1.種子島銃(ポルトガル初伝銃)
・種別
有形文化財(工芸品)
・指定年月日
昭和30年1月14日
・所在
種子島開発総合センター鉄砲館
天文12年(1543)8月25日、種子島の南端門倉岬に明国船が漂着、この船にはポルトガル人が乗っており、我が国初めての西欧人との出会いであった。
時の島主第14代種子島時堯は、ポルトガル人が携える鉄砲を見て、優れた兵器と考え、この鉄砲を求めて家宝とした。その後、一挺は紀州の津田監物へ贈るが、後焼失。残る一挺も明治10年の西南の役の際、鹿児島の種子島屋敷において焼失した。
指定の銃は、その後幸い西村家に秘伝されていたポルトガル伝来銃が種子島家に献上され、保存されてきたものである。
銃は銃身がポルトガル伝来のものであり、銃床部分は後に製作され装着されたものである。
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