馬毛島問題の経緯(平成29年)

馬毛島問題の経緯(平成29年)

月日 出来事等
平成29年12月26日  第2回米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会臨時総会が西之表市役所において開催された。この会で田渕川町長(中種子町)が地元議会との足並みを揃える必要があることを理由に離脱し、名越町長(南種子町)も書面にて離脱をする旨表明された。FCLPに係る問題の主地域である種子島の関係自治体のほとんどが離脱した状態での協議会の存続は極めて困難であり、解散が妥当であるとの結論に達した。
平成29年12月22日

 閣議決定された2018年度予算案で、馬毛島への関連施設配置に向けた気象調査などの費用約1億6700万円が計上された。

平成29年12月19日  2回目となる馬毛島現地調査を実施。市長・副市長・教育長や市職員、消防署長ら19名が馬毛島へ渡航し、旧馬毛島小・中学校の清掃及び補修、建物の測量を行う。
平成29年12月13日  名越町長(南種子町)が議会の一般質問で米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会からの離脱について、12/26に開催される協議会臨時総会で対応を決める意向を示した。
平成29年12月8日  馬毛島開発問題検討対策委員会を開催し、検討メンバーから出された馬毛島活用計画(案)について内容等精査した。
平成29年12月6日  田渕川町長(中種子町)が議会の一般質問で米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会から離脱する意向を明らかにした。
平成29年11月27日  「馬毛島活用」に係る第4回検討会を開催し、検討メンバーによる馬毛島活用計画(案)がまとめられた。
平成29年10月25日  協議会担当課長会を鹿児島県市町村自治会館で開催。今後の協議会の方向性について素案をまとめる。
平成29年10月16日  タストンエアポートが買収した馬毛島の土地を巡り、地元漁業者ら20人が入会権全員の同意がない買収は無効として、同社に登記抹消を求めた訴訟の口頭弁論が鹿児島地裁で行われた。同社は登記抹消を求める場合、入会権者全員が原告になる必要があり、不適法としている。
平成29年9月18日  防衛省がFCLP訓練の移転先として馬毛島以外の場所を選定することが新聞報道された。用地買収交渉が難航しており、代替候補地として九州か四国の滑走路建設が不要な既存の民間空港を中心に選ぶとしている。
平成29年9月1日~5日  厚木基地で5年ぶりとなる空母艦載機離発着訓練が実施された。訓練期間は9月3日を除く4日間となった。
平成29年8月22日  防衛省が2018年度予算の概算要求で過去最大の5兆2551億円を要求したことを政府関係者が明らかにした。概算要求では、南西諸島の防衛強化を重視しており、南西警備部隊の施設整備に552億円充てている。
平成29年8月16日  「馬毛島活用」に係る第3回検討会を開催
平成29年8月9日  協議会臨時総会をホテルウェルビュー鹿児島において開催。5月17日に開催した通常総会での意見である防衛省との意見交換や今後の協議会活動について協議したが、防衛省訪問は9/17の屋久島町議会選挙で実施不可となり、今後の協議会活動の方向性については結論が出せなかったことから、担当課長会で素案をまとめ、次回の臨時総会で再協議することとなった。
平成29年7月18日  「馬毛島活用」に係る第2回検討会を開催
平成29年7月7日  馬毛島の現地調査を実施し、緊急避難施設である旧学校跡地を調査した。参加者は市長・教育長を含む市職員18名。
平成29年6月5日  八板市長の公約である「馬毛島活用」に係る第1回目検討会を開催。庁内の中堅職員による横断的なチームを編成し、年内の活用案作成に向け2班体制で検討していく。
平成29年5月17日  協議会総会が西之表市役所で開催される。この総会の中で、名越町長(南種子町)が離脱の意向を示し、田渕川町長(中種子町)も八板市長の考えによっては離脱も辞さない旨発言があり、八板市長は「協議会は賛成・反対を問わずニュートラルな立場で情報を収集し、郡民に正確な情報を伝えるための組織である。」と協議会の方針を示し、また、中種子町議会および南種子町議会にも協議会がニュートラルな方向となったことから、再加入するよう検討していただきたいと考えを示した。
平成29年4月12日  八板市長が防衛省とタストンエアポートを訪問した。市長就任後初訪問であり、防衛省は深山延暁地方協力局長、タストンエアポートは立石勲会長が対応された。
平成29年3月31日  政府が馬毛島の買収に向け購入額として40億円台の鑑定結果を伝えたが、地権者側は400億円台を提示したと報道される。
平成29年3月30日  西之表市議会は30日の最終本会議で、馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊施設整備に反対する意見書を賛成多数で可決した。
平成29年3月21日  稲田防衛相は記者会見で、西之表市長選の結果、FCLP受け入れに反対する無所属新人が初当選したものの、予定通りに検討を進める考えを示した。
 菅義偉官房長官は会見で「現時点で馬毛島を(訓練施設の正式な)候補にするとの判断には至っていない」と述べた。
平成29年3月19日  西之表市長選の再選挙が19日投開票され、FCLPの受け入れに反対する無所属新人の元新聞記者八板俊輔氏(63)が初当選した。
平成29年2月22日 防衛省は2017年度当初予算案で、馬毛島関連に周辺への影響など施設整備を検討する上で必要な資料を収集する費用として1億6000万円を計上した。
平成29年1月29日  西之表市長及び市議会議員選挙が行われたが、市長選においては無所属6新人がいずれも法定得票数である有効投票総数の4分の1(25%)に達せず、公選法に基づく再選挙が決まった。
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