。 |
対策 |
手洗いの徹底、うがい |
原因 |
アデノウイルス。感染している子どもの目やにや、のどの分泌物、便などが感染源になり、夏期のプールを介して流行することもあることから「プール熱」ともいわれ、小児期や学童期に多い感染症です。 |
症状 |
38~39度の熱が3~4日続き、名前のとおり、のど(咽頭)が赤く腫れ、目(結膜)が充血し、のどのリンパ腺も腫れます。乳児の場合には下痢や嘔吐の症状が目立ち、目の症状が見られないこともあります。 |
対策 |
手洗いの徹底、うがい、感染者との密接な接触を避ける |
原因 |
RSウイルス。せきやくしゃみなどによる飛沫感染、ウイルスが付着した手指や物品等を介した接触することで感染します。乳幼児に多い感染症で、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%のお子さんが1度は感染するとされています。 |
症状 |
発熱、鼻汁などの症状が数日続き、初めて感染する乳幼児の約3割では、咳が悪化し、喘鳴(呼吸をするときに、ヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がすること)、呼吸困難などが現れます。 |
対策 |
手洗いの徹底、うがい |
マスク着用について
新型コロナウイルスをはじめとした感染症対策にはマスクの着用が有効とされておりますが、夏はマスクの着用により熱中症のリスクが高まることから、屋外で人との距離が確保できる場合はマスクを外すなど、場面に応じた着用を意識していただきますようお願いいたします。
マスクの着用が推奨される場面
- 医療機関を受診するとき
- 高齢者施設を訪問するとき
- 混雑した電車やバスに乗車するとき
- 重症化リスクが高い方(高齢者、妊婦、基礎疾患がある方)が混雑した場所に行くとき
- 症状がある方、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となった方、同居する家族に陽性となった方がいる方が、通院などでやむを得えず外出するとき
子どものマスク着用について(PDFファイル:164.6KB)
エアコンの使用時も換気をしましょう
ほとんどの家庭用エアコンは換気機能がありません。エアコンの使用時には、同時に、こまめな窓開けや熱交換付き換気装置又は換気ファンを使用した換気を行う必要があります。
過度な換気は熱中症のリスクが高まるため、室内の温度及び湿度に注意をしながら、換気を実施していただきますようお願いいたします。
関連リンク
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健康保険課健康増進係(保健センターすこやか)
電話番号0997-22-1111(内線 326・327)
ファックス番号0997-22-0295
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