令和3年12月定例教育委員会
会議録
日時 令和3年12月9日(木曜日) 午前9時00分
場所 西之表市役所403会議室
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議決事項:0件
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会議要旨
・委員及び教育長の報告
学校経営説明会が、1日目が済んだところですが、校長の経営説明に対して、いろいろ質問をいただいてありがたいなと思います。聞いていれば、質問に対してピントが外れている回答があったりとか、厳しく言えば、校長として腹をくくった経営の姿勢が見えない。そういうところに委員の皆様方から厳しいご指摘、質問もあって、私としてはありがたいなと思っています。学校関係の者から見る学校経営の見方と保護者とか仕事とかそういう関係で見る学校経営の見方が違うと思いますので、遠慮なくご指導、ご助言をいただければと思います。また、明日もよろしくお願いします。
・議事
(教育長)
議事に入ります。
報告第17号をお願いします。
(総務課長)
資料の1ページをご覧ください。
報告第17号です。令和3年度西之表市一般会計補正予算(第7号)に係る意見についてでございます。
2ページに市長より今回の7号の補正について、諮問がございました。
3ページのとおり、このことについて意見はありませんということで答申をしたことを報告いたします。
それでは、今回の7号の補正予算について、総務課の主なものを説明します。
奨学資金貸付金についてですが、貸与者を12名予定しておりましたが、9名ということでほぼ確定をしたことにより1,080千円の減額をしております。各学校に配当しております予算については、それぞれ増減なしの形で学校管理費及び教育振興費の費目の中で調整がなされたところです。次に次年度親子留学入居予定に伴う住宅改修は、4,956千円増額をしております。これについては、伊関小学校教職員住宅が2棟空いておりますが、このうちの1棟を来年度の親子留学用として活用する事で整いましたので、それに係る必要な修繕をかけるものであります。次に給食センター消耗品費及び光熱水費決算見込みに伴う増額を914千円しております。これについては、給食センターで使う衛生消耗品及び光熱水費が最近上昇気味になっております。その関係で決算見込みに合わせて増額をしたものであります。中学校渡り廊下実施設計事業費確定による減額を713千円しております。中学校の渡り廊下が痛んでおりましたので、これを改修するために実施設計を本年度行ったところです。この設計が入札によって業者が決まりましたので、それに伴う減額となっています。次に中学校修学旅行キャンセル料金助成ということで、2,806千円増額しております。これは種子島中学校の修学旅行に関しての増額となります。新型コロナウイルスによって、修学旅行がキャンセル又は児童が感染したり、濃厚接触者となった場合にキャンセル料が発生いたしますので、その分を一人当たり26,000円上限に補助しようとするものです。今年度修学旅行の生徒対象者数全員ということで2,806千円。なおこれにつきましては、国の新型コロナウイルス感染症に伴います地方創生臨時交付金が100パーセント充てられるということになっております。また小学校はほぼ実施がなされております。無事できている状況がございます。なお中学校については、予定した月にコロナが発生いたしましたので、来年の2月を予定しております。スムーズに実施ができればなあと思っているところでございます。
(学校教育課長)
教育用コンピューター使用料決算見込みに伴う増額ということで309千円増額しました。これは学校職員が学校で使うコンピューターウイルスソフトの更新のためです。
次に学校遊具修繕料ということで、467千円増額しましたが、下西小の雲梯、ブランコ、登棒や手すり、また伊関小の雲梯、登棒、安城小のブランコ、古田小の鉄棒、住吉小のブランコという具合に塗装であったりとかで工事を行いますが、その分を増額したところです。保健体育用備品購入確定に伴う減額ということで、各学校から備品の購入について申出があったところですが、その必要分を購入しましてその残、298千円減額しているところです。
(社会教育課長)
8項目ほどありますが、その多くが、新型コロナウイルス感染症の影響により社会教育、生涯スポーツの各種事業が実施できなかったことから、減額補正となっています。そのうち市民体育館に大型ファンと気化熱の冷風機を導入しました。大型ファンは2台、気化熱冷風機は8台です。財源は、新型コロナの臨時交付金を充てております。
(久留委員)
奨学金のことですが、市では奨学金を借りた子どもさんは、卒業して市に移り住んだらそのお金を返さなくてもいいということだったと思いましたが、そういう事例がありますか。
(総務課長)
この制度は、平成28年度に若者定住対策の一環として、この制度が開始されたものです。中身としましては、西之表市に帰ってきて西之表市に就職をして5年間は猶予の申請をしていただいて、5年後に全額免除という流れになっております。28年度から5年間経過した今年度からその対象者が発生してきております。今免除になられた方は3名ということです。他にも4年目の方や3年目の方がいます。想定をしていたより大分少ない状況です。返済する期間が10年になっていますので、学校を卒業されて他所に2年とか3年とか勤められたとしてもそのあとの8年とか7年とか残った分については、同様に帰って就職していただくことで、免除の対象になります。
(久留委員)
ありがたい制度ですね。大学とかお金がかかりますから、これがずっと続いて西之表市に定住していただければありがたいことです。
(社会教育課長)
報告第18号ということでございますが、別添にありますので、こちらの方もいっしょに併せてご覧ください。西之表市新型コロナウイルス感染症検査費用補助金交付要綱の制定についてということで、新たに制定いたしました。別添の案内通知の令和4年の西之表市成人式への参加についてと題した第2弾の依頼を令和4年の成人式の参加予定者に対して、発出したところです。対象者は190人おりましたが、参加が125人ということになっております。今回発出した文書については、成人式にが安心して参加いただくために、成人式前後の感染症対策の徹底に加えまして、こちらの別添のとおり最初に記載のとおり「参加にあたっては、ワクチン接種またはPCR検査受検を必須条件とする。」ということですので、PCR検査の受検の一部を補助するということで今回の補助金の交付要綱を制定したところでございます。
資料の4ページから具体的に説明します。
第1条の目的については、新型コロナウイルス感染症の検査を受けた新成人に対する補助金の交付について必要な事項を定めています。
第2条の(2)では検査の方法についてということで、別添で一番後ろにつけております
大きく3つの検査がありますけど、確実性が高いPCR検査を実施するということです。
第3条の(1)では、受検の期間としてはおおむね成人式開催の2週間前の日から前日までということですので、12月20日から1月2日までの検査をした者が対象期間となります。
それから5ページになります。第4条の(1)になりますけど、対象検査に要する費用の全額を負担したことということ。(2)においては、平成13年4月2日から平成14年4月1日までに生まれた者で、対象検査を受けた日において本市の成人式に出席する予定であること。ということの要件となります。
第5条補助金の額については、受検した費用の額であり、その額が15,000円を超えるときは、上限15,000円とする。ということ。
第7条以下は、補助金の申請等々について書式がそれぞれ示されておりますので、こちらの要綱に基づきながら事務処理を進めていきたいと考えております。
190人のうち125人、やはり住所地といたしましては、関東が5人、愛知県が10人ほど、大阪・兵庫が10人、広島が5人、福岡・長崎・大分が20人、本市を除いた鹿児島県内が40人程度、本市にも30人ということですが、住所を置いたまま出られた方もいますので、そういった内訳になっています。
別添資料に基づき説明いたしますが、今回の成人式は1点目がワクチン接種またはPCR検査受検を必須条件とすること。また当日については、ワクチン接種済の証明書またはPCR検査の陰性証明書を準備いただくということにしております。
2点目が2週間前からの健康チェック表ということで、12月20日から1月3日までそれぞれチェック項目を毎日確認していただくということになっています。
令和4年成人式参加にかかる調査表は令和3年12月13日までに返信くださいということです。2枚目に令和4年成人式参加にかかる調査表ということで、ワクチン接種またはPCR検査受検は必須条件ということで、ワクチン接種をしているのかそれともしていないのか確認の調査表になりますが、ワクチン接種済に丸が付けばこれは終わりで、ワクチンをしていなければワクチンの未接種に丸が付いていきます。PCR検査の受検が必要ですよということで、令和3年12月20日から令和4年1月2日までの期間にお願いします。
と書いています。PCR検査を可能な限り現在の居住地でお願いしたいということで書いていますが、やむを得ず、帰島後に受検する場合は、種子島医療センターのみ検査が可能ですので、(1)(2)にそれぞれ丸をしていただくということになっています。2.の帰島後に受検するという方がございましたら医療センターでの受検ができますということです。
先程申し上げましたとおり、15,000円が上限ですので、検査費用が18,000円かかるということで、自己負担が3,000円ということになります。下のほうに種子島医療センターでのPCR検査について、12月27日から12月30日までそれぞれ3人ずつが対応できるということ、明けて1月1日、2日が1日30人、それぞれ検査の方法が違うので人数が違ってきますが、参加者からこの表をいただいて調整をし、医療センターと確認をしていきたいと考えております。
裏面に令和4年新成人の皆様へのお願いということで、こちらのほうも成人式の参加にあたって、また当日、式典終了後についてもご友人などとの会食や同窓会もあると思いますが、感染リスクが伴うということで、感染リスクが高まる「5つの場面」を参考に添付していますので、そちらの方を見ていただいて、感染リスクを抑えていただければと思います。
市民会館のホールの座席図、青の部分が着席していただく部分にしております。それぞれの成人の皆さんには、座席を指定するようにしていますので感染が出た場合にはそちらで把握ができる体制をとっています。
令和4年西之表市成人式開催要項当日はこのような流れで進んでいきます。なお、本来ならば教育委員の皆様にもご出席いただくところですけども、感染症対策ということで、来賓は西之表市議会議長のみということで対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。次ページには、教育委員会の職員の役割分担です。
感染対策をしっかり行ったうえで、成人式をやっていきたいと考えております。
(教育長)
県内の19市の実施の予定、熊毛地区内の3町を確認しながら進めたところです。市長、副市長の2役ヒアも2回、3回受けて、最後は持ち回りで決裁をいただいて、結構細かく対応できているのかなと思っているところです。
委員の皆様から確認されたいことはございませんか。
(久留委員)
保護者の参加はどのようになっているのですか。
(社会教育課長)
保護者の参加も今回まではご遠慮いただくという形にしています。
(久留委員)
座席は指定されているということですが、例えば感染症が出たとすると周りの人だけ調べるのですか、それとも全員調べるのですか。
(社会教育課長)
入る前にPCR検査をして、もし出た場合にはすぐ医療機関、保健所等の連携によってということになりますけども、そこの形で保健所がどういうふうな濃厚接触者としていくかというのがまた出てくるかと思います。
(平川委員)
成人式を中止する基準は、どこら辺になると思いますか。
(社会教育課長)
一堂に会して実施する方向で進めていますが、中止という判断については、県が示しているステージ3になるかと思います。また蔓延防止とか、緊急事態宣言が出てくれば中止ということになろうかと思います。
(平川委員)
例えば、愛知から緊急事態宣言が出た場合は、その人は来ることができないということですか。
(社会教育課長)
来るときは、PCR検査をするので大丈夫です。
・動議討論等
なし
・行事実施状況
(各課長)
11月の行事実施状況
各課長等より説明
(久留委員)
いけばな展に行ったのですが、少なかった。たくさんあるかと思いました。
(文化財係長)
前の事業費の説明の中で一堂に会してと言い方をしたのですが、今年度だけコロナもあって、こういった取り組みもどうかなと試みました。
(久留委員)
いらっしゃった方のご意見みたいなのはなかったですか。
(文化財係長)
作品がない期間もあったので、「作品はないんだね」と残念がったところもあったので、前半で展示をしていただいた方の分については、その写真を撮っていて展示コーナーの中に前回展示していただいた方の分ということで、どんどん増やす形で、最終日には、6点ぐらいの作品プラス今までの作品の写真という形で掲示をしました。
(久留委員)
上西小学校が算数の研究公開をされたのですが、成果はたくさんあったと思いますが、課題を教えていただきたいと思います。
(指導係長)
5・6年生の授業でした。成果としましては複式学習ということで、5年生、6年生が同じ教室で学んで、そこに先生がお一人ですので、先生が付かない時間もあります。その時に子どもたちは自分たちで学習を進めることができるようになってきております。
さらにこの2年間の成果としまして、全国学力・学習状況調査においても上西小には国語・算数の学力が向上した成果があるかと思います。課題としましては、算数科の本質に迫る授業、先生方自身がまだ算数科の授業の方向を身に着けてないところもありますので、今後こちらの方も指導をしていきたいと思います。
(久留委員)
算数科の本質は、難しい課題ですね。
(教育長)
いけばな展は私も行ったのですが、実際の生花がなくて私も確認をしたところですが、課題として作品を出展する団体が少ないという。これを育成のためにこの事業をしてきたのでしょうが、なかなかうまくいかないのかと思うところでした。
・行事予定
(各課長)
12月、1月の行事予定について各課長等より説明
・当面する教育行政の諸課題について
(指導係長)
不登校、いじめ等の状況について説明
・その他
(総務課長)
西之表市教育振興基本計画改定について説明
(久留委員)
コミュニティスクールについてお尋ねしたいのですが、国が努力義務としているみたいなのですが、県によってはすでに始まっているところもあるみたいです。西之表市教育委員会としてはこれをどのようにしていきたいのかお尋ねしてよろしいでしょうか。
(教育長)
コミュニティスクールについては、都会的なところがよく進んでいる。鹿児島県は、いくつか始めているところはありますけども、なかなか多くの市町村がこれを進めていない現状もあったりします。その背景の一つに学校と地域住民の方々の関係ができている。あえてその会でご意見をいただいて学校経営に反映するということが必要と思われていない。関係が出来上がっているということがあります。もうひとつそれぞれの学校で学校評議員会というのがありまして学校の経営について、委員の方々から意見を聴く機会をいただいている。一番の違いは学校評議員会とか学校関係者評価委員会で出た意見は、校長がそれはいいなと思うものは学校経営に取り入れることができる。意見をいただいたけれど、ちょっとそれはまだだということは、入れなくていい。
コミュニティスクールは、地域の方々が学校経営に関わるので、入れていかなければならない。地域と一緒に学校を運営していくという考え方になりますので、より地域の声が学校経営に反映される。取り入れなければならないという状況になってきています。ですから本来ならばそういう地域の特性を出しながら、民間の意見を聴きながら、学校経営を改善していくのであればそちらの方が良いのかもしれないけれど、鹿児島県は学校と地域の関係は出来上がっているという認識のあるところもあるようです。ただ私も来て2か月足らずですので、市でどのようなことを検討されているか把握はしていません。
(久留委員)
先日伺いました安城小とか伊関小は地域の皆さんから力を借りて学校運営をされているところもあります。それをプラス良い方向にできるのかなと思ったのですが、今教育長先生がお話しされたことをなるほどなと思ったところでした。このコミュニティスクールは教員の任用に際しても意見を言うことができるとか難しい問題もあるようです。
(教育長)
人事についても踏み込んだ発言をしていただいて、それを人事作業に入れ込むと。やはり私たちずっと学校で務めた者の人の見方と、民間の方々、保護者の見方は違う部分があるので、こういう先生が必要なのではないかとか、学校の特色を作っていくにはこういう特技・技能・専門性を持った人が必要ではないかと委員方々から意見があればそれをその場の協議会で確認をして、そこでそうであるということであれば、そのことで人事を進めていくということも当然ありうると、一番は教員の人事までの意見を述べる。そこで協議ができるというのが大きなところだと思います。
(久留委員)
予算を伴うわけですか。
(教育長)
当然、委員をお願いして、ある程度の時間を拘束する会を持つということですから、全てボランティアの無償でお願いしますというわけにはいかないと思います。
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