平成4年3月定例教育委員会

日時　　令和4年3月4日（金曜日）　午後3時00分

場所　　西之表市役所　403会議室

出席者

議決事項：1件

・委員及び教育長の報告

　なし

・議事

（教育長）　

　議事に入ります。

　報告第20号をお願いします。

（総務課長）

　資料の1ページをご覧ください。

　報告第20号令和3年度西之表市一般会計補正予算（第10号）に係る意見についてです。

　西之表市教育委員会教育長に対する事務委任規則第3条第1項の規定により、臨時代理したものであります。市長より令和3年度西之表市一般会計補正予算について、次のページのとおり諮問がございましたので、3ページのとおり特に問題はないということでの答申ということで回答をしているところです。

　補正の中身について、別冊に基づいて所管より説明をさせていただきます。

　まず総務課と学校教育課について、4目外国青年招致費3,057,000円の減額をしています。

　これについては、1節の報酬でありましてALT2名の更新を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染対策をとって、外国からの入国が困難となったことにより1名が来島できなくなっています。その2,784,000円の減がその主なものとなっています。

　次に6目、学校給食センター運営費719,000円の増額をしています。これは、燃料費の654,000円の増をしていますが、燃料単価の高騰によって3月までの使用の見込みに合わせ増額をしたものです。

　次に小学校費、学校管理費の5,192,000円の減額につきましては、光熱水費の5,000,000円が主なもので、小中学校の空調設備が、本年度で全ての学校で設置がなされたところです。

　今年度から各教室において使用が見込まれることを想定して増額しておりましたが、予想よりも少ない形での使用となったため、5,000,000円の減額となったものです。

（社会教育課長）

　4項社会教育費からです。今回の補正は、全体を通して事業実施の実績に伴う執行残となっています。また新型コロナウイルス感染症の影響により事業が実施できなかった不用額も含んでいます。

　社会教育総務費については、新型コロナウイルス感染拡大防止のため各種委員会会合等が書面開催やオンライン開催などで対応したことで報酬から負担金補助及び交付金までの合計256,000円と社会教育振興費の旅費49,000円を減額するものです。

　2目の需用費から使用料及び賃借料合わせて153,000円の減額については、ふるさとまなび～隊の開催事業に係る補正でありまして、これも新型コロナウイルス感染拡大防止のため夏休み中に実施予定であった宿泊体験学習が実施できなかったことにより減額しています。3目の公民館費も新型コロナウイルス感染拡大防止ということですが、市民講座など年間の実施回数を縮小したことにより報償費と旅費239,000円を減額するものです。

　4目の図書館費は、新規事業として移動図書館車の更新事業8,170,000円を計上しています。

　財源については、永寶という株式会社からの企業版ふるさと納税によるものです。現在の移動図書館車は、平成23年度に導入しています。10年を過ぎたところで最近修繕等も多くなってきているところです。本の積載量で言えば、現在2,000冊程度ですが、今回は軽トラック仕様ということで500冊程度となるところです。少なくはなるが、巡回する場所等によって中身を入替するなど対応することでいろいろなイベント、児童館であったり、各地域のサロンであったり、幼稚園、保育園の読み聞かせなどに出向いて行きやすくなるということで、十分に利活用ができるものと思っているところです。別添にありますとおり、軽トラックの後ろの部分を改造しています。

　7目は勤労青少年ホーム人件費の実績額による減額です。

　8目の文化費は新型コロナウイルス感染拡大防止ということで、予定していた自主文化公演事業2本のうち、1本が出来なかったことから555,000円を減額するものです。

　9目の青少年指導事業費について、少年補導センター連絡協議会等が書面決議になったことで176,000円を減額するものです。

　次に生涯スポーツ係について、3目の社会体育費もコロナの関係でスポーツ推進委員の研修会やマスゲームの講習会などが実施できなかったことにより295,000円を減額するものです。5目の体育施設管理費は人件費の実績に伴う減額です。また水道敷設工事として2,000,000円計上していますが、市営グラウンド内の漏水が本年1月になって発覚しました。

　漏水箇所が特定できなかったことから現在応急措置で対応しているところです。引き続き本工事を行うための経費として計上しているところです。

（開発総合センター所長）

　開発総合センター管理費で、515,000円の減額です。開発総合センター運営委員会委員報酬に係る分で、事業実績に基づき減額しています。報償費も事業実績に基づき、21,000円減額しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で標本名付け会等の各種イベントが中止になったことによるものです。印刷製本費は、新型コロナの影響に伴い、入館パンフレットの減冊に係る減額分です。光熱水費は実績に基づき減額しています。

　10目の文化財保護費は、122,000円の減額です。謝金、旅費、需用費はいけばな展の開催事業に係る分で実績に基づき減額しているものです。

（教育長）　

　報告第21号をお願いします。

（総務課長）

　報告第21号であります。令和4年度西之表市一般会計当初予算案に係る意見についてということで、5ページに市長より諮問がございました。中身の審査の結果、6ページにございますが、異論がないということで答申をしています。

　当初予算について説明をさせていただきますが、令和3年度と比較して金額が変動しているものについて、説明をします。

　事務局費ですが、主なものは負担金補助及び交付金の「種子島しおさい留学」里親等支援で令和3年度留学生を28人から令和4年度は6人増の34人を見込んでいることから3,050,000円増額しています。

　貸付金では、奨学資金の継続貸与者分の見込みに合わせて昨年度より960,000円増額したところです。

　次に教育振興費の主なものは、令和4年度よりICT支援員を新規に導入することとしており、1節の報酬から4節の共済費及び8節の旅費について新たに計上したことにより増額となっています。13節は使用料及び賃借料で教育用コンピューター使用料が1,279,000円の増額となったこと、また工事請負費に5,715,000円増額したことが主な要因です。

　また工事請負費は小中学校ネットワーク通信設備工事となっておりますが、整備の内容については文科省が示している範囲にとどまっていることから職員室や校長室にも同様の環境ができるよう地方創生臨時交付金を活用して、環境をさらに整備するものです。

　6目学校給食センター運営費でその主なものは、需用費で原油価格高騰の影響や空調設備等その使用見込みに合わせ光熱水費を増額したことが要因です。

　公有財産購入費は給食センターにある回転窯6基と附属設備購入のために18,945,000円を計上しています。備品購入においては、軽トラやシャトルコンテナ等庁用備品購入として計上しています。

　小学校費の学校管理費は、90,566,000円の減額となっています。需用費の光熱水費ですが、令和3年度に4校の空調設備が整ったことによる電気料の利用見込み、修繕料では榕城小、国上小、現和小のプールの塗装修繕によって4,789,000円の増額をしております。

　委託料では、安納小学校渡り廊下改修工事実施設計費を含め、1,282,000円増額しています。

　工事請負費においては、小学校空調設備工事の分が大きく減額となった要因です。

　中学校費の学校管理費においては、8,997,000円増額しております。その主なものは、工事請負費のブロック塀改修工事で新たに9,000,000円計上したことによるものです。

（社会教育課長）

　1目社会教育総務費は全部で10の事業からなっています。前年比4パーセント増の31,628,000円を計上しています。その主な要因としては、18節負担金補助及び交付金の欄中、PCR検査450,000円を計上しております。現状の新型ウイルス感染症が先行き不透明な状況下であることから令和5年1月3日実施予定の二十歳のつどいを安心安全に行われるよう対応しようとするものです。補助金の額としては、令和4年の成人式と同様に1人15,000円を上限にしております。まちづくり公社8,487,000円は2,680,000円の増額となっています。

　業務内容については、社会教育施設の環境整備ということで市民会館清掃、市民会館土日・夜間の管理業務、城ノ浜海岸公園、勤労青少年ホームその分の美化作業、移動図書館車の運行、文化施設の美化作業となっています。

　17節備品購入について、前年比100,000円の増額をしています。新しい生活様式に基づくオンライン会議等の需要が増えてきている。という現状なのでその設備を充実させようとするものです。

　2目の社会教育振興費については、4つの事業からなっていて、前年比として予算額、事業内容共に変更点はありません。うちふるさとまなび～隊事業については、令和3年度同様年間8回の実施を予定していますが、新型コロナウイルス感染症対策として1活動当たりの参加者数を減らしたり、屋外での活動にするなどして、対応することとしています。

　公民館費については、前年比として予算額、事業内容共に変更点はありません。

　図書館費は3つの事業からなっており、昨年度をやや上回り20,805,000円を計上しています。中でも拡充させた事業といたしましては、現在3ヶ月健診時に絵本を配布するブックスタート事業を実施しています。令和4年度からは幼児期からの読書活動をさらに推進する観点からフォローアップ事業として3歳児にも絵本を配布するためのものです。ブックスタート事業とセカンドブック事業その対応分として図書代200,000円を計上しています。同じく消耗品費として、市立図書館の蔵書の充実を図る観点から前年比500,000円増の2,000,000円を計上しています。

　6目市民会館管理費は3つの事業からなっています。14,754,000円を計上しています。減額の主な要因としましては、令和3年度に実施した絞り緞帳の改修事業が終了したことによるものです。その他令和4年度については、市民会館の舞台照明に係るライト等の費用代として消耗品費、受変電設備等の修繕費を計上しています。

　7目の青少年ホームについて、2つの事業からなっています。6,720,000円を予算計上しています。増額の主な要因は、修繕料で勤労青少年ホームの1階交流室と2階の和室のエアコン等の設備修繕を行うとするものです。備品購入費については、長机などを購入する予定にしています。

　8目文化費は3つの事業からなっており、1,079,000円を計上しています。増額の主な要因といたしましては、委託料の自主文化公演他に民間による2つの芸術文化公演を開催することとしておりまして、その関係経費を予算計上しています。

　9目の青少年指導事業費は昨年とほぼ同額の2,707,000円を計上しています。

　5項3目社会体育費で12の事業からなっています。10,745,000円を計上しています。

　主な要因として、負担金補助及び交付金中、まちづくり公社で事業内容としては社会体育施設の環境整備、市民体育館をはじめ屋外競技場等の各施設の美化作業ということになっています。

　4目の市民体育祭費は同額です。

　5目の体育施設管理費は4つの事業からなっており、30,894,000円を計上しています。減額の主な要因としては、令和3年度に実施した新型コロナ臨時交付金を活用した事業ですが、市民体育館の空調整備事業が完了したものです。また施設の改修事業として委託料中、美浜グラウンドナイター照明施設改修するための実施設計費を計上しています。備品購入では、郡体が市営球場で行われるということでダイヤモンドカバー、市営プールのクリーナー、市民体育館の運動室の充実のためのインドアサイクル、幼児室にバランス運動ができる備品を揃えていきたいと考えています。

　6目生涯スポーツ推進事業費は前年度と変わっていません。

　7目県体熊毛地区大会費は1,684,000円計上していますが、この大会は分散して行われます。場所が持ち回りで変わっていきますので、増減が生じるということになっています。

（開発総合センター所長）

　128ページの5目開発総合センター管理費は、46,053,000円で減額の主な要因は、人事異動による人件費が主なものであり、予算自体は大きな増減はありません。役務費の増額の要因は、手数料182,000円が昨年度より101,000円増額しています。増額の内訳は、鉄砲館の新型コロナウイルス感染拡大防止対策として館内の抗菌抗ウイルス加工に伴うものです。

　10目の文化財保護費は11の事業から構成されております。予算額は25,246,000円です。

　増額の要因は、新規事業として文化財先進技術フォトグラメトリ導入事業2,971,000円と旧上妻家住宅公開整備事業6,042,000円などが要因です。7節の報償費は文化財や上妻家資料、旧上妻家住宅保存活用計画策定事業、フォトグラメトリ導入事業に係る専門調査謝金であり、減額の要因は文化財保存活用地域計画策定に係る専門調査が令和3年で終了ということでそれに関する専門調査員の減額となっています。12節の委託料は11,654,000円で、減額の要因は令和3年度で上妻家住宅保存活用計画策定支援業務が終了になったものです。

　説明欄の看板作成につきましては、ふるさと歴史散歩看板30基、指定文化財説明看板更新分と形之山化石の2基、新たにフォトグラメトリ導入事業としてフォトグラメトリを掲載した看板を3基作成する見込みです。シロアリ駆除は月窓亭の保存保護に係るものです。住宅管理は、月窓亭の指定管理料、測量は旧上妻家住宅保存活用計画策定に係る周辺の地形測量を予算化しています。17節備品購入費は、フォトグラメトリ導入事業として専用ソフトのライセンスを2ライセンス、専用のパソコン2台を導入しようとするものです。

　次に11目の文化財発掘費です。発掘費につきましては、県営農政事業西之表創生に係る埋蔵文化財発掘事業、市内遺跡発掘事業、埋蔵文化財調査室管理事業の3つの事業からなっています。予算額は、6,422,000円であり、昨年度より大きく減額になっております。その要因は、令和3年度に県営農政事業に係る上西地区の下之平遺跡の発掘調査が終了したことによるものです。12節委託料では市内遺跡発掘調査事業に係る調査地の地形測量、年代測定は下之平遺跡の出土遺物年代測定業務を依頼するものです。

（榎本委員）

　ICT支援員は外部からその都度いらっしゃるのか、それともここにいらっしゃる方が全学校を回るということですか。

（学校教育課長）

　今募集をしておりまして、会計年度任用職員でこちらに常駐していただいて、学校の困りごとの対応をしたり、研修などもしたりします。1人の予定です。

（下田委員）

　城ノ浜の修繕料は鉄塔があるあの建物のことですか。

（社会教育課長）

　そうです。勤労青少年ホームの下にあります。

　所有は県で管理は市がしているということで、県とも情報共有して、危ない部分もありますので、県のほうにも予算措置をお願いしています。

（平川委員）

　136ページの総合型地域スポーツクラブ支援というのは、ずっと100,000円できていると思うのですが、最近の活動というのはどんな感じですか。

（社会教育課長）

　令和3年度からソフトボールが増えました。幼児から幅広い世代で活動をしているようです。

（平川委員）

　クラブはいくつありますか。

（社会教育課長）

　7クラブです。

（教育長）

　議案第7号についてですが、委員の皆様にはご覧いただいたり、修正とご指摘をいただいたりしたところですが、総務課の方からお願いします。

（総務課長）

　7ページをご覧ください。議案第7号です。西之表市教育振興基本計画改定における承認についてですが、お手元に教育振興計画（案）をお届けしています。

　皆様のお手元に先にお届けをして、その後調整をかけまして、1月の末から2月25日までパブリックコメントを実施したところでございます。その結果、特にご指摘ご質問等はございませんでした。よってこの案の内容について、これを振興計画として進めてよろしいかどうか皆様のご審議をいただきたいと思います。

（教育長）

　それでは少し見ていただきまして、ご指摘いただいた所、気になっている所の確認をいただいて、そのあと承認の確認をさせていただきたいと思います。

（教育長）

　前回から各課でも、もみましてそのあと私も確認いたしました。

　気になるような所はございませんか。よろしいですか。

　本日教育委員会として、ご承認をいただいたということで次の行程に進めさせていただきたいと思います。

（総務課長）

　今後についてですが、本日ご承認いただいたということで計画の案の部分は削除ということになります。今回の計画については、再度製本をして皆様に改めてお送りしたいと思います。行政内の手続きといたしましては、今後教育委員会でこれが承認されたということを市長部局の経営会議でご報告をして令和4年度からスタートということになります。
 

・行事実施状況

（各課長）

　2月の行事実施状況を各課長等より説明

（教育長）

　特に学校教育課関係の行事で気になること等いいこと等何かありませんでしたか。

（学校教育課長）

　管理職研修会や養護教諭研修会で歯の治療率とか気になっているところです。治療、健全な歯を保つということで、学校また家庭と連携した取り組みをやっていかないといけないなというところがありました。来年度も研修会等を通じて働きかけていきたいと思います。私たちとしても動いていかなければいけないと感じたところがあります。
 

・行事予定

（各課長）

　3月、4月の行事予定について各課長より説明

・当面する教育行政の諸課題について

（指導係長）

　不登校、いじめ等の状況について説明

・その他

　卒業式についてについて