令和2年1月 定例教育委員会

会議録

日時  令和2年1月8日(水曜日) 午後3時00分

場所  西之表市役所403会議室

 

出席者

(委員) (事務局)
教育長 大平 和男
委員 長田 明
委員 平川 浩
委員 圖師 愛
委員 久留 惠子
総務課長 吉田 孝一
学校教育課長 内 健史
社会教育課長 中里 千秋
文化財係長 鮫島 斉
管理係長 山崎 晃
指導係長 谷口 誠二
庶務係長 川畑 浩一郎

 

議決事項:0件

議案番号

件名

提案理由

審議の状況

採決の次第

会議要旨

・委員及び教育長の報告

 特になし

 

・議事

(教育長)

 報告第16号、17号まとめてお願いします。

 

(総務課長)

 報告第16号令和元年度西之表市一般会計補正予算(第3号)に係る意見についてであります。先に行われました定例市議会で提案されました補正予算であります。事務委任規則第3条第1項の規定により、臨時代理した令和元年度西之表市一般会計補正予算(第3号) について、別紙答申書のとおり市長へ意見具申をしましたので、ご報告をいたします。

 2ページに諮問を受けまして、3ページに答申をしております。補正予算の中身については、9ページの議会の内容についての報告の中でご説明します。

 続きまして4ページの報告第17号です。これに関しても一般会計補正予算(第4号)ですが、人事院勧告に伴う職員の人件費に係るもののみとなりますので、別紙のとおり手続きがあったということをご報告させていただきまして、この中身については割愛させていただきます。

 

(教育長)

 勧告どおり実施ということですか。

 

(総務課長)

 そうです。

 

(教育長)

 報告第18号をお願いします。

 

(総務課長)

 報告第18号7ページになります。

 令和元年度第4回市議会定例会が開催されました。その内容につきまして報告させていただきます。11月28日から12月13日まで会期16日間をもって開催がなされております。

 教育委員会に関係する部分を抜粋して掲載せていただいています。

 まず1番目にありますのが、一般質問でございます。

 質問者は、生田直弘議員、和田香穂里議員、長野広美議員、橋口美幸議員、田添辰郎議員となっております。

 教育委員会関係のところだけを抜粋をさせていただいております。

生田直弘議員におきましては、夕暉が丘の利活用と周辺環境整備についてと情報通信技術(ICT)を使った遠隔地教育と人材育成についての質問がなされています。

 和田香穂里議員については、図書館の現況と今後のあり方について、13項目にわたって質問がなされたところです。

 長野広美議員については、体育館施設の安全管理についてと第6次長期振興計画について、中身については旧上妻家住宅の今後の計画と事業費についてでした。

 橋口美幸議員につきましては、子育て支援策の充実に向けてと社会教育施設の改善計画を問う。2つの質問でございました。

 田添辰郎議員については、市長・教育長の歴史認識についてとの質問がなされました。

 詳細の項目については、お目通しいただいて、何か質問等あればお受けいたします。

 

(長田委員)

 田添議員からの質問で、(1)から(4)までのことについて、どのような答弁をされたのか。自分たちも教育委員として共通認識をしておくべきところもあるのではないかと思います。そこらを教えていただきたい。

 

(教育長)

 これは、私が答えましたけれど、田添議員としては韓国とか中国がこちらから見ればかなり偏向した教育を行っていると、それに対する危機感があったと思います。

 それらについてどういった歴史認識を持っているかというのは、基本的にはまだ色々な見方があって定まってないところもあるし、そしてまたこれについて私が自分の歴史観を述べる立場にないというのがひとつの基本的なスタートです。そのうえで申し上げさせていただければ、これが正しいか間違いかということよりも、もともと歴史的な事件というものには様々な見方があるし、光の当て方でいろいろな捉え方があるので、歴史とはそういうものである。そういう中からどういう教訓を未来に持っていくかということが大切であり、そういう考え方を子どもたちに教えたいと思っています。そのような答え方をいたしました。侵略戦争であるか否かというのもそれは様々な考え方もあるし、事実関係においても特定なされていない。それは専門家の方できちんとやっていただきたい。我々は、学習指導要領に則って教えていく訳であります。もちろん戦争というのが人間の尊厳を傷つける行為であるから、その中で起きた行為の中で人間の尊厳を傷つけることがあったであろうということは、容易に想像ができる。問題は、その中から何を学んでいくか。何を子どもたちが未来に活かしていくか。そういうことを教えたいと考えています。そのような述べ方をしています。子どもたちにどのような歴史を教えていくべきかというのも特定のこういうものではなくて、歴史というものが常に新しい光を当てて見直されていくべきものなんだということを教えています。そのような形でまとめて答えています。

 

(長田委員)

 個々にわたっての説明とかしなかったのですか。

 

(教育長)

 しませんでした。

 

(長田委員)

 それに対して、田添議員はそれ以上のことは言わなかったですか。

 

(教育長)

 言わなかったです。議会が終わったあと訪ねてきてくださり、いい回答をもらったということでした。

 

(長田委員)

 市長は何も言わなかったですか。

 

(教育長)

 市長も具体的には言わなかったです。

 まず私が答えましたので、本人も特別市長に答えを求めていない感じでしたが、議長が市長言わなくていいですか。とありましたが、市長はもともとジャーナリズムにいた方ですので、それなりの考え方を持っていると思いますが、それについて具体的にどうこうといったことはなかったです。

 

(教育長)

ICTの現状について、何か報告していた方がいいのではないでしょうか。

 

(学校教育課長)

 来年度全ての小学校にテレビ会議システムを導入しまして、遠隔合同授業を行える環境づくりを行う予定で今年も鹿児島大学からシステムを借りて6月から7月にかけて実際にやってみました。これまでも算数・国語や集合学習の事前活動をやってみたのですが、日頃は、なかなか学習できない相手と一緒に学習したり、先生方については一緒に研修できるということもあり、そういう環境づくりを求めるという声も大きかったので、来年度は環境整備を進めるということでお答えしております。タブレットが現在7校に入っているのですが、来年度残りの4校にも導入し、タブレットを活用した学習活動を進めていくとお答えしています。

 

(教育長)

 これに関しては鹿大からかなり協力をいただいて、研修とかもかなり厚く行えているのかなと。

 

(教育長)

図書館を含めて何かいいですか。

 

(社会教育課長)

図書館の現況と今後のあり方ということで、利用者を増やすための取組では、利用者のニーズに合った蔵書の充実であったり、管内のレイアウト、専門司書によるレファレンスサービスというのがありますが、さらに充実させていこうということ、新たな利用者を取り込むためにはということで、閉館後の学習室を利用した映画の上映会だったり、コンサートであったり、ビブリオバトルを実施していくことを考えているところです。

移動図書館車については、現在毎月3回、19のステーションを3つのルートで巡回をしています。こちらも平成30年度から利用者を増やすための課題ということで、移動図書館車に臨時の職員が同乗して各ステーションの利用者のリクエストを聴きながら本の入れ替え等を行っている状況です。あとレファレンスサービスの状況と課題ということですけども、レファレンスサービスが年間450件程ということで年々増加している状況にありますので、通常の業務に加えて重要な業務のひとつとしてこれからさらに充実させていきたい。

バリアフリー化については、施設自体が古いというのもありますので、エレベーター等の設置はございませんが、利用しやすい施設にするために書棚を広くとったり座って休めるスペースを作ったり、2階と3階のフロアの段差をなくすなど対応しています。点字書籍、朗読CD等視覚障がい者向けの資料については、保有していませんので、司書と情報共有しながら整備して行ければと考えています。

 

(教育長)

あと市民体育館の安全対策と旧上妻家住宅について若干話してもらえますか。

 

(社会教育課長)

市民体育館玄関階段の安全対策ということですが、階段の段差が危ないというか、大きなけがではないですけど、いろいろあったと長野広美議員から話を聴いたのですが、実際体育館の管理人からの事故等の報告も特に受けていません。つまづいたという程度だと思いますけども、そちらについては今後、より安全性の確保ができるような検討をしていきたいと考えております。

上妻家住宅については、文化庁からの助言指導で、地震に対する住宅の安全性が基準を満たしているかどうか診断が必要であることからその診断を実施することにしています。それが確保されたのち改修等をしていくということになりますけども、住宅の屋根の全面改修を今のところ考えているということでございます。その他にも修繕を年次的に行いながら一般公開に努めていきたいと思います。

 

(教育長)

総務課はスクールバスの件をお願いします。

 

(総務課長)

「9ページの5番目のスクールバスの現況を問う。」という橋口美幸議員からの質問でした。「免許を返納した市民や高校生がオートバイ免許を取得するまでの間、利用できる対応の検討を求める。」という質問でした。前段に企画課に対して、どんがタクシーとか巡回バスの一つとして、スクールバスも一緒に活用できないのかと質問がありましたが、そもそも目的が違いますということでご理解をしていただかないといけないと思っていたところです。

免許を返納した市民についてはコミュニティーバスの部分でございますので、ここについては企画サイドが担当ということもありまして、総務課としましては高校生がオートバイ免許を取得するまでの間、利活用についての回答をさせていただきました。

この件については、橋口議員から質問をいただく前に、すでに種子島高校の校長先生からご相談がありまして、利用できないか協議を進めてきています。

内容については、中学生を送迎するためのバスであって、中学校に到着する時間、到着時点は変えられないというのは大前提になりますので、高校生が利用するためはいろいろ不便もありますよという話とそこをどうやってカバーしましょうかという話を進めているところです。特に高校生になると朝補習があったりしますので、基本中学校には8時までに着くようにバスは設定されていますけども、当然早く学校に行くことが、そのバスを使うと不可能であるという話と、発着は必ず中学校がベースになりますよという話とか動かせない状況がございましたので種子高と調整しながらどこまで使えるのか、できるだけこちらも使わせたいというのもありますので、今整理をしていますというところの回答をしています。

 

(長田委員)

 生田議員の夕暉が丘の利活用と周辺環境整備について教えてください。

 

(学校教育課長)

 インターネットのホームページ等で夕暉が丘に大和沈没方向と書かれた石碑があることが紹介されていることから、平和教育の視点から非常に重要な場所ではないかということで、もっと利活用すべきではないかという質問でした。そういう夕暉が丘のすばらしさを確認したうえで、現在のところ学校教育の中で特段の活用はなされていないが非常に意義がある場所なので、夕暉が丘の存在を学校に改めて周知して活用を促していくということで学校教育課はお答えしました。

 

(教育長)

 いい場所なんですけど、平和教育の素材としてというところまで学校で利用できるかと、枕崎に行けば、枕崎は火之神公園の沖に沈んでいるということがあるわけなのですよね。あそこを訪れて平和の大切さを考えるきっかけにできるとは思いますけど、学校教育の中に具体的に取り組んでいくというのは今のところ難しいです。

 

(教育長)

 予算特別委員会をお願いします。

 

(総務課長)

 先ほど答申をした内容となります。

 一般会計補正予算(第3号)の中身ですが、総務課におきましては、教職員住宅管理費修繕料で249万8千円増額してございます。現和小及び安城小で親子留学が見込まれるための教職員住宅の改修するためのものであります。

 学校管理費の修繕料については、76万8千円の増額をしてございます。現和小学校の来年度3・4年学級が複式となり、修繕するための費用を計上しています。 

 学校管理費の工事請負費でございますが、114万1千円増額しております。これまで今年度各学校の図書館にクーラーを設置してきましが、下西小図書室について2階までの吹き抜けとなっていることから構造上設置が難しいということで保留していました。いったん場所の整理ができまして、隣にある教室を閲覧室として使うことが決定しましたので、そちらにクーラーを取り付けるために増額したものです。

 続いて学校教育課でございます。教育振興費使用料として、新しくパソコンを導入したことによる使用料を114万9千円減。これは実績です。途中からパソコンが入りましたので、その使用料が発生する部分を決算見込みとみなしたときに114万9千円の減額が生じました。

 それから外国青年招致費については68万8千円の減。これはALTの住宅料についてこれまで市が一括して借り上げていたものを個人が直接賃貸の契約をするということに伴って減額をしたものです。

 次に学校管理費の需用費は、来年度から変更される指導者用教科書の購入見込み額の増により378万3千円増額しています。

 社会教育課は、開発総合センター管理費役務費として11万5千円増額しています。

 下野先生が所有している歴史的な品物をこちらに寄贈をしていただけるのにかかる送料分の追加となっています。

 青少年指導事業費の報酬ですが、指導員の時間外分として11万7千円増額しています。

 文化財保護費工事請負費の75万1千円の減は旧上妻家住宅周辺建物を解体しました。この実績に伴って予算を減額したものです。

 この予算委員会におきまして、10ページになりますが、各議員の中から次のような質問が上がってきています。

 総務課においては、現和小学校の複式に係る修繕の内容について、渡辺議員より問い合わせがありました。

 学校教育課については、ALTの住宅料の歳入歳出との関係性について問い合わせがありました。

 社会教育課については、青少年指導員の時間外増加の理由についてと文化財発掘調査に予定地について、今後どういいたところがあるのかと質問が上がってきたところです。

 開発総合センターについては、文化財上妻家住宅の今後の在り方について、予算委員会の中で出てきたところです。

 

(教育長)

 現和小学校については、今年3・4年生が複式となるのですが、今までは単式でやっていたが、児童数減の影響で複式になると黒板を後ろにも付けたりとかそういうふうなことがあった。ALTの件については、制度改正によって一律にALTに対しては個人負担が原則になったということです。

 社会教育課の時間外増加の理由というのは何ですか。

 

(社会教育課長)

 これは、今年持ち回りで1市3町の広域の文化祭がありましたので、職員で対応する予定でしたが、指導員の手伝いをいただいたということで2人分増になっています。

 

(教育長)

 文化財発掘調査の予定地とは

 

(文化財係長)

 今年度の予定地に下石寺が入っていたので、そこがどこですかという質問でした。

 今年度は安納と下西のほうで試掘というか可能性があるかというちょっとしたラインを引いてという小さな発掘でしたが5か所した。

 

(教育長)

 下石寺はどこですか。

 

(文化財係長)

 焼却場過ぎて右手のカーブのあたりです。

 

(教育長)

 それでは、報告第19号、20号まとめてお願いします。

 

(社会教育課長)

この案件は安納にあります青少年の家の老朽化により解体したことによるものです。

 まず、西之表市青少年の家の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてであります。青少年の家が施設の老朽化により安全性が確保できないと判断したことから同施設を廃止するため条例を制定しましたので報告をいたします。12ページの通りでございます。なお附則の2に西之表市公の施設に関する条例の一部を次のように改正するとし、併せて13ページのとおり改正をしています。表中右側が改正前、左側が改正後ですけども、上段の表が別表第1、別表第2それぞれ青少年の家の項を削除しております。

 次が規則になりますけども、西之表市青少年の家管理運営規則を廃止する規則の公布についてということで報告をいたします。提案理由については先ほどの条例の廃止制定と同様でございます。こちらも15ページのとおり廃止しましたので報告をいたします。なおこちらのほうも附則2に西之表市事務委任規則の一部を次のように改正することといたしまして16ページのとおり西之表市青少年の家の管理に関することを削っています。

 

・動議討論等

特になし

 

・行事実施状況

(各課長)

 12月の行事実施状況

 各課長等より説明

・行事予定

(各課長)

 1月、2月の行事予定について説明

(平川委員)

 トータルメディアとの施設改修等協議は、リニューアルの提案をされたということで具体的にどのような内容だったのか。

 

(文化財係長)

 今の鉄砲館の中身を入れ替えるとしたらどういったことができるかなというようなことがあってでした。機材を今風なモニターに変えたらとか、飾り方としては、物が少なくなるような展示の仕方ですから、収蔵庫の不足も大きな課題としてあるので、逆に提案もして確認をしました。

 

・当面する教育行政の諸課題について

(指導係長)
 不登校、いじめ等の状況について説明

 

・その他

 特になし

この記事に関するお問い合わせ先

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