馬毛島問題の経緯(令和2年)

馬毛島問題の経緯(令和2年)

月日 出来事等
令和2年12月27日  馬毛島へのFCLP移転問題を学ぶ学習会が中種子町の旭町公民館で行われる。日米地位協定に詳しい琉球大学の山本章子准教授が運用事例など影響を話した。
令和2年12月26日  防衛省が進める馬毛島への自衛隊基地整備計画と海上ボーリング調査の中止を求める反対集会が西之表港周辺で行われた。150人の参加者があった。
令和2年12月23日  「鹿児島に米軍基地はいらない県民の会」など3団体が海上ボーリング調査の中止を求める要請書を九州防衛局長と県知事に提出した。
令和2年12月23日  防衛省が進める海上ボーリング調査の差し止めを求めた仮処分申請の第1回審尋が東京地裁で行われた。
令和2年12月21日  防衛省は馬毛島の周辺海域において地盤を調べるボーリング調査を開始した。
令和2年12月18日  防衛省の馬毛島でのボーリング調査について、地元の漁業者が県知事を相手に許可取り消しを求める訴訟を起こした。
令和2年12月18日  防衛省の馬毛島での海上ホ゛ーリンク゛調査に係る市長コメントを発表。地元の理解なく進めることは認められないとした。
市長が馬毛島問題に係る住民説明を下西校区にて実施(下西校区公民館、40名)
令和2年12月11日  馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、地元漁業者が海上ボーリング調査の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
令和2年12月9日  市長が馬毛島問題に係る住民説明会を立山校区にて行う。
令和2年12月8日  市長が馬毛島問題に係る住民説明会を榕城校区にて行う。
令和2年11月30日~12月6日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を榕城校区にて説明する。(※12/2は説明会なし。計6回)
令和2年11月27日  県知事は県議会本会議で馬毛島への自衛隊基地建設に係る防衛省の海上ボーリング調査について許可する方針を表明した。
令和2年11月23日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を安城校区にて説明する。
令和2年11月19日  防衛省が市議会馬毛島対策特別委員会に説明会を行う。
令和2年11月18日  市長と県知事の馬毛島に係る意見交換が県庁において開催される。
令和2年11月15日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を上西校区にて説明する。
令和2年11月14日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を立山校区にて説明する。
令和2年11月9日  市長が防衛省において防衛大臣と面会し、防衛省が進めようとしている馬毛島への施設整備計画について、地元首長として同意できない意向を示した。
令和2年11月6日  九州防衛局種子島連絡所の職員が熊毛支庁に海上ボーリング調査に係る申請書の写しを提出した。
令和2年11月5日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を伊関校区にて説明する。
令和2年11月3日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を住吉校区にて説明する。
令和2年11月2日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を現和校区にて説明する。
令和2年11月1日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を古田校区にて説明する。
令和2年10月31日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を安納校区にて説明する。
令和2年10月29日  防衛省が馬毛島への自衛隊基地建設に係る説明を中割校区にて説明する。
令和2年10月23日  防衛省の海上ボーリング調査について、漁協が組合員に対し実施した賛否を問う投票について、開票の結果、賛成多数となった。馬毛島海域で操業資格のある175人のうち135人が投票し、賛成121、反対13、無効1、40人が棄権した。
令和2年10月23日  県知事は、馬毛島への自衛隊施設建設を巡り、馬毛島周辺の1市4町(西之表市・中種子町・南種子町・屋久島町・南大隅町)の首長と会談し、漁協への影響や騒音などについて意見交換した。
令和2年10月22日  防衛省は、中種子町と南種子町の両議会に対し、馬毛島での自衛隊基地建設に係る移転計画の施設配置案を説明した。中種子町側は説明に納得との認識を示す。
令和2年10月20日  防衛省は地元漁協組合員に、馬毛島への自衛隊基地建設に係る計画案や工事概要など説明した。説明は地区別に2回開かれ計80名の組合員が参加した。漁協は、同意の賛否を問う投票を23日午前中まで受け付け、午後に開票する。また、防衛省は環境アセスメントの手続きを11月に開始する意向を漁協に伝えた。
令和2年10月16日  馬毛島への自衛隊基地建設へ反対する西之表地区の漁業者が県知事に対し、馬毛島での海上ボーリング調査を県が認めないよう求める陳情書を提出した。
令和2年10月14日  中種子町の行政と議会、民間が一体となった「中種子町自衛隊誘致推進協議会」の発足総会が開催された。同協議会は、馬毛島のFCLP施設の受け入れを前提に、同町への自衛隊施設の誘致を目指している。
令和2年10月13日  馬毛島への自衛隊基地建設へ反対する西之表地区の漁業者が市長に対し、馬毛島での海上ボーリング調査に反対するよう求める陳情書を提出した。
令和2年10月13日  市長が市議会全員協議会で、馬毛島への自衛隊基地建設に係る計画に同意できないことを表明した経緯を説明した。
令和2年10月8日  加藤官房長官は記者会見で、西之表市長が基地建設に反対の意向を示したことに対し、地元の理解を得ながら早期整備を目指す旨述べた。また、岸防衛相は馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、市民への説明会を開く意向を示した。
令和2年10月7日  市長が記者会見で馬毛島問題の所見として、防衛省の馬毛島への自衛隊基地建設に関し「失うものが多く同意できない」と述べた。
令和2年9月30日  8月7日の防衛省の説明を受け、市が8月31日に防衛省へ42項目の質問書を送付していたが、その回答が防衛省から送付された。(文書での受付は10月2日)
令和2年9月29日  漁協理事会は、西之表地区が海上ボーリング調査の同意撤回を求めたことに対応するため、漁業権を有する西之表地区、住吉地区、キビナゴ漁の漁業者に対し、防衛省の説明を求めることを決めた。
令和2年9月23日  種子島漁協の西之表地区の組合員が、同漁協理事会が防衛省のボーリング調査に同意したことについて、理事会の判断に異議を申し立て、同意撤回を求めた。
令和2年9月18日  県は違法性が疑われている前地権者の林地開発について、現地調査を断念する意向を示した。島の大半を国が買収したことで、林地開発許認可の対象外となったことが理由。
令和2年9月17日  中種子町議会の「自衛隊誘致並びに馬毛島移設問題調査特別委員会」は誘致成功のため、防衛省の計画する馬毛島へのFCLP移転の容認も含む「誘致の考え方」を中間報告としてまとめた。
令和2年9月14日  種子島漁協の浦添組合長が会見し、9日に提出したボーリング調査に係る同意書について、防衛省から8月に示された配置案では漁業への影響が分からないとして、詳細な計画を示してもらうため調査を進める必要があると判断理由を示した。
 塩田県知事が所信表明で、防衛省が行う海上ボーリング調査について、政府の方針や地元の意見を聞き、県の考え方を整理する旨述べた。
令和2年9月11日  「馬毛島の自衛隊・FCLP訓練を支援する市民の会」が県庁を訪問し、県知事宛てに要請書を提出した。
令和2年9月11日  市が馬毛島において不動産鑑定評価を実施
令和2年9月9日  種子島漁協が馬毛島の海上ボーリング調査に係る同意書を防衛省へ提出した。3日に開催した理事会で理事6名の賛成で同意を決めた。
令和2年8月31日  8月7日の防衛省の説明を受け、市が防衛省へ42項目の質問書を送付した。質問書には、馬毛島での訓練の必要性や、騒音や地元への交付金等について示しており、回答を9月末までに文書で行うよう求めた。
令和2年8月28日  高校生や市若手職員を対象とした「馬毛島学習会」を市役所にて開催した。
令和2年8月24日 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」は県庁を訪れ、FCLPに反対するよう県知事あての要請書を提出した。
令和2年8月21日 塩田鹿児島県知事は記者会見で環境アセスの開始の意向について、国にさらに説明を求めるとともに地元の意向も聞く必要があり、時間がかかる旨述べた。
令和2年8月7日  山本朋広副大臣が西之表市と県を訪問し、馬毛島に計画する自衛隊基地の配置案を説明した。防衛省地方協力局次長の説明では馬毛島の土地買収について、仮登記を含め99%の取得を完了したことを明らかにした。副大臣は基地配置案について今月以降の住民説明の意向を示した。西之表市の後、県知事にも同様委の説明をし、知事は、基地の必要性や訓練の詳細など具体的で丁寧な説明をお願いしたいと求めた。
令和2年8月6日  3回目となる馬毛島体験活動小中高生18名と保護者2名の参加で実施。防衛省による島の買収が明らかになってから初めて。
令和2年6月30日  防衛省は滑走路など施設整備の配置に関する契約履行期限を12月28日まで延長することを明らかにした。港湾整備を目的とする海上ボーリング調査に着手できなかったためとしており、今月30日までが履行期限であった。
令和2年6月3日  馬毛島活用推進検討会(検討部会…係長職協議)を開催。馬毛島活用案について協議した。
令和2年5月28日  防衛省が7月中旬から実施する意向であった海上ボーリング調査について、漁協理事会は同小委の現時点での説明では、漁場に及ぼす影響が測れないとし、全組合員に賛否を諮る総会の前に基地整備計画の全体像を示すことを求めた。
令和2年5月25日  防衛省はFCLP移転に係る港湾整備を目的とした海上ボーリングを7月中旬から来年3月末まで実施する意向を示した。
令和2年5月1日  FCLP移転計画で防衛省が進める調査・設計のうち滑走路や火薬庫などの配置案を検討する契約履行期間が来月末であうことが分かった。
令和2年5月1日  市長は記者会見で市として独自の不動産鑑定評価を実施する意向を明らかにした。
令和2年4月27日  4/10付けの防衛大臣宛ての再質問書に係る回答が4/27に本市へ郵送された。
令和2年4月17日  馬毛島活用推進検討会を開催。馬毛島問題に係るこれまでの経緯や馬毛島活用の進め方について協議
令和2年4月10日  1/16付けの防衛大臣宛ての質問書に係る防衛省の回答が2/14に本市に郵送されたが、地元に疑問に応えるような内容でないことから、防衛大臣に対し再質問を行った。
令和2年4月1日  防衛省九州防衛局は、種子島連絡所を西之表の国の合同庁舎内に開設し業務を始めた。
令和2年3月27日  防衛省地方協力局次長が本市を来訪し、随意契約の内容や5月に計画している海上ボーリングについて説明した。市長は、「契約変更で済むような話ではない。そもそも施設整備が可能かどうか判断するためも調査中だと理解していたのに、事前説明なしにj設計までしようとした契約は地元軽視。」と防衛省の対応を非難した。
令和2年3月4日  市議会は、馬毛島へのFCLP移転や自衛隊施設整備計画について、推進する国の姿勢は地元の頭越しで容認できないとして、本会議で島の買収合意撤回や交渉中止を求める意見書を議員発議し可決した。
令和2年2月20日  2/18の衆院予算委員会において、土地取得以前に設計作業に入っていることが明らかになったことを受け、市が防衛省に対し抗議文を送付した。
令和2年2月18日  衆院予算委員会において、土地取得以前に設計作業に入っていることが明らかになり、当該設計経費は在日米軍等駐留関連諸費を流用していることが分かった。また、共産党の田村貴昭議員は馬毛島買収額の160億は2017年に示された不動産鑑定評価額45億円とあまりにも乖離していると指摘し、積算根拠や不動産鑑定評価額を示すように求めた。
令和2年2月17日  1/16付けの防衛大臣宛ての質問書に係る防衛省の回答について、市長が報道向けにコメントを出す。内容は、「国は、馬毛島の瑕疵のある土地を意図的に購入する中、その手続や根拠が不透明なままであり、地元の疑問に応える回答になっていないと感じた。今後、今回の防衛省の回答を精査し、国に対して、再度、確認作業を行う。」とした。
令和2年2月14日  1/16の防衛大臣宛ての4項目にわたる質問書の回答が市に郵送で届く。

令和2年1月30日

 漁業者らが県知事に対し森林の現状復旧命令を出すよう陳情書を提出した。
令和2年1月29日  馬毛島での開発工事で漁獲量が減ったとして、同市の漁業者8人が開発会社に損害賠償を訴訟の控訴審第1回口頭弁論が福岡高裁宮崎支部であった。
 また、開発工事で漁獲量が減ったとして、漁業者7人が開発会社へ森林法に基づく復旧命令を出すよう県に求めた訴訟で最高裁第1小法廷は29日までに漁業者の上告を棄却した。
令和2年1月27日  市は、防衛省に提出した馬毛島のFCLP移転計画に関する質問書の内容と、同省を訪問したやりとりををまとめた報告書を作成し、市民向けに全戸配布した。
令和2年1月16日  市長が防衛省にて山本防衛副大臣と面会し、河野防衛大臣宛ての4項目にわたる質問書を手渡す。質問内容は、1.森林法に基づく許可申請及び届出の範囲を超える開発及び伐採を不問に付すかのような土地購入のあり方について、2.土地価格の算定について、3.自然・歴史・文化の保護・継承について、4.地元の理解について。

令和2年1月8日

 馬毛島でタストン・エアポート社が買収した土地をめぐり、地元漁業者らが「入会権者全員の同意がない買収は無効」として、同社に登記抹消手続きを求めた訴訟で、原告側は8日までに請求を棄却した福岡高裁宮崎支部の判決を不服として上告した。
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