令和2年2月 定例教育委員会

会議録

日時  令和2年2月5日(水曜日) 午後3時00分

場所  西之表市役所403会議室

 

出席者

(委員) (事務局)
教育長 大平 和男
委員 長田 明
委員 平川 浩
委員 圖師 愛
委員 久留 惠子
総務課長 吉田 孝一
学校教育課長 内 健史
社会教育課長 中里 千秋
開発総合センター所長 沖田 純一郎
管理係長 山崎 晃
指導係長 谷口 誠二
庶務係長 古元 哲哉

 

議決事項:0件

議案番号

件名

提案理由

審議の状況

採決の次第

元議案第6号

西之表市立学校給食センター管理運営要綱の一部を改正する要綱の制定について

給食費徴収事務において過年度滞納分の徴収事務を引き続き行っているところであるが、長期間居所不明等で徴収が不可能と判断される債権について、不能欠損処分を可能とするため、要綱の一部を改正しようとするものである。

特記事項なし

承認

会議要旨

・委員及び教育長の報告

特になし

 

・議事

(教育長)

 議案第6号をお願いします。
 

(総務課長)

 西之表市立学校給食センター管理運営要綱の一部を改正する要綱の制定について、西之表市立学校給食センター管理運営要綱の一部を改正する要綱の制定について教育委員会の議決を求めるものです。提案理由は2ページをご覧ください。

 給食費徴収事務において過年度滞納分の徴収事務を引き続き行っているところでございますが、長期間居所不明等で徴収が不可能と判断される債権について、不能欠損処分を可能とするため、要綱の一部を改正しようとするものです。

 1ページの中段のほうに学校給食費の不能欠損処分第10条をこの要綱の中に追加で挿入することとしています。

 学校給食費の不能欠損処分第10条 給食費の滞納者が次の各号のいずれかに該当するため、当該滞納者から滞納給食費を徴収することが不能と認められる場合は、運営委員会の決定により、当該滞納者を不能欠損処分の対象者として決定するものとする。

 第1号 滞納者が死亡したとき。第2号 滞納者の住居所が捜索の努力にかかわらず5年以上不明のとき。第3号 滞納者が破産法第253条第1項その他法令の規定により、学校給食に関する債務について責任を免れたとき。第4号 滞納者がその他の理由により不可能であると運営委員会が認めた場合。

 第2項で不能欠損処分の対象者として決定した者の滞納学校給食費については、収納不能分として欠損処分を行うものとする。というように第10条を追加するものです。

 3ページ以降については、新旧対照表を付けております。

 現在の状況については、給食センター係長から説明させていただきます。
 

(給食センター係長)

 9ページをご覧ください。

 学校給食費未納者一覧表ということで、1月31日で出しております。平成14年度から給食センターが運営開始されていますのでそれからの分になります。平成20年度に中学校は統合しております。

平成24年度から年3回の児童手当からの天引きができる制度がスタートしております。

 今、滞納者といたしましては7名います。市内に住所がある方はA・C・G、居所不明分はB・D・E・Hで、催告書等納入の通知をしても宛先不明で返ってきている部分であります。今回の不能欠損については、居所不明分の4人分の214,030円が対象になります。

平成29年度までは、旧榕城中学校に関しては給食センターで徴収をしていたのですが、あと榕城小学校と種子島中学校の未納分があります。これについては、平成30年度から給食センターが引き継ぎをしました。合計で632,170円が残っています。

 平成24年度からは児童手当からの差し引きができるとなって、未納がありません。なおかつ平成30年度から第2子以降の給食費無償化が始まりました。本年度から就学援助費で学校給食費の支給があるのですが、市教委からセンターへ就学援助の学校給食費相当分を振り込んでもらうよう変えましたので、学校の担当職員についても事務が軽減されました。

 他市町がどうなっているか10ページをご覧ください。

 平成28年度で調査をしたのですが、薩摩川内市と日置市が不能欠損の処分をしていたところです。今年度他の市が調査をしてそれをいただいたのですが、1月24日現在で南九州市と志布志市については、28年度以降で不能欠損の処分をしている、あるいは運営要綱の改正をしている。西之表市と指宿市については、同じような動きになっています。

本市では管理運営要綱を改正し、令和2年度より実施予定で3月の運営委員会に諮って決定していくこととしています。指宿市は2月の運営員会で承認され次第実施する予定となっています。曽於市は管理運営要綱を改正し令和2年度より実施予定ということで、未納がある市町村については不能欠損が始まってきている状況であります。
 

(長田委員)

 居所不明は何名ぐらいですか。
 

(給食センター係長)

 旧榕城中については、こちらで毎年催告書を出しているのですが、4年以上宛先不明で返ってきている状況です。
 

(教育長)

 5年以上ぐらいは経っているのですか。
 

(給食センター係長)

 そうです。
 

(教育長)

 督促のやり方はどんなふうにしていましたか。
 

(給食センター係長)

 29年度までは旧榕城中分だけだったのですけど、毎年5月くらいに文書を出して連絡をくださいと1年目はそういう形をしました。納めやすい体制にしようかということで分納にし、完納してもらいました。文書だけではわからないところもあった。
 

(総務課長)

 居所不明の部分については、次のところまでは転出先を追いかけられるのですが、そこから先に異動したときは非常に追っかけにくい。ただ本籍地が西之表市にある場合は市民課への手続きで戸籍の附票をもって追っかけようとするのですが、その先に送っても居所不明というふうなものが今残っている状況です。
 

(長田委員)

 今後の手続きはどうなるのですか。
 

(総務課長)

 手順として未納の方については徴収訪問を引き続きやり、残ったものは市内在住と確認されている方のみなので、粛々と催告を出して電話なりのコンタクトをとって徴収の業務を進めていくことになります。
 

(長田委員)

 居所不明の方の手続きは
 

(総務課長)

 この手続きは返ってきた居所不明のハガキがたっまっていきますので、それをもって年数何年間やったけどわからなかったということをもって運営委員会の中で決定をしていただくというふうな手続きで行こうかと思っています。
 

(長田委員)

 運営委員会とは別組織ですか。
 

(総務課長)

 学校給食の運営委員会です。
 

(教育長)

 文言のことですが、条文の「決定するものとする。」より「決定することができる。」にしたらどうか。
 

(教育長の意見に全員意義なし)

 

・動議討論等

特になし

 

・行事実施状況及び行事予定

 1月の行事実施状況

 各課長等より説明
 

(久留委員)

 開発総合センターの28日の農林水産課の調査はどこを調査したのですか。
 

(開発総合センター所長)

 名木・古木10本ぐらい農林水産課のほうで選定しているのですけども、今回新たに古田広掛のヤクタネゴヨウが古木にならないかと申請がございまして、それに基づいて農林水産課職員、熊毛支庁、営林署、文化財係が調査をしたところでございます。決定については、名木・古木選定委員会がその是非を諮り、最終的には市長が決定をするということであります。一番近いのが市役所のバイクを止めるところにあるチシャの木というのがあるがそれが選定されています。あと本源寺のイチョウの木があります。白い標柱が立っています。

それは農林水産課でやっている事業であります。
 

(久留委員)

イチョウの木は普通のものと違うのですか。
 

(開発総合センター所長)

 大きいです。本源寺の中にあります。
 

(長田委員)

 10本くらいあれば、子供たちにも地元の名木ですから
 

(開発総合センター所長)

 10年以上前に最後の指定・選定をしてから事業が進んでいないことで農林水産課も普及・啓発とか大事なものについては保存をしていきたいと思っているようです。
 

(長田委員)

 一般の人も子供たちも知らない人が多いのではないか。
 

(開発総合センター所長)

 認知がなかなか進んでおらず、所管は教育委員会かじゃないかと言われ、将来的に残していかなければならないものについては、文化財指定も考えているところです。
 

(久留委員)

 ヤクタネゴヨウが松くい虫にやられてだんだんなくなる中で、予防されていると思うのですけども現在の状況は
 

(開発総合センター所長)

 ヤクタネゴヨウは専門家の人に聞くと2・3年までは大きくなるが、土に菌がないと大きくならないと、土と菌が一番問題になっています。虫については予防がしっかりされているので、実験もしています。鉄砲館にもヤクタネゴヨウが2本あって元気に育っています。
 

(長田委員)

 ヤクタネゴヨウが種子島に何本、屋久島に何本くらいありますか。
 

(開発総合センター所長)

種子島にはまだわかっていないものがありますが、数百本くらいあるのではないかと思います。屋久島の分は把握していません。
 

(久留委員)

 19日の古田校区の文化祭そこから出土品が出て、鉄砲館から持って行ったということですが、陶器か何かですか。
 

(開発総合センター所長)

 古田校区の遺跡から出たもので一つは古田の川から拾われたもので石に穴が空いているもので当時は笛ではないかと言われたものです。それはあと古田の広掛遺跡というところを10年前に圃場整備に伴い調査をしていますけど、そこから出てきました縄文時代の遺跡を展示したり、二本松で採取された石でできた石の道具とか土器いわゆる焼物のかけらを展示しました。基調講演も茎南小学校の校長先生の大久保浩二さんの方に三角山遺跡に携わった方です。
 

(平川委員)

 大型客船が来るという中でコロナウィルスが出ているということでやり取りが出てきているのかと思いまして
 

(開発総合センター所長)

鉄砲館のほうでは特別コロナウィルスとか観光で来られたエージェントからは直接まだご意見等は来ていないです。けれどもニュース等であるとおりかなり早いスピードで広がっていますので、国・県等から注意をしてくださいとの文書が来るのではないかと思っているところです。鉄砲館のほうには、来ていません。
 

(教育長)

 アルコール消毒は目立つところに置いていますか。
 

(開発総合センター所長)

 入口のところに置いています。
 

(平川委員)

 店でたくさんマスクを買っている方がいました。

 

・行事実施状況及び行事予定

(各課長)

 2月、3月の行事予定について説明

 

(長田委員)

 2月14日の幼・保・小・中・高連携推進会議は研究発表される会ですか。

 

(学校教育課長)

 そうです。今年度、最終の会です。

 

(教育長)

 黎明館の調査は種子島家の新しい文書があるのですか。

 

(開発総合センター所長)

 種子島家文書はもう一度確認したいものがあるのと、日典寺にあるお曼陀羅をもう一度見たいということで室長の栗林さんという方が来ることになっています。

 

(教育長)

 曼陀羅は貴重なのですか。

 

(開発総合センター所長)

 貴重だと言われています。日典上人の直筆だと言われているものです。

 

(教育長)

 西村天囚は今回で終わりですか。

 

(開発総合センター所長)

 まだ西村さんのお宅にいっぱいあることはわかっています。

 資料写真等だけでなく、文書類もたくさんあります。もう少しかかるのではないかと思います。

 

・当面する教育行政の諸課題について

(指導係長)
 不登校、いじめ等の状況について説明

 

・その他

なし

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