平成3年3月定例教育委員会
会議録
日時 令和3年3月2日(火曜日) 午後3時30分
場所 西之表市役所 403会議室
出席者
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議決事項:1件
議案番号 |
件名 |
提案理由 |
審議の状況 |
採決の次第 |
2議案第3号 |
西之表市学校管理規則の一部を改正する規則について |
学校教育法、学校図書館法、教育公務員特例法等の改正に伴い、西之表市学校管理規則を改正するとともに、同規則の字句を整理するものである。 |
特記事項なし |
承認 |
会議要旨
・委員及び教育長の報告
なし
・議事
(教育長)
報告第16号をお願いします.
(総務課長)
報告第16号でございます。
令和2年度西之表市一般会計補正予算(第12号)に係る意見についてということで2ページ3ページのほうに記載していますが、市長より今回補正予算(第12号)について諮問があったことに対して、3ページのように答申をしています。内容については、1ページのほうにお戻りいただきまして、今回の3月補正の主な内容についてそれぞれ所管のほうから説明をさせていただきたいと思います。
まず総務課につきましては、奨学金の確定に伴う減額であります。これについては、新規を10名予定しておりましたが、4名ということで想定よりも少なかった。それと昨年はコロナウイルスの関係で経済的に大変になっている家庭もあるのではないかということで、途中の募集もかけましたが応募はなかったということで今回の減額になったところでございます。2つめになりますが、コロナ対策にかかる学校教育活動支援事業といたしまして国の第3次補正が示されました。これによって、榕城小学校及び種子島中学校には各120万円、他各小学校については80万円、こういったコロナの感染症対策にかかる経費として追加で補正予算が上げられてきましたので、それに対応するものであります。内容については、旅費、消耗品費、備品購入費、負担金ということでそれぞれ実施するものであります。ただ3月に確定をしてそのあと執行できませんので、これについては新年度へ繰り越して実施されることになります。総務課は以上です。
(学校教育課長)
来年度、全ての児童生徒に一人1台端末を導入いたします。1,195台分ですが、当初は先行導入自治体を参考にして、1台当たり10万円を想定しておりました。今回は、県の共同調達を利用して購入することができましたので、1台当たり78,815円に導入料が抑えられております。そのことによるコスト減が2千4百77万5千円となっております。
(教育長)
それでは、報告第17号をお願いします。
(総務課長)
報告17号です。4ページをお開きください。
令和3年度西之表市一般会計当初予算案に係る意見について市長より諮問がございましたので、それに対して答申をしております。当初予算について、前年度との比較の中で大きく変わっている点を下の表の中にお示しをしております。これについて主管課よりご説明をさせていただきます。
まず総務課の部分でございます。まず事務局費ですが前年度比2百65万1千円増額しております。奨学金は、前年度の実績に伴い若干少なめに想定しておりますが、しおさい留学の予定者数が前年度に比べて増加となっており、これに対する費用が5百76万円増加となっています。あわせてPCR検査もしていただける子どもたちに対して、実施することとなっていますので、この費用として70万円計上しているところでございます。
学校給食センター運営費については、修繕費を2百59万円下げておりますが、年次的に調理機器の更新を行っておりまして、その更新機器に5百43万6千円の増額をしてございます。
学校管理費は4千8百54万1千円増額しています。これについては、今年度各学校に空調を整備してございます。小学校が5校、中学校が1校。利用に関して光熱水費が増加することを見込んで千131万円増加しています。それから安城小学校のプールの濾過機が故障していることで5百万円計上しています。小学校の空調整備といたしまして、1億6百80万円です。
本年度は、榕城小学校、下西小学校、上西小学校、伊関小学校の4校の整備を予定しています。中学校の学校管理費ですが、昨年から比べますと、7百21万8千円減となっています。
委託料として2百万円計上していますが、種子島中学校渡り廊下の建替えに関する設計の委託料ということです。総務課は以上です。
(学校教育課長)
教育振興費の2百71万5千円の減となっていますが、大きな要因として教育用コンピュータの使用料3百55万9千円の減となっています。この主な理由は、今年度市独自でタブレット端末を導入することを予定としていましたが、一人1台端末の導入の実現によって必要でなくなったということです。
次の外国青年招致費ですが、来年度2名のALTの任用が終わりまして、新たに2名のALTを迎える予定です。その旅費、研修会費、自治体国際協会への負担金等によって、増額をしております。
心の教育推進費は保険料の減額であります。
次の特別支援教育推進事業費については、新規の支援員の研修費ということで、来年度新規が減りますので、旅費の減額になります。
小学校費の教育振興費ですが、13万千円の減となっていますが、学校からの備品の要望等を取りまとめたところ、その減額となっています。
中学校費の教育振興費は70万4千円の減となっていますが、一番大きな要因は、今年度が新しい教科書の採択となっておりまして、教師用の指導書を購入しました。来年度はそれが必要なくなるということで減額となっております。
学校保健体育費は百55万7千円と大きな減額となっていますが、本年度から部活動指導員を中学校に入れていました。今年度謝金ということで計上していたのですが、人件費になるということで、来年度は総務課の人件費になっています。こちらも減額でございます。教育の質が落ちることにつながるような減額はございません。
(生涯スポーツ係長)
社会教育課分です。資料は5ページになります。
図書館費ですが、百80万5千円の増額となっております。主な要因としましては、修繕料として百28万千円を増額しております。その内容としましては、移動図書館車の車検にかかる費用、年に1回建築設備の点検を行っているのですが、指摘事項がありましたのでそれに対応するための修繕料となっています。
市民会館管理費ですが、9百62万4千円の増額となっております。これは市民会館のホールの絞り緞帳の改修工事として9百1万千円を計上しています。絞り緞帳につきましては、以前から不具合がありまして、今使えない状態になっていましたので、それを改修しようとするものです。
社会体育費は4百5万6千円増額になっております。主な要因としまして県民体育大会出場補助金として4百万円を計上しています。これは例年4百万円程計上しているところですが、令和2年度は鹿児島県で国体が開催されるということで、県民体育大会が開催されない。それで予算計上していませんでしたので、4百万円増えた形になっています。例年に戻ったという形になっています。
体育施設管理費ですが、千5百94万7千円の増額となっております。一番大きなものとして占190万2千円の増額となっております。これは、コロナ対策及び熱中症対策として市民体育館に空調設備を導入しようとするものです。内容としましては、大型のポータブルファンを2台と気化熱冷風機を8台導入する計画にしております。体育館屋上防水補修工事として、2百万円、体育館の修繕料として百40万4千円ほど増額させていただいております。
生涯スポーツ推進事業費は令和2年度に本市で国民体育大会のデモンストレーションスポーツと炬火リレーを行う予定にしておりましたので、その分を来年度は計上しないということで減額となっています。
(開発総合センター所長)
文化財保護費になります。3百3万4千円の増となっています。増額の主な要因は、来年度新たに旧上妻家住宅の保存活用計画の策定という業務を行います。事業費が3百30万円でございます。そのなかの委託料として2,200千円保存活用計画策定支援ということで計上しています。ちなみに3百30万円の65%が国の補助事業として2百14万5千円国庫事業として採択をされています。
次の文化財発掘費です。5百70万8千円の増となっています。来年度は県営農政事業に伴う桜園の下之平遺跡の全面調査で5か月間を予定しております。そして立山の長崎遺跡、これは確認調査になりますけど6か月間の発掘調査を計画しているということで、全面調査が入るということで重機借り上げ代、機材借り上げ代、2,500立米の調査地になりますので、ベルトコンベアを6台くらい借りて、処理を行っていきますので、機材借り上げ分が4百12万円ということで発掘調査にかかる経費となっております。
(長田委員)
中学校費の学校管理費の中のスクールバス運行業務減となっていますけど、これはどのようなことですか。
(総務課長)
これは、令和2年度に運行業務を委託している業者の期限が切れましたので、再度入札をして今年度から新たな業者が運行業務をしています。それにかかった委託料が来年度からこの程度減額されるということになります。業務の内容は同じです。業務の減ではないです。
(教育長)
体育館の冷却設備で、どれくらい温度は下がるのですか。
(生涯スポーツ係長)
大型のファンを回すことによって、2度から3度くらい下げる効果があって、冷風機と一緒に合わせることでさらに5度くらい下げることができると、最大7度くらいは下げられるのではないかと、想定はしています。
(平川委員)
普段で体育館の温度は何度くらいです。
(生涯スポーツ係長)
調べたことがありません。
(圖師委員)
ファンということは、風は起こりますか。バドミントンとかどうですか。
(生涯スポーツ係長)
バドミントンとかはたぶん影響を受けると思います。
空気の循環をさせるということがメインになります。
バドミントンとか卓球とかの競技は難しいと思います。
(教育長)
休憩時間にかけるとかあるかも知れません。
(生涯スポーツ係長)
バレーとかバスケとかサッカーは全然影響ないと思いますので、競技中も使用することができると思います。
(教育長)
天井で回そうかとかいろいろ考えてもらったみたいで、構造上できないということでした。
(生涯スポーツ係長)
吊り下げ式を考えたのですが、吊り下げる補強工事をしなければならないということで、断念して、移動式のものを購入する計画にしています。
(久留委員)
文化財発掘についてです。桜園と立山は前からそこにあるというのはわかっていたのですか。
(開発総合センター所長)
県営農政事業については、事業場所が決まった段階で5年位前に県教育委員会と私たちが一緒に回って県農政部の事業は全て事前踏査ということで計画が上がってきた段階でその場所を埋文の担当職員が歩いて回ります。歩けば土器が落ちていたり、石の道具が落ちていたりします。落ちていた場所についてここが遺跡じゃないかということで地形を見て広く地上にエリアの印をつけるのです。本当にそのエリアで農政さんが工事をするのかしないのかと話し合ってここはどうしてもやりたいとなったら、最初見つけたのはただ拾っただけですので、本当にあるのかないのかという調査が今度やる立山の調査です。ある場合、どれくらいの深さから出るだろうかとか、どれくらいの時期のものだろうか、そういった情報収集してもう1回農政さんと話をして設計変更とかそういうのができませんかと話をして、どうしても畑を作らないといけないから土器とか石器が出る場所は削り取ってしまいます。それだったら記録保存になりますねということで発掘調査をします。
今回の桜園の場合は全面発掘になります。桜園は2年前にあるかないかの調査をして、ある場所を確定できましたので、その場所については農政さんも設計変更も難しいと協議をして発掘調査をするということです。むやみやたらに私たちも調査をしているというわけではなくて、調査は最終手段になりますので、記録保存ということで、できることならば現状保存をお願いしているのですが、今の人たちの生活がかかっていますから、調査をして記録を残して後世まで伝えていくというふうなことでやっていきます。ですから1つの遺跡が完了するまで数年間かかります。
農政さんと建設部さん、国土交通省さんと覚書を交わして事前調査をするようにしているのですが、防衛省さんとそれは交わしてないということで、馬毛島の遺跡については事前調査のお願いをしています。
(久留委員)
桜園はどのあたりですか。
(開発総合センター所長)
あっぽ~らんど入口がありますが、その手前になります。
入り込んでいかなければわからない畑になりますので、通常だとこんなところに広い畑があるのかというような場所になります。
(長田委員)
教育委員会の全体の予算は前年度の比べてどのくらいの増減になっているのか。予算要求はしたけどもこの要求が通らなかったとか。従来お願いしているけども思うようになっていないとかなかったでしょうか。
(総務課長)
教育費に関する予算ですが前年度から比べますと0.6ポイントほど下がっております。金額にして1億8千万円ぐらい、ちょうど種子島中学校のプールの費用程度が前年度から比べると下がっているような状況にあります。あとは長期振興計画に則って計画的に執行を進めていますので概ね想定内の予算額ではないかなと思っています。突発的にコロナの予算が特別に入り込んできますので、今回はこの数字の中に入ってきていませんが、例えば給食センターも7千5百万円くらい別途に予算がついているというふうな部分もありますので、概ね目的を達するための予算は確保できているのではないかと思います。
議員の方からもいろいろと要望がございますが、計画に組み込んで対応していきたいと思います。
(長田委員)
国からの補助で120万円とか80万円とか来年度使うということですが、大体各学校にどういった方向に使途を考えていますか。
(総務課長)
今回の3次補正の部分については、これまで同様コロナの感染症予防のための消耗品いわゆるアルコールを買ったりということがありますが、今回消耗品的なことで考えますと定期的な空気の入れ替えをしていかなければいけないということで、CO2の管理ができるセンサーを各教室に置ければとうことで今のところ見込んでおります。
それともう一方では、学校教育で先生方のコロナによって研修の機会がなくなったということもありまして、それに使える予算も出しております。
例えば1校百20万円ありますけど、それを消耗品と先生方の資質向上のための研修会費用というふうに割り当てられることになりますので、そこは要望に応じて今回配分をして予算組をしているところです。
(長田委員)
各学校長の判断ということですか。
(総務課長)
そうです。なるべく学校長の柔軟な対応で執行ができるようにということで、ただコロナに関係のないものを買おうとする事がたまにありますので、制限もかけながら概ね校長先生の柔軟な判断で対応ができるとしています。
(教育長)
議案第3号についてお願いします。
(学校教育課長)
西之表市学校管理規則の一部を改正する規則についてです。お諮りいたします。
10ページから説明します。
提案理由として、学校教育法、学校図書館法、教育公務員特例法等の改正に伴い、学校管理規則を改正するとともに、同規則の字句を整理するものです。
各法律の改正によって、条文の項、例えば22条が16条になったようなものを変更しています。また、これまで明確に位置付けられていなかったものがございました。司書教諭、学校評価、土曜授業等です。こちらも他市町村の規則等を参照しながら明確に位置付けたものであります。具体的に11ページにある新旧対照表で説明してまいります。
まず、第2条であります。学校教育法が改正されたことに伴いまして、条項の数字が変わってございます。第37条の4、こちらのほうは司書教諭についてこれまで具体的な位置づけがなされておりませんでしたので、司書教諭の位置付けを挿入しております。
第39条の2の2学校評価こちらも法的な根拠を明確にしています。
休業日についてでございます。12ページになります。(5)でございますが農繁期その他においてとありますが、実際は農繁期に休業することはございませんので実態に合わせて表現を削除しています。
2につきましては、休業期間中に授業を行う際には承認申請書を提出するようにとなっていたのですが、具体的な書式が制定されておりませんでしたので、14ページに具体的な書式を設けております。
第48条の2は土曜授業であります。現在西之表市では4月、8月、3月を除く年9回土曜授業を実施していますが、その根拠となる物がございませんでした。ですので第48条の2の中で、学校教育法施行規則第61条ただし書の規定により、児童又は生徒の教育環境の充実のため、教育委員会が必要と認める土曜日に授業を行うものとする、と明確に位置付けたところでございます。最後に兼職兼業でございます。教育公務員特例法の改正により第17条となったのですが、21条のままでございましたので数字を変更しています。
(教育長)
13ページの3番は、加えたということですか。
(学校教育課長)
失礼いたしました。これは3番目の児童生徒の生年月日の欄が入っておりませんでした。ここを入れないと個人の特定ができませんので、挿入しております。
(教育長)
土曜授業を導入するときに話し合いの中でお互いにこうやりましょうねというのでやっていたので、厳密にいけば校長の判断が市全体で一致していると、それぞれ土曜授業をやっているという形なのですけど、管理規則の中に位置付けている教育委員会のほうが多い。
いくつかはまだ我々と同じようにやっているので、例外であったのではないですけど、管理規則の中に明確に位置付けて教育委員会として第2土曜日はお願いしますよということを明確にした。こうしてみてみたら、変えなければならない文言とか条文があったので、今回整理をしました。
(総務課長)
先程、長田委員の質問の回答に対し、訂正をさせていただきたいことがあります。
昨年度との予算の比率の件でしたけども、0.6ポイント1億8千万円と申しましたが、1.2ポイント減の1億3千万円の減と訂正をさせていただきたいと思います。申し訳ございませんでした。
(教育長)
理由はやっぱり種子中のプールですか。
(総務課長)
種子中のプールが大きな要因です。
・動議討論等
なし。
・行事実施状況
(各課長)
3月の行事実施状況を各課長等より説明
・行事予定
(各課長)
4月、5月の行事予定について説明
・当面する教育行政の諸課題について
(指導係長)
不登校、いじめ等の状況について説明
・その他
(庶務係長)
県教育行政説明会について
(総務課長)
コロナワクチン接種会場について
(管理係長)
小学校の卒業式について
(久留委員)
3月1日の新聞を読みましたら、東北震災が終わって10年になるのですが、文科省が防災マニュアルを見直すように各教育委員会に通達がきたと思います。数字を達成した全国的に45パーセントと書いてありました。水準に達したのは、鹿児島県内は41パーセント、中種子町は達成されているようなのですが、西之表市はどのようになっているのかお聞きしたいです。
(学校教育課長)
水準とは何の水準ですか。
(久留委員)
水準策定と書いてありました。
(学校教育課長)
通知は昨年度きておりまして、本年度各学校の防災マニュアルをチェックしたら、津波の想定が学校のある場所だけになっている。実際は、通学時に遭遇することもございますし、古田小学校などは校区外で過ごすこともあるわけです。そういうことを想定した津波対応のマニュアルを本年度中に作ってくださいという指導を10月に行っています。市も新しい基準に基づいたハザードマップ、津波浸水区域の想定を新たにするということでした。まだできていないようですが、それを踏まえて具体的な対応をしていかないといけないというところも確認しているところです。
(久留委員)
先生方の忙しさだとか専門的な知識がなかなか深まらないということで達成がまだだということは書いてあったのですけれども、中種子町は達成と書いてあったのですよね。
(教育長)
その新聞の記事を読んでないですけども、県内の市町村の一覧が出ていたのですか。
(久留委員)
一覧は出ていないですが、文章が書いていました。策定したのは中種子町と書いてありました。
(学校教育課長)
また、今日確認させていただきます。
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