令和3年8月定例教育委員会

会議録

日時  令和3年8月4日(水曜日) 午後3時

場所  西之表市役所403会議室

 

出席者

委員出席者

教育長 大平和男
委員 長田明
委員 平川浩
委員 久留惠子
委員 榎本裕美子

事務局出席者

総務課長 吉田孝一
学校教育課長 山崎省一
社会教育課長 中里千秋
開発総合センター所長 沖田純一郎
管理係長 山崎晃
指導係長 櫻木俊郎
庶務係長 川畑浩一郎

 

議決事項:0件

議決事項一覧表

議案番号

件名

提案理由

審議の状況

採決の次第

会議要旨

・委員及び教育長の報告

(久留委員)

 8月2日月曜日に市町村の教育委員による研修会がありましたので、私が出会させていただきました。コロナ対策で午前と午後に分かれて会がありましたけども、大人数でした。
 熊毛地区では、中種子の委員が全員来ていました。大変意義のある会だったと思います。
 資料がありますので、委員の皆様にあとで回覧したいと思います。
 最初に県の教育長のあいさつの中で、3つのことについて課題があるということをおっしゃいました。
 まず一番目ですが、学校は安心安全な場所でならなければならないということで、この安心安全な教育の環境をどのようにしていくのか。

 二番目が確かな学力の定着ということで、学力が定着するにはいろいろな方法があるのですけども、特に教職員の資質の向上を高められておられる。

 三番目に教職員の服務規律、昨年度は教職員による不祥事が多く大変問題なことだということです。保護者の方々に対しては、大変申し訳ないということです。このことについては、徹底して改革を行っていくということでした。

 県の教育長のあいさつが終わってから各係の先生方から四つのことの説明があり、一番目に教育委員会の制度についての話がありました。今年四月に新しく教育委員になられた方がいたのでこのことを取り上げたということです。

 二番目に学校における業務改善の推進です。少しずつ改善されているけどもまだ満足までいかない。

 三番目に教育の情報管理の推進

 四番目に特別支援教育の推進についてということです。

 各係の先生方が説明されまして、いじめ問題とか不登校対策についてレポートを出さなければいけないようになっていまして、櫻木先生が西之表市の分を作成していただきまして、ありがとうございました。

 いじめ問題は鹿児島県の場合、件数が大変上がっていると、でもこのことは先生方が注意してみてくださっていることなので、大変いいことだと思っています。早く見つけて、早く対策を打つということがいじめ問題をなくしていくポイントでなかろうかと思います。

各市町村の取り組み状況で意見交換があったのですが、どの市町村も同じようですが、ある市町村の委員の方が、不登校はいろいろな原因があると思うが、学校に問題がある場合とその他に問題がある場合があると思う。例えば家庭にあるとかいうけども、結局根本にあるのは全部学校に問題があると、私たちは不登校の子どもたちを出さないために、どういう取り組みをしていかなければならないのか、学校は楽しい所だということを子どもたちにわからせて、不登校の子どもたちを少しでも減らしていくぞという意見もありました。簡単ですが、以上です。

 

(久留委員)

 不登校児童に夏休み中にタブレットを持ち帰らせている市町村が結構あったのですが、西之表市の場合はどうですか。

 

(学校教育課長)

 タブレットについては、今年度は学校で使うことを中心に考えていまして、夏休みの持ち帰りについては考えていないということで対応しているところです。

 

(教育長)

 メリット、デメリット両方考えられますので、明確に意図があって持ち帰らせていると思いますが、その辺も参考にしながら不登校対策として有効であるということになればまた将来検討ということもあるかもしれませんが、逆に作用する可能性もありますので、参考にさせていただきたいと思います。

 

・議事

 なし

 

・動議討論等

 なし

 

・行事実施状況

(各課長)

 7月の行事実施状況

 各課長等より説明

(久留委員)

 7日の上野原縄文の方がいらっしゃって種子島の資料をお借りしていかれたとありましたが、これは何かありますか。

 

(開発総合センター所長)

 県立埋蔵文化財センター鹿児島の直近の鹿児島の遺跡から出土した企画展をしているということで今ちょうど開催しております。そこでぜひ西之表の先般新聞等で話題になった国内最古級の勾玉型装飾品、そして岩偶、J型をしている石製品この3点をどうしても借りたいということで来館いたしまして、お貸ししたところです。今回の目玉にしたいということで、わざわざ2人来て、9月いっぱいまで上野原縄文の森でやっているということです。鉄砲館では新聞報道が出た直後に特別コーナーを設けて展示をしておりましたので、県民の方に広く知っていただきたいということで展示していることになります。

 

(長田委員)

 社会教育課にお尋ねしたいですけども、7月17日土曜日に青少年育成の日、それから7月25日に青少年ふるさと美化活動(県下全域)となっていますけども、まず17日の青少年育成の日ですが、自分たちが現職である頃には、県のほうからまた市教委のほうから協力要請があって、そしてその実施状況なども報告をして集計をしていた。現状はどうなっているのか。それから25日のふるさと美化活動は全面的に出てきていますけど、市としてはどのような取り組み、趣旨のもとに県の事業を受け入れて、実際の実施状況をどうなっているのか教えていただけないでしょうか。

 

(社会教育課長)

 17日の青少年育成の日は毎月第3土曜日に各地域で青少年の活動をしてくださいと防災無線で流していますけども、集計のほうは年度末にどういう活動をしたということで、地域からの活動内容等把握するようにしています。25日の青少年ふるさと美化活動は子ども会活動、子ども会を通して周知しています。

 

(長田委員)

 特別に市としては、働きかけは今のところやっていないということですか。

 

(社会教育課長)

 子ども会に話を通して、そこから広げてもらっている。

 

(長田委員)

 実際に美化活動を市はやっているのですか。

 

(社会教育課長)

 やっています。統一した日にとは、なかなかでしょうけども、それぞれでやっているようです。

 

・行事予定

(各課長)

8月、9月の行事予定について説明

 

(久留委員)

 8月3日に行われたブックコンシェルジュ養成講座は今年初めてですか。

 

(社会教育課長)

 別添の様式をご覧ください。令和3年度の新たな取り組みとして計画をして行ったということです。目的はそこに書いてありますとおり、学校における読書活動のリーダーと人材育成、読書活動の推進をめざすということで、今回計画をしました。内容については、以下のとおりとなっています。小学校の高学年から中学校というところで、それぞれ図書館業務の全般的なもの、読み聞かせの練習、ポップ等の作成、レファレンス等そういったものを体験していただこうというものであります。裏面のほうにはそれぞれ日程表と参加者名簿も名前が出ていますけども掲載しておりますので、参考までにご覧いただければと思います。参加者に学校司書も3名入っております。一緒に連携してやっていきたいと思います。

 

(久留委員)

 講師の先生はどなたか決まっていますか。

 

(社会教育課長)

社会教育課の田上係長と図書館長のほうで対応いたします。

 

(長田委員)

 行事の実施の中で特にコロナ感染が全国的にもまた市内でも拡がっているみたいですけども、2日に出校日でしたが20日にまた出校日が計画されております。8月31日には陸上記録会準備委員会も計画されております。そのなかで実施云々が決定されると思いますが、市民体育祭も中止です。9月に入ると昨年も縮小したり工夫して実施されましたが、感染状況にもよるのでしょうが、行事予定の実施について見通し、考えはどのようにもっていますか。

 

(学校教育課長)

 三密の条件が重ならないようにしたいと思います。それを踏まえて、実施の内容とか会場の設営とか熱中症対策を含めて各学校に相談して対策ができるようにしていきたいと思います。また特に密集する運動、近距離で運動することもありますので、そういう場面が多い所については、安全面でも十分対応するように進めていきたいと思います。また、開・閉会式での児童・生徒の整列や応援、保護者の参加、昼食、大人数が集まって密集しないような工夫をするようにといろいろな方法を持ちながら学校と確認をしていきたいと思います。

 

(長田委員)

 今後の感染状況を見ながら、県内の学校の状況も見ながら検討しながら実施できるよう進めてほしいと思います。

 

(教育長)

 8月2日の出校日は、2日から出ましたので感染とかの意識はなくて、20日も今後蔓延すれば考えますけど今のところ実施する予定です。陸上記録会は、市民体育祭が中止になりましたので、あのあと会場を使ってという形で連動してやっていますので、準備委員会のなかで検討していただきたい。その中で音楽会があるのですが、先日校長さんたちに集まっていただいて、感染対策をしながらなんとか子どもたちの発表の場を作ってあげようじゃないかということで校長会の意見がまとまっていますので、我々としてもそれを支持して、十分な感染対策をとっていきたいと思います。

 

(長田委員)

 浦田遠泳も実施して、好天に恵まれて台風の影響もなく、いい成果が出たと思います。

 そこらは、うまく検討しながら状況を判断しながら実施してほしい。

 

(社会教育課長)

 熱中症対策から言えば、社会体育施設として、市民体育館に新型コロナの交付金を活用して、冷風機8台と大型の扇風機ビックファンと言いますが、それを導入しました。そして昨日ビックファンがそろったところです。ビックファンは40メートル先まで風が流れるということで、実際に体育館に行って見れば、通常であればムッとした暖かさを感じることが多いですが、そういうのを感じませんでした。空気が循環されているのを感じたところです。

 

(教育長)

 小さなファンはワクチン接種会場で使用しています。移動できるので利用の幅があるのかなと思います。

 夏休みの名付け会は、こんなにいつも早いのですか。

 

(開発総合センター所長)

 宿題の関係とか、出校日の時には提出があると言われています。

 いつも夏休みの終わりにしていたのですが、出校日に提出という学校があったので、日程を変更しました。

 

 

・当面する教育行政の諸課題について

(指導係長)

 不登校、いじめ等の状況について説明

 

・その他

旧日本軍機九七式艦上攻撃機について

(開発総合センター所長より説明)

 

(長田委員)

 藤田さんから宇佐市が買い上げたというのは、いくらで買い上げたのですか。

 

(開発総合センター所長)

 36000円です。

 

(長田委員)

 引上げ等の費用は、どこから出るのですか。

 

(開発総合センター所長)

 費用は国から出ています。国が藤田さんに委託をします。機体そのものは、国有財産管理庁に言わせると鉄くず扱い、重さで金額を決めますということでそのような金額になったと聞いております。

 

(長田委員)

 宇佐市がそれだけ自分で買い受けて、それなりに補修をして価値があるものですか。

 

(開発総合センター所長)

 もともと宇佐市に宇佐海軍航空隊があったところで、戦争平和教育にものすごく力を入れているところで、数年後には平和ミュージーアムを新規で建設する計画があるそうです。

 そこの目玉として、ぜひ迎え入れたいと、発見された時からそういう話がきていまして、宇佐の職員も数年前に来られて、現場も見ているのです。国内でこのような特攻関係の基地があったところは、大阪とか鹿屋とか宇佐とか連携をしていろいろな事業をやっているのですが、そういうところとも話をして宇佐が手をあげるよとおっしゃっていました。

 この飛行機も宇佐から飛んできた物ではないかと言われていますので、戦争遺構のものも、すごくたくさんあって、これからしっかり整備をして観光の街づくりの一環としてやっていこうと聞いていますので、そういったところでしっかりやっていただけるのであれば、いいのかなあと判断をしています。

 

(長田委員)

 この資料からもものすごく海中写真とか鮮明に写真ができているのですが、どなたが技術を持っているのですか。

 

(開発総合センター所長)

 委託をしております。技術は我々もそうですし、臨時職員も学びましたので、今後は鉄砲館の収蔵資料、火縄銃とかですねそういったものに活用したいなあと思っているところです。

 

(長田委員)

 ひょっとしたらボンベ等をかるったりして職員のなかで写真を撮ることもあるのではないでしょうか。

 

(開発総合センター所長)

 全部初めてのことで、厚労省の方々から今日起こったことは絶対しゃべったらいけませんよと毎日言われて、それが一番つらかったですし、教育委員会の吉田課長をはじめいろいろな方々にお手伝いをいただきまして、3ページ目の上段の写真の濃いオレンジのライフジャケットを着ている方が厚労省の方ですが、あとの3人は手前の黒いシャツは鮫島係長、右側が企画課の荒河君、奥の西之表のヘルメットをかぶっているのが吉田課長だと思います。いろいろな方々が協力していただいて、特に厚労省調査団の方以外に協力していただいてありがたかった。厚労省調査団だけではこの期間内では絶対終わらなかったと思います。

 

(教育長)

 この3Dはいつどこでいつごろから見られますか。

 

(開発総合センター所長)

 97だけに9月7日までには鉄砲館で展示、観覧ができればいいかなと準備しているところです。引き上がった状態を3Dで作っていますので、引き上げ前、引き上げ直前、引き上げ後、3つの段階で3Dモデルできるということですので、比較していけばわかるのではないかなと思います。

 

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