令和3年11月定例教育委員会
会議録
日時 令和3年11月4日(木曜日) 午後3時
場所 西之表市役所403会議室
出席者
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議決事項:0件
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件名 |
提案理由 |
審議の状況 |
採決の次第 |
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会議要旨
・委員及び教育長の報告
なし
・議事
(教育長)
議事に入ります。
報告第16号をお願いします。
(総務課長)
資料の1ページをご覧ください。
報告第16号です。令和3年第2回西之表市議会臨時会が開催されましたので、報告いたします。この臨時会については、10月22日1日間を会期として開催されました。
内容については、佐藤教育長の再任の案件、令和2年度の決算審査に基づく審議の内容でした。
認定第1号令和2年度西之表市一般会計歳入歳出決算認定については、議員7名記載してあります。この方々で審査が行われたところです。
決算審査の内容は、一般会計の予算の中で教育費が占める割合としては、令和元年度においては、全体の7.6パーセントでしたが、令和2年度においては9.7パーセントという形で予算を増額した形で占めています。予算の金額の伸びについては、令和元年度と比較しますと153.5パーセントの増ということで、約1.5倍伸びの予算が計上されていることになります。その大きな要因としては、普通建設事業の中で行われました小学校の空調設備設置事業が開始されたこと、令和2年度では6校に行っています。中学校が1校です。
それと安城小学校の教室を解体し、新たな特別教室等を建設しました。中学校においては、プールの新設工事が行われたところです。その他ではコロナが発生したことによって、コロナに関する対策費用が約4千万円ほど事業費として計上されています。
そういった中で(1)主な質疑・要望等の中で出された質疑となっています。
回答の内容については、気になる質問の内容がございましたら回答の内容を説明したいと思います。1ページから2ページにかけて掲載していますのでお目通しをいただければと思います。
(平川委員)
総務課の1.の地場産のものを扱っているか。に対してどういう返答されたのかというのと社会教育課の遠藤家住宅はどういう運営方法になっているのかということを教えていただきたい。
(総務課長)
2.にあります、ほうれん草、小松菜については冷凍ものを使っているようであるが、島内産かという話でございます。
基本は食材については、地元の業者に入札をして単価設定して購入をしています。条件として極力地産地消という形で地場のものをなるべく入れてくださいとお願いをしています。量とか時期とかタイミングによってなかなか揃わないというものについては、責任をもって納入業者が数量をしっかり揃えて納品するということになっていますので、量をしっかり確保していただくこと、その次に地場産を優先的に使っていただくことというふうな形で出していますが、その状況に応じて納品がなされているところです。
ある議員から「ほうれん草、小松菜は冷凍ものを使っているようだが」という話がございますが、これは給食のメニューによって冷凍ものを使う場合がございます。葉物は下処理に非常に手間がかかります。給食については配送時間が定まっていますので、時間があればなるべく地場産を入れようとするわけですけども、時間に限りがある場合には冷凍で洗浄され、検品もされたものを使うことで時間の短縮を図ることがあるということです。
議員は以前から地産地消をおっしゃっており、我々もそういった形で受け入れをしたいということは伝えてあるのですが、昨年度から西之表市青果市場が納品業者として参入できることとなりました。これは法律が緩和されたことによるわけですが、市場を使うと物も集まるし、地場産が集まるからそれを使ってという要望が出されております。
ほうれん草、小松菜についてもこの市場から納入していただくことがあるのですが、数量が揃わないということで鹿児島県内産として納品されるケースがあります。1回の給食に1,400食分を作るわけですけどもその食材の納入が不可能な場合は、市内産から島内産、島内産から県内産と少し広げてという形で業者は納入していただくこととなっているわけですが、議員は市場なら1,400食ぐらいは地場産が集まるので極力地場産を使うべきというお考えですが、実際には時期やタイミング等により県内産が納品されたりする場合があったり、献立により調理手順等の効率化が必要な場合は、使い分ける事をしています。
(文化財係長)
遠藤家住宅ですけども熊毛支庁の階段を下りた所に建物があるのですが、令和3年2月26日に国の登録の文化財になっています。登録というのは国・県・市の指定とは違った意味合いで、大事なものですよという認識を持ち主の方にしてもらう制度であります。
物については、市のほうに購入してほしいという話も昔はあったのですが、まだ遠藤さんの持ち物でありますので大事にしていただいているところです。建物の半分側は食事を出すような所として活用の取り組みがなされています。その家をそのまま残さないといけないということではなくて、その家の価値を高めながら古い分は残しながら、人がいっぱい訪れるような活用の仕方をするというのはいろいろな策があると思います。八板家についても今カフェになっているというような形でどんどん使ってもらっていいと思うのですけども、登録にしていないと価値がそこまでないのだということで壊すとかということがありますので大事なものですよということで国の登録にしてもらいました。
(久留委員)
国の登録になったら、国からお金がおりますか。
(文化財係長)
補助金とかはありますが、定期的に何か来ることはありません。でも国の登録という形できれいな表札が来ます。それを掲げることができるので、その家の価値を明確に示すことができ、有効活用が図られると思います。
(平川委員)
そこには持ち主は住んでないのですか。
維持するのも大変かなと思いまして
(文化財係長)
住んでないです。
文化財保護審議委員の岩下さんが管理をしています。建築士なので建物の価値もわかっていますので、価値を高める取り組みをやってもらっています。
(久留委員)
総務課の給食費の未納分について、ななかなか全員の回収が難しいようで、最近はどうなっていますか。
3家庭の5人分が未納となっている状況です。その前は5家庭分あったわけですが、このうち2家庭については5年以上前から西之表市に住んでいなくて、催告を続けておりましたが、居所不明で必ず返ってきていました。戸籍の付票とかを追っかけてみるのですが、結果が居所不明ということで送り返されてくるということで、なかなか行き詰った状態でしたのでこれを整理するために不能欠損ができるように仕組みを変えまして、不能欠損処分をしたところです。その関係で今残っているのが、3家庭の5人分ということです。この分については、引き続き市内に在住されておりますので、催告書を発送したり、年に数回家庭に声掛けをしたりするのですが、なかなか本人とお会いできない状況が続いていまして、回収が困難な状況にあります。
・動議討論等
なし
・行事実施状況
(各課長)
10月の行事実施状況
各課長等より説明
(久留委員)
棒踊りについて、安納と安城の棒踊りは、大きな違いは何かありますか。
(文化財係長)
棒踊りは、南九州にいっぱいあるのですが、明治くらいに鹿児島から移住してきた人たちによってバリエーションが生まれて、基本形の棒踊りがどれかわからないぐらいです。安城は棒を突き上げた形が多く、今まで見慣れていた安納とか古田とかとは動きが違うと感じました。安納は示現流の崩しを取り入れたということでかなり激しい動き、今回も棒が2本折れていまして怪我された方もいました。そういったバリエーションが、種子島にもいっぱいあります。
(久留委員)
いろいろなところから入ってきてそれぞれなので、種子島の特徴というのはないのですね。
(文化財係長)
西之表市だけでもいろいろなバリエーションができているので、それぞれ個性を出そうというのがあったのではと思います。
(久留委員)
10月24日に現和小で国語の研究公開がありましたけども、大きな成果と課題を教えてください。
(指導係長)
言葉に着目して物語とか説明文を読んでいきましょうというような対応でした。成果としては、日常会話の中でも子どもたちが例えば本を読んだりする時も言葉に着目して、そしてそのことを友達に伝えるときもこういう言葉があるからこうこうだよねと日常での会話が生まれたりする。日常でも授業でも子どもたちが国語だけでなく、他の教科でもその言葉に着目するようになってきたという成果が表れてきました。
(久留委員)
本を読むときも言葉に着目して読むから、読みが深くなったりするのですね。
(指導係長)
接続語等に注目することによって、読みが深まってきているという成果が出ています。
(久留委員)
何年間ですか。
(指導係長)
2年間です。
課題として、深まりというところで、会話のところでいかに友達同士で、先生と語る中でその学習内容を深めていくかというところが今後の課題ということでした。
・行事予定
(各課長)
11月、12月の行事予定について各課長等より説明
(平川委員)
修学旅行関係は、西之表市泊になるのですか。
(文化財係長)
行程表を見てみないとわからないのですが、ばらばらです。種子島屋久島というコースであれば、屋久島に泊まる方も多かったりします。10月にキャンセルがあったと思うのですが、ずらして12月に集中してきています。
泊りまでは、正確に把握していません。
・当面する教育行政の諸課題について
(指導係長)
不登校、いじめ等の状況について説明
・その他
令和5年以降の成人式について
(社会教育課長)
成人式についてですが、令和4年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げることに伴う成人式の在り方について、委員の皆様のご意見をいただければと思いますので、よろしくお願いします。
事務局の提案としましては、1.成人式の対象とする年齢について20歳ということになっています。1.で令和4年度以降に18歳、19歳になる生徒と保護者によるアンケートを実施しました。その結果、20歳での開催を希望すると回答した生徒で76.8パーセント、保護者で87.1パーセントという結果になりまして約8割の方々が20歳での開催を希望しているようです。その理由といたしまして大きく3点あげております。
18歳という年齢では、受験や就職に重なるということ、すべての法律が18歳を成人としているわけではないこと、中学、高校の同級生と会うよい機会ということなどの理由により、20歳での開催を希望するということでございました。
その結果を受けまして、2.社会教育委員8人と公民館運営審議会12校区長のご意見を伺ったところ20名全員がアンケート結果の生徒、保護者の意見を尊重して20歳での開催が望ましいとのご意見をいただいたところでした。
現状として、本市を除く18市、中種子町、南種子町、屋久島町についても20歳での成人式で決定またその方向で全ての市町が動いているようでございます。
名称については、二十歳(はたち)のつどいということでいかがかなというご意見が多かったです。なお、「成年になるのは18歳であり、20歳を祝うということにはならないのではないか。」というご意見、また「現行通りの「成人式」で良い。自覚を促す意味で「式」をすべき」というご意見も少数ではありますが出たところです。
開催日については、これまで同様1月3日。対象者のアンケートでは、1月(3連休を含む)が35.7パーセント、正月などが28.6パーセントと多い結果でした。正月の帰省で参加しやすい。正月休みを利用した方が出席しやすいというご意見が出されました。
別紙1では、令和4年度以降の成人式に関するアンケート調査結果についてまとめています。調査の実施時期については、令和2年10月から11月にかけて、調査対象は、令和4年度以降に18歳、19歳になる生徒とその保護者に対して行いました。
調査回答数は、生徒が185名、保護者が171名でございます。
調査の結果、生徒で20歳がふさわしいというのが、76.8パーセントで142名、保護者が87.1パーセントで149名でした。
20歳での開催がふさわしい理由は何ですか。先程申し上げた3点となります。
2ページから4ページにかけてそれぞれ調査結果の詳細、生徒の回答になっています。5ページから7ページにかけて、保護者の171名分の回答になっています。
別紙2については、社会教育委員と公民館運営審議会委員に対しての集計結果ということで、出しております。こちらの20名に対しましては、事務局が考える案を基にご意見をお聞かせくださいと形式でアンケートを行いました。結果といたしまして、成人式を行う年齢は20名中20名全てが現行のとおりであり、ご意見は以下6つのとおりとなっていますのでお目通しください。
名称について、二十歳のつどいが10名、他に二十を祝う会が8名であったり、その他ということで式という部分を入れるべきではないかというような意見もあったところでございます。
開催日ついては、1月3日現行どおり20名賛成しています。
その他のご意見として、「高校在学中の開催は受験がある。成人者本人当事者の考えを第一に考えてよい。毎年成人式には、お手伝いをさせていただいているが、保護者の方々の参加が少ない。参加については、今年度についても保護者の皆様にはご遠慮いただくという形になるだろう」といったご意見がございました。
事務局の提案として先ほど1枚目で申し上げた通りです。
法改正に伴う成人式のあり方については、成人式の対象とする年齢は20歳、名称は二十歳のつどい、開催日について1月3日、以上をご提案させていただきます。委員の皆様のご意見がございましたらよろしくお願いします。
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