令和4年12月定例教育委員会

会議録

日時  令和4年12月7日(水曜日) 午後2時30分

場所  西之表市役所403会議室

 

出席者

委員出席者

教育長 佐藤秀正
委員 平川浩
委員 榎本裕美子
委員 下田眞澄
委員 小倉愛子

事務局出席者

総務課長 吉田孝一
学校教育課長 山崎省一
社会教育課長 古市善哉
文化財係長 沖田純一郎
管理係長 追立直也
指導係長 津曲威彦
庶務係長 中野佳一郎

 

議決事項:1件

議決事項一覧

議案番号

件名

提案理由

審議の状況

採決の次第

4議題第3号

西之表市適応指導教室の設置及び運営に関する要綱の一部を改正する要綱の制定について

「不登校への対応の在り方について」の文部科学省の通知において、より適切な呼び方を望む声があったことを受け、本市においても「適応指導教室」から「教育支援センター」という名称へ変更するものである。

特記事項なし

承認

会議要旨

・委員及び教育長の報告

  なし

・議事

(教育長)

それでは議事に入ります。4報告第23号令和4年度西之表市一般会計補正予算(第7号)に係る意見について説明をお願いします。

 

(総務課長)

  教育長に対する事務委任規則に基づきまして、臨時代理した令和4年度西之表市一般会計補正予算(第7号)について、市長より2ページの資料のとおり諮問があり、3ページのとおり特に問題がない旨を答申したことを報告いたします。

補正予算の内容については総務課から説明いたします。まず、現和小学校浄化槽取替工事に係る実施設計業務が完了しましたので、543千円減額しています。二つめに、各学校の樹木剪定に伴う重機借上料として569千円増額しています。緊急性のあるものは予備費からの充用や、9月補正にて対応しましたが、それ以外の高木等の処理に関連する費用となります。三つめに、現和小学校浄化槽取替工事に変更があり、10,550千円増額しています。この工事につきましては、6,000千円の予算を計上しておりましたが、配管設置において、最短ルートで計画していたところ、ルート上に埋設物や構造物があり、新たに迂回して設置する必要が出てきたことと、資材の高騰分、及び既設の浄化槽が想定以上に大きかったことから、解体撤去費用が増大したことによるものです。四つめは、スクールバス燃料費に2,114千円増額しています。燃料費の高騰と、コロナが落ち着いてきたこともあり、校外授業が少しずつ増えてきてバス利用が増加してきたことによるものです。五つめは、スクールバスの窓ガラス修繕が必要となったため440千円の増額をしております。総務課は以上です。

 

(学校教育課長)

  まず一つめは、しおさい留学生の途中終了により、1,240千円を減額しました。本年度留学生は、当初34人でスタートしましたが、3人の留学生が7月まで、1人の留学生が8月までで留学を終えたことによるものです。この4人の子どもたちが留学を終えた理由は様々ですが、家庭の事情によるところもあります。二つめは、種子島地区進路指導研究協議会事業中止による皆減で46千円減額しています。この組織につきましては、組織自体はあるのですが、活動はしていないということで予算を皆減したものです。三つめは、種子島地区英語暗唱大会中止により1万円を皆減しております。四つめは、小学校の遊具修繕に係る増ということで、修繕料として490千円増額しています。古田小や下西小のブランコ、サッカーゴールの修繕、補強等を行うものです。以上です。

 

(社会教育課長)

  燃料費高騰による光熱水費の増ということで、市立図書館、市民会館、勤労青少年ホーム、市民体育館の光熱水費を増額しています。次に、音響照明技術委託料ですが、市民会館におけるイベントや会議などが平常に戻りつつありますので、予算に不足を生じることから595千円を増額するものです。次に、10月9日に市民体育祭を予定していましたが、中止となりましたので366千円を皆減しております。以上です。

 

(開発総合センター所長)

  燃料費高騰による開発総合センターの光熱水費、電気料の増ということで890千円増額しています。過去5年間の中でも、電気料が非常に高騰しており、単純に昨年度と比較して、月5~6万円増額していますので不足が見込まれるということで増額しております。以上です。

 

(教育長)

何かご質問等はございませんか。

 

  ~委員からの質問等はなし~

 

(教育長)

  続いて、4議題第3号西之表市適応指導教室の設置及び運営に関する要綱の一部を改正する要綱の制定について説明をお願いします。

 

(学校教育課長)

  西之表市適応指導教室の設置及び運営に関する要綱の一部を改正する要綱の制定について、教育委員会の議決を求めるものです。提案理由としましては、「不登校への対応の在り方について」の文部科学省の通知において、より適切な呼び方を望む声があったことを受け、本市においても「適応指導教室」から「教育支援センター」という名称へ変更するものです。いわゆる「適応指導教室」については、その役割や機能に照らし、より適切な呼び方を望む声があったことから、国として標準的な呼称を用いる場合は、不登校児童生徒に対する「教育支援センター」という名称を適宜併用することとしたものです。なお、地域においては既に様々な親しみやすい名称を付している実態があり、そうした工夫は今後もあってよいこととされております。こうした通知文の内容を受けて、「適応指導教室」とある部分を「教育支援センター」に改めるものです。以上です。

 

(教育長)

  今説明のあったとおり、名称のみを変更するということで、内容には変更はありません。何かご質問等はございませんか。

 

  ~委員からの質問等はなし~

 

(教育長)

  続きまして、4報告第24号「国上湊川のマングローブ林」の国文化財指定について説明をお願いします。

 

(開発総合センター所長)

  令和4年6月17日に、国の文化審議会が審議・議決し文部科学大臣に追加指定するよう答申した、本市国上湊川のマングローブ林について、令和4年11月10日、官報に告示され、本市初の国の文化財(天然記念物)に指定されたことを報告します。資料に官報の写しを掲載していますのでご覧ください。詳細の内容につきましては7月の定例教育員会において説明させていただいたとおりです。

  本市の指定文化財の数ですが、湊川マングローブ林自体がもともと市の指定文化財となっており、今回、市の指定文化財が国に格上げということで、全体の文化財の件数73件は変わりません。国の文化財が一つ増えたということでございます。今後、保存活用計画の策定を検討しながら、その保存活用に努めていきたいと思っています。以上です。

 

(教育長)

本市では初の国指定の文化財ということで、大変喜ばしいことです。何かご質問等はございませんか。

 

  ~委員からの質問等はなし~

 

(教育長)

続きまして、4報告第25号馬毛島文化財調査に係る記者公表について説明をお願いします。

 

(開発総合センター所長)

  令和4年10月・11月に実施した馬毛島文化財調査について、11月24日、別紙のとおり記者公表を行いましたので報告します。資料には、社会教育課文化財係と、企画課歴史文化活用係とありますが、これは、文化財調査と兼ねて企画課の市史編纂事業の調査も行ったということで、連名で記載しているものです。調査日は令和4年10月11日、11月21日、11月22日と、3日間行っております。目的は、馬毛島の文化財の現状を調査確認し、記録を行うものです。参加者は、10月11日が16名、11月21日が12名、11月22日が8名でした。参加者の中には教育委員会の職員以外にも、外部の先生方も含まれております。主な調査内容と結果については、一つめに、地質・地層等調査では、島内を踏査し、火山噴出物等の確認、記録を行いました。島内北部では、サンゴ石灰岩(津波石)の観察を行った。最も大きいものは周囲13.3m、縦幅6m×横幅2.3m×高さ2mでありました。二つめに、トーチカ・爆弾投下的調査では、現状を確認し、3Dレーザースキャナー機器による測量とフォトグラメトリ(3Dモデル)作成用の写真撮影を行いました。爆弾投下的については、大半が土に埋もれていましたが、当時のものと考えられる板状のコンクリートの一部が現存していることを確認しました。三つめに、漁撈小屋群跡調査では、洲之崎小屋、住吉小屋、池田小屋、能野小屋のドローン撮影、フォトグラメトリ(3Dモデル)作成用の写真撮影を行いました。また、各小屋の一部については、個別に計測等を行い、記録を行いました。その他、池田小屋側の石塔などもフォトグラメトリ(3Dモデル)作成用の写真撮影を行いました。四つめに、埋蔵文化財分布調査では、まず、石器の発見がありました。中央部付近の崖際から東側へ緩やかに傾斜する場所で、数点の石器を発見、採集しました。その他にも、焼土跡や焼けた礫も確認できました。発見した石器は周辺の火山灰の状況から33,000年から30,000年前のものと考えられます。石器を発見した場所は、埋蔵文化財包蔵地の可能性が高いので、その旨を11月30日に鹿児島県教育委員会へ報告しております。

 南西部の砂丘で、骨片の様なものと楕円形の金属プレート1点を発見し、種子島警察署へ報告しております。以上です。

 

(教育長)

文化財調査については新聞等にも取り上げられておりましたが、委員の皆様から何かご質問等はございませんか。

 

  ~委員からの質問等はなし~

 

・動議討論等

 なし

 

・行事実施状況

(各課長等)

~11月の行事実施状況を各課長等より説明~

 

(教育長)

ただいま説明がありましたが、ご質問等はございませんか。

  ~委員からの質問等はなし~

 

・行事予定

(各課長等)

~12月、1月の行事予定を各課長等より説明~

 

(教育長)

ただいま説明がありましたが、ご質問等はございませんか。

 

(平川委員)

熊毛地区教育委員会連絡協議会の研修の場所は決定していますか。

 

(庶務係長)

まだ決定しておりません。決まり次第、委員の皆様に報告させていただきます。

 

(平川委員)

この週は教育委員が4日間拘束されることになりますが、日程的には大丈夫でしょうか。

 

(庶務係長)

ご都合が付かない方がいらっしゃいましたら、個別にご報告いただけましたら調整いたします。

 

(教育長)

  その他にご質問等はございませんか。

 

  ~他に委員からの質問等はなし~

・当面する教育行政の諸課題について

(平川委員)

  コロナの発生状況について教えてください。

 

(学校教育課長)

  昨日までの状況になりますが、児童生徒が3人陽性となっております。濃厚接触者が3人です。教職員については、陽性者が1人、濃厚接触者は0人となっております。

 

(教育長)

  その他にご質問等はございませんか。

 

  ~他に委員からの質問等はなし~

 

・その他

(教育長)

「令和5年西之表市二十歳のつどい」の開催について説明をお願いします。

 

(社会教育課長)

  期日につきましては、令和5年1月3日(火曜日)に行います。時間につきましては、短縮という方向で、昨年同様10時30分から11時15分を予定しております。場所は市民会館ホールで行います。対象者につきましては、平成14年4月2日から平成15年4月1日に生まれた方です。今回の対象者は166名でありまして、そのうち参加予定者は11月28日現在で129名、不参加の方が11名であります。来賓につきましては、昨年度は議長のみでありましたが、市民会館のホールにおいてもさまざまなイベント等が実施されている状況から、今年度につきましては、教育委員の皆様、地区公民館長の皆様に案内を出したところです。日程は資料に記載しているとおりでございます。また、感染症対策につきましては、マスクの着用や手指消毒などの基本的な感染症対策に加え、10日前にあたる12月24日から健康チェック表を記入していただいて、当日に提出していただくこととしております。併せて、混乱を防ぐために受付を校区ごとに分け、座席を指定いたします。保護者の入場については不可といたします。開催の可否の判断については、12月1日を基本といたします。12月1日以降に郡内で急激な感染拡大や、県の警戒基準のレベルが3以上になった場合の最終判断は12月23日までに行うこととしています。以上です。

 

(教育長)

ただいま説明がありましたが、ご質問等はございませんか。

 

  ~委員からの質問等はなし~

 

(教育長)

それではこれをもちまして議事を終了いたします。

 

(総務課長)

以上をもちまして令和4年12月の定例教育委員会を終了いたします。ありがとうございました。

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教育委員会総務課庶務係
電話番号0997-22-1111(内線 253)
ファックス番号0997-22-0295
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