令和5年10月定例教育委員会
会議録
日時 令和5年10月2日(月曜日) 午後3時00分
場所 西之表市役所403会議室
出席者
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議決事項:0件
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審議の状況 |
採決の次第 |
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会議要旨
・令和5年9月定例教育委員会会議録の承認
~委員からの意見等はなく、承認を得る~
・委員及び教育長の報告
~特になし~
・議事
(教育長)
それでは議事に入ります。5報告第29号、令和5年第3回西之表市議会定例会について説明をお願いします。
(総務課長)
5報告第29号、令和5年第3回西之表市議会定例会についてご報告いたします。9月1日から9月27日まで、会期を27日間で開催されましたので、その概要について報告いたします。
まず、令和5年度西之表市一般会計補正予算第3号について、各課より今回の補正の概要を説明します。お手元に配付している予算書詳細説明書に沿って説明いたします。
予算書詳細説明書22ページをお開きください。「9款、教育費」「1項、教育総務費」「1目、学校管理費」は62万6千円増額していますが、その主な要因は、各学校に配当しております学校配当予算のうち、その1つ段下にあります「2目、教育振興費」のうちの「10節、需用費」及び「17節、備品購入費」からこの「1目、学校管理費」の「10節、需用費」「15節、原材料費」「17節、備品購入費」へ各学校からの執行予定にあわせ52万6千円を組替えしたこと、また「11節、役務費」の手数料を調律するピアノの台数が増えたことにより10万円増額したことによるものです。
その下、同款、同項、「2目、教育振興費」を71万8千円減額していますが、その主な要因は、先ほどの説明のとおり学校配当予算の一部を「1目、学校管理費」へ52万6千円組替えたことと、今年度より実施した入学祝い金支給事務において支給額の確定により「7節、報償費」を減額したこと、及び「19節、扶助費」の就学援助対象者が増加したことにより増額したことによるものです。対象者の増加の要因については、主に1年生から6年生全体において単純に対象者の増加に加え、次年度入学予定者が増えることを予定し、その変動分を見込んだものとなります。
その下、同款、「3項、中学校費」「2目、教育振興費」は42万3千円増額していますが、その主な要因は、入学祝い金支給事務において支給額の確定により「7節、報償費」を減額したこと、及び「19節、扶助費」の就学援助対象者が増加したことによる増額と相殺したことによるものです。
以上で総務課及び学校教育課に係る説明を終わります。
(社会教育課長)
社会教育課の補正はありません。
(教育長)
ただいまの説明について何かご質問等はございませんか。
~委員から質問はなし~
(教育長)
それでは、一般質問について説明をお願いします。
(総務課長)
9月5日(火曜日)から7日(木曜日)の3日間の日程で一般質問が行われました。その主な内容については、資料に記載しているとおりとなっています。なお、教育委員会に関する質問のみを抜粋して記載しております。一般質問の内容等について何かお気づきの点などがありましたらお願いいたします。
(下田委員)
給食センターの物流関係について質問がありますが、当市において、今後の検討課題などがありましたら教えてください。
(総務課長)
質問の中に「給食センターにおいては、物流がストップしてから何日程度、学校給食の提供は可能なのか。」という質問がありました。現在、給食センターについては、1週間分の献立ごとに物資を搬入しておりますので、1日およそ1,300食の5日分は提供できるという状況です。それ以外の問題としましては、物流がストップしてそれが長引くようであればどうするのかということは、ある程度想定しながら対応していく必要があります。また、物流が止まるだけではなく、給食センターの調理機器も古くなってきて、順次更新してはおりますが、突発的に給食が提供できないといった場合のために、そのまま食べられる「救給カレー」というものを1,300食分準備しておりますので、1日分については、それで対応が可能となっています。それ以上に長引く場合には弁当にするのか、パンと牛乳だけにするのか、そういった部分はセンター内でも今後議論していく必要があると考えております。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
(平川委員)
「感性を育む青少年の時期に、生の音楽や舞台等に親子で触れる機会を絶やさないためにも、子どもの文化・芸術環境の充実が重要と考えるが、子ども芸術祭典など文化・芸術に触れることができる事業を年に数回実施できないか。また、そのような事業や催しがある場合における市民への広報や周知についても充実してほしいと考えるが、どうか。」という質問に対しては、どのように回答されたのか教えてください。
(社会教育課長)
この質問対しては「令和4年度は、人形劇団クラルテによる人形劇や須川展也サクソフォンリサイタル、吉俣良コンサート、みやまコンセール所属の音楽家によるサテライトコンサートの4つの公演を行いました。今年度は、5月に劇団風の子九州を招き、鹿児島県子ども芸術祭典を市民体育館で開催し、93名の親子の方々にご鑑賞いただきました。今後も、本市単独での演奏会の企画はもちろんのこと、国・県・各種団体等が実施する様々な芸術鑑賞事業も活用し、子どもたちに生の芸術文化に触れる機会を増やしていきたいと思います。また、行事の周知につきましては、市のHPやSNS、防災行政無線、ポスター掲示や、全幼児や児童生徒へのチラシの配布等多様な方法で、広報活動の充実に努めてまいりたいと思います。」と回答しました。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
(下田委員)
「特に街中の市民体育館、市民駐車場に違法駐車、長時間駐車が多発している。どう対応するか。」という質問に対しては、どのように回答されたのか教えてください。
(社会教育課長)
この質問対しては「今年3月、防衛省に対して、市民体育館の駐車場に工事関係と思われる車が駐車されており、今後、島内で工事関係者の増加が予想され、体育館利用者への支障が生じる恐れがあるので、業者に、市民体育館駐車場に車をとめないよう指導をお願いしたところです。防衛省からは、工事の受注者に対して指導するという旨の回答をいただきましたが、今後も引き続き防衛省に対して、工事関係者への徹底した指導と現状の確認を要望してまいりたいと思います。」と回答しました。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
~他に委員から質問はなし~
(教育長)
令和4年度西之表市一般会計歳入歳出決算認定について説明をお願いします。
(総務課長)
令和4年度西之表市一般会計歳入歳出決算認定について、9月21日に審査を受けました。その中で質問をいただいた内容を資料に記載しておりますので、何かお気づきの点などがありましたらお願いいたします。
(下田委員)
奨学資金の返還猶予の内容と、返還が滞っている事例があれば教えてください。
(総務課長)
返還猶予につきましては、西之表市に帰ってきて、市内に居住して、市内に就職した方については、奨学資金の返還を5年間猶予するというものです。そして5年間の猶予期間経過後に、猶予した5年間とその後の返済分につきましても全て免除となります。ただし、猶予期間が5年を待たずに転出した場合については、猶予した期間も遡って返還していただくことになります。
(教育長)
猶予の要件を満たさずに返還していないという方はどのような状況でしょうか。
(庶務係長)
現在の滞納件数につきましては、およそ30件あります。そのうち、約15件については、定期的に定額を返還していただいております。
(教育長)
連絡先も所在も分からずに、教育委員会として手を施せないというケースはありますか。
(総務課長)
保証人を立ててもらっていますので、連絡先が分からなくなった場合は、保証人に連絡をさせていただいています。ただし、DV等の関係で所在が判明しないという特殊なケースもあります。また、夜間徴収についても年に数回行なっています。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
(下田委員)
「SSWは2人で十分なのか。」という質問に対しては、どのように回答されたのか教えてください。また、「面談はこれまで何回あったか。」という質問がありますが、この「面談」というのは何を指すのでしょうか。
(指導係長)
SSWの質問対しては「令和3年度と比較すると、1日に動ける時間も、年間で活動できる日数も増やした。」と回答しました。現在のところは2人で11校を回っていただいているので、学校の状況に応じて考えていく必要もあるということをお伝えしています。
(管理係長)
「面談」についてですが、その前の質問の「教員の処遇改善やメンタルヘルスケアについてはどうなっているか。」の引き続きの質問となっています。後半部分の「メンタルヘルスケアについて」というところで、「本市では、ストレスチェックを年2回行っており、必要に応じて面談も行っています。」と答弁したところ、「面談はこれまで何回あったか。」との質問でしたので、「昨年度1回ありました。」と回答しました。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
(平川委員)
「教育支援センターに通いたくなる魅力等はあるのか。」という質問に対しては、どのように回答されたのか教えてください。
(指導係長)
この質問対しては「これまでは、教育支援センターでは、学校の課題等を持ってきて行うことが多かったが、教育委員会に届け出て、近くの公園や浜辺を利用して体験活動を行なったりしているので、こういった活動も魅力の一つであると考えています。」と回答しました。
(教育長)
タブレットを使った活動もあるんですよね。
(指導係長)
1学期のうちに、市のフリーワイファイの利用を何度も挑戦したのですが、どうしても15分ほどで接続が切れてしまいましたので、県に対し、常に接続できる状態にはできないのか確認したところ、市のフリーワイファイを常時使うためには、その都度市からのメールを受信しなければならず、そのためには子どもたちのタブレットの権限をその都度解放しなければならないとのことでした。それを1時間ごとにセキュリティを解除するということについては、対応は不可能であるそうです。そこで、今回のところはオフラインのドリルを入れたので、そういったところで活用を図っていこうかと考えています。
(教育長)
現在は中学生が利用しているわけですが、本来であればその生徒が受けるであろう授業の様子を、教育支援センターでタブレットを通して見ることはできないのですか。
(指導係長)
現在の教育支援センターの環境では難しいです。どうしても市のフリーWi-Fiを利用しなければならないので、それをその都度受信するためのメールの送受信が子どもたちのタブレットではできない設定になっています。
(総務課長)
ネットワーク環境が学校の環境で異なるので、県が中心になった限られた環境の中で動いている状況になります。従いまして、小学校と中学校合わせて11校でネットワークを構成していますが、教育支援センターも一つの学校であるという位置づけで構成をしないと、県のネットワークの環境に入れないのではないかと思われます。
他のやり方としては、Zoomなどを利用するなど、インターネットに接続できる環境さえあればできることをまずは探っていく必要があるのかなと思います。
(教育長)
何かできることをぜひ探っていただきたいと思います。
他にご質問等はございませんか。
~他に委員から質問はなし~
・委員から出された動議討論等
(小倉委員)
鹿児島国体についてですが、鹿児島市内の高校生などは見に行けると思うのですが、種子島の高校生が見に行けるような支援や取り組みなどはないのでしょうか。
(社会教育課長)
支援や取り組みなどは考えておりません。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
~他に委員から質問はなし~
・行事実施状況
(各課長等)
~9月の行事実施状況を各課長等より説明~
(教育長)
ただいま説明がありましたが、ご質問等はございませんか。
~委員からの質問等はなし~
・行事予定
(各課長等)
~10月、11月の行事予定を各課長等より説明~
(教育長)
学校教育課の就学時健康診断についてですが、来年度の小学校1年生は何人の予定でしょうか。
(管理係長)
来年度は124名が入学予定です。入学児童のいない小学校はありませんが、伊関小学校と安納小学校が各1名の予定です。
(榎本委員)
就学に係る教育相談についてですが、未就学児だけかと思っていたのですが、保護者の方から、中学校に上がって中学校の授業になかなか付いていけないという方も増えてきているのかなと感じていますので、未就学児、小学生、中学生がそれぞれ何人いるのか教えてください。
(指導係長)
現在のところ53名の教育相談が予定されています。幼稚園・保育園・子ども園が13名、小学校が29名、中学校が11名です。
(榎本委員)
1日ですよね。先生は2人ですか。
(指導係長)
鹿児島大学名教授の大坪先生と、中種子特別支援学校から4名の先生方に来ていただいて、1日で5つの会場で実施しています。
(教育長)
幼稚園、保育園、子ども園等から新一年生になる場合に、特別支援学級の対象となるかどうかの判断が一番の課題でありまして、まず事前に相談機関に全く相談を受けていない子どもたちがおり、幼稚園や保育園での見立てで少し気になる子どもがいても、そこから保護者への相談や依頼がなかなかできていない部分があるため、そういった子どもたちの判断が正しくできないことから、特別支援学級の対象となりそうな子どもがいても保護者の理解が得られずに、通常学級に一年間だけ経過観察という形で入ることもあるのですが、学校も保護者もそれ以降は通常学級に入ったきりと思っているので、一年過ぎた後にその子どもが通常学級がいいのか、それとも特別支援学級の対象となるのかという議論が十分なされていないことが見受けられましたので、ここ一年ほどそういった部分に力を入れて取り組んでいるところです。
また、小学校から中学校に上がる段階においても、通常学級では難しい子どもが通常学級に入るケースもあるのですが、やはりなかなか定着できないので、中学校から新たに特別支援学級に入るという子どももいます。それは学校からの校内の相談から上がってくることもあります。また、逆に、小学校まで特別支援学級であったり、通級指導教室で特定の教科だけ習いに来るということで十分な成果が出てきたので、中学校からは通常学級に入るというケースもあります。これは、必ず市の就学支援委員会を通るということになっているので問題はないのですが、小学校に新一年生として入る時が特に課題が多いのかなと感じています。
(小倉委員)
特別支援学級に入るかどうかの判断についてですが、新1年生になるときには、就学時健康診断の時に判断するのではないのですか。
(管理係長)
就学時健康診断では、特別支援学級の先生方が簡単なテスト等をしますが、専門ではありませんので、実際に専門の先生が判断されるのが就学支援委員会ということになります。就学時健康診断では、視力検査、聴力検査などがメインになっています。
(小倉委員)
保護者の立場としては、就学時健康診断で判断されると思われている方が多いのではないかというイメージがあったのですが、ここで決定するのではなくて、別に判断する機会があるということなのですね。
(管理係長)
就学時健康診断で気になった子に関しては、各学校、幼稚園に上げています。
(教育長)
補足ですが、気になる子どもの情報は、幼稚園や保育所から教育委員会ももらいます。その情報をもとに、教育委員会の担当者が実際に幼稚園などに確認に行きます。その後で資料を整えて市の就学支援委員会で判断いたします。
他にご質問等はございませんか。
(小倉委員)
第61回市民体育祭についてですが、荒天でこの日にできなかった場合は中止になるのですか。
(社会教育課長)
中止になります。
(下田委員)
学校教育課に質問です。一点めは研究公開についてです。「公開」という言葉を使っている以上、できれば、せめて授業だけでも地域の方々や学校の授業などに興味のある方などに公開して、先生方が学校で頑張っている様子を見せていただきたいと思います。PTAの方々がいろいろ協力しておられますが、それに加えて地域の方々に授業の様子を見ていただければいいのではないかと考えています。そういった形で少し門戸を開いていただくと、興味のある方が参加しやすい面もあると思うのですが、教育事務所や学校関係の職員だけとなってしまうと、少し敷居が高くなってしまうのかなという懸念がありますので、もし可能であれば、授業の時間帯などを学校のホームページなどでもお知らせしていただければ非常に参加しやすいと思いますので、今後の検討課題ということにしていただければと思います。
もう一点は、11月の県民週間についてです。教育委員も参加することになっているようですが、教育委員がどういう形で参加する予定なのか、事務局として現在のところどういう考えでいらっしゃるのか教えてください。
(学校教育課長)
研究授業の公開につきましては、学校が一生懸命取り組んでいる様子を、学校の先生たちだけではなくて一般の方々にも公開するということで、学校だよりや学校のホームページなどでも周知しながら学校の取り組みを理解していただける機会になりますので、授業などを公開するというのも一つの方法なのかなと思います。
県民週間につきましては、現段階ではまだ決定ではありませんが、昨年度も教育委員の皆様で分担して参加していただいたり、フリーで参加していただいたと思うのですが、現在のところは学校で行事が組まれていたりしますので、いったんそこで委員の方にも回っていただこうかなと考えています。そのうえで、委員の皆様からのご要望などがございましたら、そういった部分にも対応していきたいと考えています。
(下田委員)
学校側の考えなどもあるでしょうから、どうしてもということではありませんが、「公開」と銘打っている以上は、授業の部分だけでもオープンにしていただいて、地域の方々や関心のある方々に見ていただくというのも良い方法なのではないかと思います。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
(平川委員)
相撲で全国大会に行っている子がおり、3位になったということです。昨日も県の中学校総体の高跳び競技で優勝したということもあり、そういったケースがいくつか出てきているのですが、先日、体育功労者賞の選考に関わった時に、団体から上がってこないと対象とならない仕組みだったと思うのですが、個人で全国大会で3位になった場合などは表彰はどうなるのかなと思ったところでした。
(社会教育課長)
今年度については、市民体育祭の中で表彰するということで、先週表彰者を決定したところですが、その後全国で活躍した人をどうするかということですが、これについてはなかなか難しいのではないかと思います。もし追加で表彰者を決定するとなると、スポーツ協会役員に再度集まっていただいて協議していただくということになると思うのですが、そうするとかなり表彰者の数が増えると思います。表彰規程はあるのですが、追加で表彰者を決定するのは非常に難しいのかなと思います。ただ、そういった方を表彰する機会が他にありませんので、そこは今後の課題として検討していきます。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
(小倉委員)
11月26日の種子島相撲大会についてですが、先日の熊毛郡大会の時は参加者がいなかったようですが、今回は参加者はいらっしゃるのでしょうか。
(社会教育課長)
これは市町対抗になりますので、参加者は出てくると思われます。
(小倉委員)
もう一点だけお願いします。郷土芸能のチラシが配布されていますが、できればカラー刷りの方が見やすい気がします。せっかくのインパクトが少しもったいないなと感じました。
(開発総合センター所長)
以前はカラーだったのですが、現在は白黒で作成して全戸配布しています。
(教育長)
他にご質問等はございませんか。
~他に委員から質問はなし~
・当面する教育行政の諸課題について
~特になし~
・その他
~特になし~
(教育長)
それではこれをもちまして議事を終了いたします。
(総務課長)
以上をもちまして令和5年10月の定例教育委員会を終了いたします。ありがとうございました。
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