令和3年6月定例教育委員会
会議録
日時 令和3年6月2日(水曜日) 午後3時
場所 西之表市役所403会議室
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議決事項:1件
議案番号 |
件名 |
提案理由 |
審議の状況 |
採決の次第 |
3議案第1号 | 旧上妻家住宅保存活用計画策定委員会設置要綱の制定について | 国登録有形文化財である旧上妻家住宅の整備に当たり、その保存及び活用に係る計画を策定するため、旧上妻家住宅保存活用計画策定委員会の設置に関する要綱を制定するものである。 | 特記事項なし | 承認 |
会議要旨
・委員及び教育長の報告
なし
・議事
(教育長)
報告第8号をお願いします。
(総務課長)
資料は1ページとなります。
報告第8号です。西之表市教育委員会事務局職員設置規則の一部改正についてです。
内容につきましては、2ページ、3ページをご覧いただきたいと思います。
全庁的に役付職員の職の名称の整理をいたしましたので教育委員会事務局においても同様に改正を行うものでございます。3ページの新旧対照表をご覧いただきたいと思います。
この中の課長補佐という職の中にこれまでは総括補佐、総括技術補佐、総括次長、参事というのがございましたが、これを整理するために総括補佐、総括技術補佐、総括次長、参事を削除し、主幹、技術主幹を新たに加えるものでございます。これによって課長補佐の役職が事務方においては課長補佐と主幹、技術職においては技術補佐と技術主幹そして次長という形にシンプルに改正するものでございます。
(長田委員)
5つの役職があるみたいですけども、この課長補佐の中で順位を付けられるものですか。
(総務課長)
旧の改正前の課長補佐をご覧いただきたいと思います。事務職でいいますと課長補佐、次長というのがありますが、課長補佐と次長は同じでございまして、総括補佐とか言うものは同じ課の中に補佐が2名以上いた場合にどちらか一方に総括という名称を付けて、決裁権の順序を設けていた形になります。実際中身は同じなんですけども、そういった形で区別をしていましたが、今回は課長補佐と主幹というのが役職では同等ですが、決裁の順序とすると課長補佐と主幹と決裁上は位置付けられるということになります。
(教育長)
実際呼称が変わるだけで、人の動きはないということですね。
よろしいでしょうか。それでは報告第9号をお願いします。
(社会教育課長)
4ページをお願いします。報告第9号、西之表市立図書館協議会委員の委嘱についてでございます。図書館協議会委員については、令和2年4月1日から令和4年3月31日までの2年間の任期でございまして、令和2年4月1日付けで8人の方々に委嘱をしておりました。令和3年度の人事異動によりまして、5ページにありますとおり8人のうち1人一番上の網掛けになっている部分ですが、安納小学校の校長先生について、委嘱替えを行うものです。佐藤校長先生におかれまして、任期については前任者の残任期間として令和3年4月1日から令和4年3月31日までの一年間といたします。
(教育長)
例年、小学校の国語部会長の校長を委員にしており、前任の方が異動によって転勤になりましたので、職指定で佐藤校長を委員に委嘱して残任期間ということであります。
よろしいでしょうか。それでは報告第10号をお願いします。
(社会教育課長)
6ページになります。報告第10号、西之表市社会教育委員及び公民館運営審議会委員の委嘱についてということでございます。社会教育委員及び公民館運営審議会委員についても、令和2年4月1日から令和4年3月31日までの2年間の任期でございます。
令和2年4月1日に20人の方に委嘱をしておりましたが、今回令和3年度の人事異動、役員改選があったことに伴いまして、7ページのとおり20人中、5人の方々、網掛けをしている方々の委嘱替えを今回行うものです。5人の方々の任期については、前任者の残任期間として令和3年4月1日から令和4年3月31日までの1年間といたします。
(教育長)
これも先ほどと同じ考え方でよろしいでしょうか。それでは議案第1号お願いします。
(開発総合センター所長)
議案第1号になります。旧上妻家住宅保存活用計画策定委員会設置要綱の制定について、教育委員会の議決を求めるものです。
提案理由として、国登録有形文化財である旧上妻家住宅の整備に当たり、その保存及び活用に係る計画を策定するため、旧上妻家住宅保存活用計画策定委員会の設置に関する要綱を制定するものであります。
これについては、国の方針で国の指定選択の個別の文化財についても保存活用計画を作って、それに基づいて整備をしていきましょうと平成31年4月の文化財保護法の改正によりそれに努めることとなりました。旧上妻家住宅については、来年度以降いよいよ本格的に整備活用を行っていきますけども、その前にこの保存活用計画を策定してその計画に沿って整備を進めていきたいということです。そのためにはこの保存活用計画を策定する委員会を設置しなければならないということで、議決を求めるということです。設置要綱につきましては、第1条が設置、第2条が所掌事務、第3条が組織、第4条が委員の任期、第5条が委員長等、第6条が会議、第7条が庶務、第8条にその他となっています。
(教育長)
要綱を制定して、そのあと委員の選定ですか。
(開発総合センター所長)
委員の選定を行って、6月の下旬より7月上旬には第1回目の委員会を開催したいと計画しております。
(教育長)
委員の委嘱が終われば、教育委員会に報告してもらえますか。案がありますか。
(開発総合センター所長)
委員の構成については、非常に専門性が高いということで、鹿児島大学院の教授である鰺坂教授、この方は市の文化財保存活用地域計画の委員もなさっており、建造物に関しても非常に知見の多い方です。もう一人が池田賢一郎さんという方で鹿児島市に在住の建築士ですが、県のへリテージマネージャー協会の重責も担ってらっしゃって貴重なご意見を持っている方です。3番目が、西之表市の文化財審議委員の岩下真奈美さん、この方も非常に建造物に関してはこれまでもご支援をいただいている方です。4番目が、その活用等につきまして、月窓亭を立ち上げるときもご尽力いただきました図書館長の鮫嶋安豊さん最後に市の建設課から石原理恵さん、市の歴史的な建造物について建設課と連携してやっていくべきだということでお願いするもので、5名の方を予定しているところであります。
(長田委員)
その所掌事務が終了するまでとなっていますが、大体目途はどれくらいですか。
(開発総合センター所長)
本年度活用計画のたたき台を作りまして、来年度文化庁の認定ということになります。いったん終わるのですが、計画は事業を進めていく中で随時見直しをしていくと、計画書にこのように書いていたけども、時代の変化とか、はがしてみたら違ったとか、そういう事例がありますので、そういった時もこの委員会を開いてご意見を伺うということになっていますので、最終的な整備が5、6年後となっています。しかし今のところ令和3年度のたたき台、認定が終われば一旦一区切りして、整備に入った段階でまたお願いをすることが出てくるのかなと考えています。非常に専門性が高いものですから入替をしても、引き継ぎとかが難しいのかなと考えているところです。
・動議討論等
なし
・行事実施状況
(各課長)
5月の行事実施状況
各課長等より説明
・行事予定
(各課長)
6月、7月の行事予定について各課長等より説明
(教育長)
5月17日に浦田湾遠泳大会の実行委員会がありましたが、ここで今年の遠泳大会についてどのように決定したのですか。
(学校教育課長)
第1回実行委員会を5月17日午後6時から開催したところです。校長、PTA会長に出席をいただいたところですが、すべての方にお話をいただきました。去年中止になった。
2年続けて中止というのはどうだろうか。子どもたちに体験をさせたい。そういう思いがありました。
結論としては、コロナ対策をしっかりしたうえで、実施するという方向で話がまとまっているところです。このあと6月18日第2回の運営委員会を開催して、それを受けてより具体的にどういう形でというところをもんでいきますが、今のところは一昨年までとは違って2グループに分けて開催できないだろうか。開会式のスタートを遅らせる形で、コロナ対策を講じながらできないだろうかということなども含めて検討を進めているところです。
(教育長)
開会式・閉会式は特にしないと、問診に時間がかかって密になりますので、今のところお医者さんを3人体制で組める予算は組んでいるのですが、医師を確保できるかどうかわからない。従来通り2人体制だったらより密を避けるように工夫を担当のほうで考えてくれています。皆さんのご意見がぜひやりたいということだった。最終的な判断のデッドラインが2週間前にコロナ感染者が出たら、あそこでの実施は難しいのかなあと考えているところです。その時は、昨年と同じように各学校で分散して行って、それまでの練習の成果を認めるという形でやってもらうと、昨年もメダルを準備して各学校から配布する。それをやって良かったという意見が強かった。そちらのほうに切り替えるというふうに考えているところです。もし行われたら、教育委員の皆様にもメダルを渡すことをお願いします。
社会教育課の7月30日のふるさとのまなび~隊、これは留学生も関係しますか。
(管理係長)
はい、7月30日金曜日に留学生も参加します。本年度24名の留学生が、バスを借り切ってまなび~隊と同行する形で、種子島のバスツアーということで参加をする予定です。高齢者支援課のバスを借ることができましたので、密を避ける形でまなび~隊と同行する予定です。
(教育長)
人数が少ない時は、よきの海水浴場で素潜り体験とかさせていたのですが、人数が増えてきたということと、コロナの関係もあったが、何とかしてやりたいと担当の思いもあり、ふるさとのまなび~隊に一緒に同行する形で担当のほうで計画を作っているところです。
(長田委員)
直接関係はないですけども、オリンピックはかっこ書きでも行事予定に入れるべきではないですか。
(総務課長)
6月の行事になります。確定ではございませんが、種子島中学校のプールの授業が28日から実施される予定ですので、その前にプール開きというかセレモニーみたいなものができればということで考えているところです。ご参加いただく方々の人数の規模を中学校と調整をしていますので、またご参加をいただく場合には、ご案内をさせていただきたいと思います。
(教育長)
先日、総務課の案内で市長、副市長にも見ていただきましたけども、大変すばらしいとおっしゃっておられました。
・当面する教育行政の諸課題について
(指導係長)
不登校、いじめ等の状況について説明
・その他
第3次西之表市子ども読書活動推進計画について
(社会教育係長が概要を説明)
(教育長)
各学校では、子どもたちは結構読んでいます。特に低学年は薄いので、100冊、200冊の単位で年間読んでいます。
(長田委員)
種子中の校長先生から学力向上は、基になるのは読解力すなわち読み解くと表現力ということがありましたが、あの中学校の子どもたちの実態から学力向上を阻止しているのは、読解力、読む力だというようなことを小学校の高学年あたりに各校長さんに戻して、そして低学年にもっていくというような形で一つのいい方向が見えたなと思いました。
切実感を訴えなければ広報とかしても、聞き流してなかなかそれとは結び付かない。だから学校教育のほうで振り分けるとPTAも動くし、地域も動くし、組織として教育委員会としては徹底しやすいのではないかと思います。社会教育のほうで手をまわして、動く割には結果が出ない。聞き流すような形です。組織のあるところ、学力から切り込んでいって、中学校から、小学校の高学年、低学年まで必要だと思います。
(久留委員)
こういう計画があるということを初めて知りました。とてもいい計画ができていますけど、学校に直接行って、市はこういうことを計画しているのだとこういうことに取り組んでください。学校に行って説明があるのですか。
(社会教育係長)
今のところ、そういったのがないです。
(久留委員)
学校は学校でしているのですがぜひ、していただければと思います。
数年前から、学校司書補が配置され図書館もきれいになっているのですが、研修はどのような研修をされるのですか。
(総務課長)
学校司書は一人3校体制の3名でやっていますが、夏休みに集まって研修をする機会を設けだしたのがここ2、3年だったと思います。研修の中身については市立図書館に行って、市立図書館の司書と交流をしたり、中・南の図書館の状況を確認したりとかその程度の研修しかできていませんので、県立図書館の方々との意見交換できる場を作っていただければ、向上がなされるのではないかと今後期待されます。
(久留委員)
防災無線で移動図書館の放送がありますが、地域の方はどの程度知っているのですか。
(社会教育係長)
地域の方々はご存じだと思います。利用される方は固定されていまして、時間も把握されていて、先月借りた本を今月返してというふうに利用していただいています。
(久留委員)
保育園の子どもたちは借りに来るのですか。
(社会教育係長)
保育園には移動図書館は止まらないです。ブックコンテナを配置して、定期的に替えます。
(平川委員)
うちの子はよく本を読むのですが、販売の気持ちになって例えば、この本はこうやって面白いんですよとかいうのが、皆さん携帯を持っている時代なので、情報が子どもたちに流れてくるようなページみたいなのができれば、こういう新しい本が入ったんだなとか、こういう面白い本があったとかダイレクトに子どもたちに伝わるきっかけになるのかなと思います。それで図書館に行って借りようかなとか、ページもSNSだったら作れますし、そういうことから始めたらどうかと感じました。
(社会教育係長)
来月から地域には、班回覧として図書館だよりをイベントとか新刊図書を掲載して、配布をしていこうかなと思っています。
平川委員のアドバイスで思いついたのが、子ども向けの新刊の情報を学校に配布できるかなと思ったところです。やっていきたいと思います。
(長田委員)
種子中は校長先生が何人か変わられているのですけども、朝の読書を校内一斉にして静かな中に一日の学校教育が始まる学習が始まっていく、実に素晴らしい。これを小学校の校長先生が真似て、各学校で朝の時間に読書に変えた学校が多かった。朝の時間は、以前は体力つくりでした。それがクロッキーをしてみたり、全校音楽に切り替えたり、読書に切り替えたり、今では何をとるべきか、何をやるべきか、体力中心にやっているところもあれば、読書中心にやっているところもあり、いろいろあるみたいですけども、私も中種子町の社会教育課におりましたけども、その時朝読み、夕読みという活動の補助事業があって、地域を特別に指定して朝読みをさせました。現状は、大字はほとんど放送設備ができています。ちゃんと呼びかけると、毎日は大変ですけどラジオ体操も夏休みはやっていますけど、その中に入れ込んでいくと地域も関心を持つのではないかと思います。
放送施設は、前は補助事業で市町村が出してやっておりましたが、今は整備ができており、協力をもらえばできるような気がしました。
(久留委員)
資料の16ページで市内の読み聞かせグループの中にぢろの会は入っていませんが、違うのですね。
(社会教育係長)
読み聞かせというより、語りというところに重きを置いて活動していますので、読み聞かせグループには入りません。
(教育長)
文化伝承的な感じになるわけですか。
(社会教育係長)
そういった活動をしています。
(圖師委員)
幼児期は絵本から入るのですけども、子どもが持ってくる絵本を通して、親もその言葉の楽しさに触れるというのが、とても経験として、言葉の楽しさ、深さというのに触れるのに親子読書というのはとても有意義だな、キリストのほうは特に絵本の会はないけど、めいろうのほうは、お母さんたちを中心にして、大型絵本を作ったり、ぺープサートを作ったりしてお話をしてあげる。それを通して子どもたちも楽しむというそのスタイルが出来上がるので、それが小学校にどんどんつながっていくので、幼児期の親子読書がのちのちにつながっていくと思えば、大事にしたいと思っているところです。自分たちも子育てをしていて、小学校から持ってくる国語の教科書の読書の音読をしているのを聞いて、そんなの読んだよな、それってすごく素敵だよねと親も音読に触れるというのは、素敵なことなので、そういう経験というのも大事だし、語れる会があると、あそこの家庭ではそういうふうに楽しんでいるとか、そういうのがあるといいなあと思ったところでした。
(教育長)
いい計画ができているようですので、いただいた意見も参考にしながら充実した形で進めていってほしいと思います。
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