旧上妻家住宅主屋、旧上妻家住宅門

主屋 

 旧上妻家住宅は種子島の北寄り、西之表麓の南西に位置する住宅である。見通しのよ

い小高い丘の上に建つ。主屋は南北二列に室を並べ、南列を接客用座敷、北列を居室と

する。北列東室はもと土間とみられる。内部造作もトコ構えを板壁とするなど、地域の特徴

をよく示している。

 敷地の南辺に開く腕木門である。主柱の前後に控柱を出す。軒は、一軒疎垂木で、桟瓦

を葺く。冠木中央に左右笈型付の束を立てる。全体に簡素ながらも、腕木の実肘木などに

繰型を施すなど、細部に装飾を持つ。敷地のソテツなどと相まって、南国の武家屋敷の構

えを示す。

旧上妻家住宅の保存と活用のルールを定めた、「旧上妻家住宅保存活用計画」を策定しました。

旧上妻家住宅保存活用計画(PDFファイル:10.4MB)

 

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