鮮度にこだわる島の魚市場

魚市場は私達の毎日の食生活に欠かすことのできない水産物を卸売するための市場です。
水産物は、一般の商品と異なって鮮度、すなわち商品価値が低下しやすく、長期にわたる貯蔵が困難で、品物も多種多様にわたっています。また、自然条件に左右されやすく1日1日水揚げされる漁獲量に違いがあり価格が変動しがちですが、公正で効率的な取引と衛生の維持に努め、住民の食生活の安定を図っています。
市場は、午前9時からせりを開始しています。
島の魚の一部は、水揚げされたその日のうちに貨物フェリーで輸送され、鹿児島市の魚類市場へ出荷されています。
魚市場の流れ
荷おろし
魚介類は、市内の漁港からトラックや漁船で運ばれてきます。運ばれてきた魚介類は種子島漁協が受け取り、品物の状態を見ながら売りやすいようにせり場に並べられていきます。
せりに備えて下見

せりに参加する仲卸業者、売買参加者は、せりが始まる前に品物を丹念に下見します。長年の経験を生かして、大きさや品質、鮮度を厳しくチェックし、あらかじめ買いたい品物をいくらで買うか決めておきます。
せりの開始

午前9時00分にせりが開始されます。
せり人のかけ声に応じて、仲卸業者や売買参加者が黒板や指でせり値を示すやり方で行われ、最も高い値をつけた人がその品物を買うことができます。
仲卸業者は、せりで買った品物を店舗に運び、そこで鮮魚店やスーパーなど買出人が買いやすいように大きさや量を仕分け、調製してから販売します。
このようにして、毎日、新鮮な魚介類がみなさんの食卓に届けられます。
種子島のさかな

旬のさかな
春(3月から5月)
- カツオ
- アオリイカ
- トビウオ
夏(6月から8月)
- キビナゴ
- トコブシ
- サバ
- マダコ
秋(9月から11月)
- キビナゴ
- サワラ
- カンパチ
- アサヒガニ
冬(12月から2月)
- タルメ
- アラ
- イセエビ
- グレ
- この記事に関するお問い合わせ先
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農林水産課水産係
電話番号0997-22-1111(内線243)
ファックス番号0997-24-3115