馬毛島問題の経緯(令和3年)

馬毛島問題の経緯(令和3年)

月日 出来事等
令和3年12月24日  22年度政府予算案が報じられた。
 防衛費は10年連続で増え、過去最高の5兆4005億円(2021年度当初比1・1%増)となった。
 馬毛島での自衛隊基地整備には3183億円。米軍空母艦載機訓練の移転候補地で、滑走路の建設費などを計上した。
令和3年12月21日 種子島連絡所が種子島漁協を訪れ、港湾施設の概要や環境保全措置などを組合長に説明した。
令和3年12月20日  防衛省が、米軍再編交付金の2022年度予算への計上を検討していると西之表市議会側に伝えた。具体的な額は明らかにしなかった。
 防衛省側は、1市2町に150~200人規模の隊員用宿舎を分散配置する案や、島に生息するマゲシカが基地に侵入しないようにする環境保全策も進める方針を示した。
令和3年12月15日  馬毛島の周辺海域で防衛省が実施している自衛隊基地整備に向けたボーリング調査を許可した県の手続きは違法だとして、地元の漁業者が許可取り消しを求めた訴訟の第2回口頭弁論が鹿児島地裁であり、1月26日に結審することが決まった。県側は「原告らはボーリング調査取り消しを求める資格がない」などとして却下を求めた。
令和3年12月11日  「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」は、再結成2周年記念集会を市内で開き、米軍基地周辺の騒音問題に詳しい愛媛大学の朝井志歩准教授(社会学)がリモート講演した。
令和3年11月27日  防衛省が、環境アセス手続き中に基地本体整備に絡む工事を入札公告したことに抗議する市民集会が市民会館であった。「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が主催。
令和3年11月22日  馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に賛成する西之表市議会議員団(7人)が、市内への隊員宿舎や西之表港発着の通勤定期船の整備などを求める要望書を九州防衛局に提出した。要望事項は9項目でほかに、物品調達や整備工事で地元企業の受注機会を確保することや基地建設に伴う再編交付金・補助金の説明、離島の急患輸送機能の種子島移転などを挙げた。
令和3年11月21日

塩田県知事が20、21日に、県民と直接意見を交わす「ふれあい対話」を熊毛地区1市3町で開いた。西之表市では、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に関する質問などがなされた。

令和3年11月17日  「西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会」の5人が九州防衛局を訪れ、基地整備を進めるよう求める要望書を提出した
令和3年11月16日  「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が防衛省の種子島連絡所に入札公告の取り下げを求める要求書を提出した。
令和3年11月16日  八板市長が防衛省を訪れ、環境アセスが終わっていないのに関連工事の入札公告を実施したことは「地元軽視と言わざるを得ない」と抗議した。抗議文は岸信夫防衛相宛て。これに先立ち、岸氏は塩田康一鹿児島県知事と面会した。
令和3年11月10日  「馬毛島へのいかなる軍事施設整備にも反対する西之表市議団」が、島内施設の工事入札を公告する方針を示した防衛省に対し、「基地工事に使用するもので認められない」とする抗議文を出した。
令和3年11月9日  馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、県と市へ、工事で使う仮設プラントの入札公告を近く行うと防衛省から連絡があった。
令和3年11月2日  防衛省が馬毛島の合同視察を提案し、市職員約30人が学校跡地周辺の草刈りや民間家屋調査、一部市道の現況を確認した。
令和3年10月28日  県が防衛省のボーリング調査における機材変更を許可した。変更は調査の効率化が目的。
令和3年10月27日  防衛省のボーリング調査を塩田県知事が許可したのは違法だとして、地元漁業者が許可取り消しを求める訴訟の第1回口頭弁論が鹿児島地裁で行われた。
令和3年10月25日  防衛ジャーナリスト半田滋氏の講演会が鹿児島市で行われた。市民団体「憲法壊すな・戦争法廃止!かごしまの会」が主催。
令和3年10月19日  馬毛島の葉山港近くで鹿児島市の漁船が転覆した。油の流出は確認されていない。
令和3年10月15日  姶良伊佐ブロック平和運動センターと鹿児島に米軍はいらない県民の会の約30人が、霧島市国分の街頭で馬毛島へのFCLPと自衛隊基地建設に反対するアピール活動を行った。
令和3年10月14日  中種子町議会徳永留夫議長や浜脇重樹特別委員会委員長ら10人が九州防衛局を訪れ、隊員宿舎など関連施設を町内に整備するよう要望した。
令和3年10月9日  馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画に反対する集会が鹿児島市であった。市民団体「憲法壊すな・戦争法廃止!かごしまの会」が主催。
令和3年10月2日  馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画に反対する緊急県民集会が鹿児島市であり、103人が参加。「鹿児島に米軍はいらない県民の会が主催」。
令和3年10月1日  南種子町や地元商工会、町議会などでつくる「町自衛隊誘致推進協議会」の9人が九州防衛局を訪れ、隊員宿舎など町内での関連施設整備を求める要望書を手渡した。
令和3年9月27日  市民団体「鹿児島県護憲平和フォーラム」と「鹿児島に米軍はいらない県民の会」が、新田原基地への最新鋭のステルス戦闘機F35Bの配備計画中止を国に訴えるよう求める文書を宮崎県と新富町に送付した。
馬毛島への自衛隊基地整備を前提としている点を問題視。
令和3年9月24日  馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、地元漁業者らが塩田康一知事が国に島周辺での海上ボーリング調査の延長を許可したのは違法だとして、許可の取り消しを求める訴状を鹿児島地裁宛てに郵送した。
 漁業者らがもともとの許可の取り消しを求めた訴訟は今年5月、鹿児島地裁判決が原告としての資格を認めずに訴えを却下し、その後確定した。
令和3年9月22日  南種子町議会が、最終本会議で馬毛島への自衛隊基地整備計画に絡み、関連施設の誘致について調査・協議する特別委員会を設置した。
令和3年9月7日  市民団体「鹿児島に米軍はいらない県民の会」が、馬毛島周辺でのボーリング調査の許可撤回と、環境アセスへの積極関与を求める要望書を、塩田県知事宛てに提出した。
令和3年9月3日  防衛省が馬毛島周辺でのボーリング調査を3日から再開した。
令和3年8月31日  馬毛島への米軍訓練移転と自衛隊基地整備計画を巡り、西之表市の七つの反対派市民団体が、手続きが進む環境影響評価やボーリング調査の問題点などをただす全6項目の質問状を九州防衛局種子島連絡所に提出した。
令和3年8月31日  防衛省が2022年度予算概算要求で、航空自衛隊新田原基地に24年度から国内で初めて配備する最新鋭ステルス戦闘機F35B4機の取得費用521憶円を計上した。
 F35Bは、FCLP移転と自衛隊基地整備計画が進む馬毛島での訓練を見込む。
令和3年8月20日  西之表市議会が20日の馬毛島対策特別委員会で、島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に賛意を示す意見書を6月定例会で可決した議会に対し、反対派市民団体が早急な開催を求めていた公開説明会を現時点で開かないことを確認した。
令和3年8月20日  馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画に絡み、南種子町の小園裕康町長が、商工会など町内9団体でつくる「自衛隊誘致推進協議会」に加盟したと明らかにした。
令和3年8月13日  馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画で、防衛省が期間を延長し再開するボーリング調査は漁業権の侵害を長期化させるとして、西之表市の漁業者12人が、再調査差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
令和3年8月6日  馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地を計画する防衛省が、島内に整備する港湾施設のイメージ図を公表した。
令和3年7月29日  塩田康一知事が、馬毛島への自衛隊基地建設計画を巡り、防衛省が2月に始めた環境影響評価(アセスメント)に関し、調査項目や手法を示した「方法書」に対する意見書をまとめ、国に提出した。
令和3年7月29日  県が、防衛省が申請していた馬毛島周辺の海上ボーリング調査の再申請を許可した。新しい期間は8月13日から来年5月31日まで。
令和3年7月29日  馬毛島への米軍訓練移転と自衛隊基地整備計画に絡み、中種子町議会が臨時会で、町内への関連施設誘致に向け、県に協力を求める意見書を可決した。
令和3年7月28日  馬毛島への米軍訓練移転と自衛隊基地整備計画を巡り、西之表市議会の反対派でつくる議員団の3人が県庁を訪れ、田之上耕三県議会議長と塩田県知事宛てに、国に計画反対の立場で対応するよう求める要望書をそれぞれ提出した。
令和3年7月21日  馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画を巡り、塩田県知事と石畑南大隅町長が県庁で意見交換した。
令和3年7月21日  県内の女性議員らでつくる「馬毛島問題を考える女たちの会」が、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に同意しないよう求める要望書を塩田知事宛てに提出した。
令和3年7月20日  馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画を巡り、塩田県知事と荒木屋久島町長が県庁で意見交換した。
令和3年7月16日  岸信夫防衛相が、閣議後会見で、新田原基地に2024年から配備され、馬毛島で訓練が計画されている最新鋭ステルス戦闘機F35Bに関し、「想定される騒音について環境アセスメントで予測・評価し、適切に対策を行う」と述べた。馬毛島での訓練は「模擬艦艇発着艦訓練」。
令和3年7月16日  馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画を巡り、塩田県知事と小園南種子町長が県庁で意見交換した。
令和3年7月15日  馬毛島への米軍訓練移転と自衛隊基地整備計画に賛成する市民有志が、市内に隊員宿舎を整備するよう防衛省に要望してほしいとして、市長に陳情を提出した。
令和3年7月14日  2021年版防衛白書では、米軍が硫黄島で実施しているFCLPの馬毛島への移転を前提に、自衛隊施設整備に向けた取り組みが進んでいると説明された。土地取得状況は、20年版の「過半を超える」から「約9割」に変わったとの報道がなされた。
令和3年7月13日  馬毛島へのFCLP移転を含む自衛隊基地整備計画を巡り、塩田県知事と中種子町の田渕川寿広町長が県庁で意見を交わした。
令和3年7月12日  馬毛島へのFCLP移転を含む自衛隊基地整備計画を巡り、塩田県知事と八板市長が県庁で意見交換した。
令和3年7月11日  馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に絡み、鹿児島県が、馬毛島と種子島を現地調査した。防衛省が進める環境影響評価(アセスメント)の手法や項目を示す「方法書」への知事意見をまとめるため動植物の生態系、騒音調査の場所や方法が適切かを確認した。
令和3年7月8日  防衛省が、港湾整備に向けた馬毛島周辺でのボーリング調査を鹿児島県に再申請した。トコブシ漁期後の8月13日~来年5月31日に新たな調査期間を設けた。
令和3年7月6日  馬毛島へのFCLP移転を含む自衛隊基地整備計画に反対する市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、計画に賛意を示す意見書を可決した市議会の説明が不十分だったとして、協議内容などを明らかにする公開説明会の開催を求める要望書を提出した。
令和3年7月6日  馬毛島へのFCLP移転を含む自衛隊基地整備計画を巡り、南種子町の小園裕康町長が防衛省を訪れ、岸信夫防衛大臣に隊員宿舎など関連施設を同町内に整備するよう求める要望書を手渡した。
令和3年7月5日  防衛省が最大1年間延長する方針の海上ボーリング調査について、市が意見書を防衛省に送付した。
令和3年7月2日  馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画を巡り、中種子町議会の徳永留夫議長が防衛省を訪れ、岸信夫大臣に計画推進と関連施設整備を求める意見書を手渡した。
令和3年6月28日  岸信夫防衛相が、馬毛島への自衛隊基地建設計画を巡り、賛成派の市議らと防衛省で面会した。市議会で整備促進を求める意見書が可決されたと報告を受けた。
令和3年6月27日  馬毛島への自衛隊基地建設計画を巡り、賛成派の市議会議員や商工会関係者ら4人が自民の森山衆議院議員と霧島市のホテルで面会し、計画推進を求める意見書や要望書を手渡した。
令和3年6月24日  馬毛島周辺で5月に行った航空自衛隊F15戦闘機試験飛行の騒音測定の確定値を防衛省が公表した。最大値は、約16キロ離れた種子島中部の中種子町で77デシベルだった。北部の西之表市では71デシベルだった。
令和3年6月23日  西之表市議会が6月定例会最終本会議で、馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画に賛意を示し、早期の施設整備・運用を国に求める意見書を可決した。
令和3年6月22日  FCLP移転を含む馬毛島への自衛隊基地整備計画を巡り、市議会特別委員会が国に対して推進を求める内容の意見書案を本会議で提案することを決めたのに対し、市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」などが、意見書を可決しないよう求める緊急声明を出した。
令和3年6月21日  FCLP移転を含む馬毛島への自衛隊基地整備計画を巡り、西之表市議会が馬毛島対策特別委員会で、市商工会から提出されていた市内に自衛隊官舎を設置することなどを求める請願書を採択した。また、早期の整備・運用を求める国への意見書2件を23日の定例会最終本会議で提案することを決めた。
令和3年6月18日  FCLP移転を含む馬毛島への自衛隊基地整備計画を巡り、南種子町議会が町内での自衛隊宿舎の設置などを求める意見書を全会一致で可決した。
令和3年6月17日  FCLP移転を含む馬毛島への自衛隊基地整備計画を巡り、中種子町議会が定例会最終本会議で、「環境保全に配慮し、着実に前に進めることを要望する」とした防衛大臣への意見書を全会一致で可決した。
令和3年6月14日  自衛隊基地建設が計画される馬毛島で防衛省が2月に開始した環境影響評価(アセスメント)を巡り、八板市長が、市の意見書を市のホームページで公開した。
令和3年6月11日  馬毛島東海岸でのボーリング調査を防衛省が延長する方針を地元漁協などに示したことを受け、「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」は、許可しないよう求める要請書を塩田県知事宛てに提出した。
令和3年6月10日  西之表市を含む関係5市町は10日までに、防衛省が進める環境影響評価(アセスメント)の調査項目や手法を示した「方法書」に対する意見書を鹿児島県に提出した。県は5市町や国民から寄せられた意見を勘案し7月29日までに書面で「知事意見」を述べる。
令和3年6月10日  南種子町の小園裕康町長が、一般質問で「国の安全保障上、重要だ」との認識を示した。また、町内に関連施設を誘致する意向を表明した。一方で「他自治体が賛否表明すべきではない」とも述べた。
令和3年6月8日  馬毛島東海岸でのボーリング調査を防衛省が延長する方針を地元漁協などに示したのを受け、市民団体「鹿児島に米軍はいらない県民の会」は、塩田県知事に「整備反対」の意思表明をするよう申し入れた。
令和3年6月6日  塩田県知事が、馬毛島で計画が進む自衛隊基地建設やFCLPに関する県としての考え方を示す時期について、環境アセスメントで防衛省側が騒音などの影響を示す「準備書」の提出後となる見通しを明らかにした。
令和3年6月3日  南種子町が、馬毛島へのFCLP移転を含む自衛隊基地整備計画を巡り、関連施設を誘致する方針を固めた。
令和3年5月31日  防衛省が馬毛島東海域で進めるボーリング調査が鹿児島県の許可期限を迎え、台船を西之表港に移動し、作業をいったん終了した。
令和3年5月30日  防衛省が行っていた、2月26日に天候悪化で流されたボーリング調査用台船の撤去作業が終了した。
令和3年5月28日  馬毛島周辺でボーリング調査を進める防衛省が、市へ5月31日までの調査期限を最大1年延長する方針を伝えた。
令和3年5月27日  馬毛島周辺での海上ボーリング調査の期間を最長で1年延長するとの防衛省案に、種子島漁協が同意した。
令和3年5月26日  防衛省が、馬毛島上空での航空自衛隊F15戦闘機による25日のデモ飛行時に、西之表市と中種子町の計8地点で諮った音の速報値を発表した。
令和3年5月25日  防衛省が、馬毛島周辺で、航空自衛隊F15戦闘機を使った騒音確認飛行を行った。確認飛行は16日に続いて2度目で、11日に予定していた飛行の振り替え。防衛省は西之表市と中種子町の計8カ所で騒音を測定した。
令和3年5月24日  馬毛島周辺でボーリング調査を進める防衛省が、種子島漁協に5月末の調査期限を最大1年延長する方針を伝えた。
令和3年5月24日  馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、塩田康一知事が国に島周辺での海上ボーリング調査を許可したことは違法だとして、地元漁業者が許可の取り消しを求めた訴訟の判決で、鹿児島地裁が訴えを却下した。
令和3年5月23日  防衛省が、悪天候で見送った11日の振り替えとして、航空自衛隊F15戦闘機によるデモ飛行を25日に実施すると発表した。
令和3年5月21日  南種子町議会が馬毛島移設問題調査特別委員会を開き、航空自衛隊F15戦闘機による馬毛島での上空でのデモ飛行を巡り、非公開で意見交換した。
令和3年5月21日  南種子町議会が特別委員会で、馬毛島へのFCLPを伴う自衛隊基地整備計画に絡み、町内への自衛隊関連施設誘致を求める「「町自衛隊誘致推進協議会」の請願を趣旨採択した。
令和3年5月20日  防衛省が、悪天候で1回目の平日の11日(予備日12日)を見送った航空自衛隊F15戦闘機によるデモ飛行を再実施すると発表した。
令和3年5月19日  米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に伴い、馬毛島周辺海域で海上ボーリング調査を進める防衛省が、5月末までとしていた当初の期限を、期限内に作業を終えることが難しい見通しであるため、期限を延長する方向で調整していることが18日に分かった旨、種子島漁協に当初5月までを予定していた調査期限の延長を打診した旨報道された。
令和3年5月17日  防衛省が、馬毛島周辺で16日に行った、航空自衛隊F15戦闘機による騒音測定の結果を公表した。西之表市では最大68デシベルが確認されたとした。
令和3年5月16日  塩田県知事が、防衛省が馬毛島周辺で16日に行った、航空自衛隊F15戦闘機によるデモ飛行を熊毛支庁から見学した。「住民の判断をミスリードする可能性がある」として騒音の所感は語らなかった。FCLPを伴う馬毛島への自衛隊施設整備計画に対する県の考えを示す時期は、環境アセスメントの準備書が出されてからになるとの見通しを示した。
令和3年5月16日  馬毛島周辺で、防衛省が航空自衛隊F15戦闘機によるデモ飛行を実施した。昼と夜の2回。
令和3年5月14日  防衛省が15日に予定していた航空自衛隊F015戦闘機によるデモ飛行を天候不良のため中止した。
令和3年5月12日  防衛省が予定していた航空自衛隊F015戦闘機によるデモ飛行を天候不良のため中止した。
令和3年5月11日  防衛省が予定していた航空自衛隊F015戦闘機によるデモ飛行を天候不良のため中止した。
令和3年5月11日  市長が、熊毛支庁で塩田県知事と会談し、「市民の関心が相当高く、情報交換や連携をお願いしたい」と述べた。会談が約10分間で、新型コロナウイルスのワクチン接種やサツマイモ基腐病対策についても協力を要請した。知事は、「こういう機会を頻繁に設け、コミュニケーションを密にしたい」と語った。
令和3年4月30日  防衛省九州防衛局熊本防衛支局が、環境影響評価(アセスメント)手続きで、調査の項目や手法を示す「方法書」に寄せられた国民の意見概要を、県や西之表市など関係自治体に送付した。
令和3年4月27日  「鹿児島に米軍はいらない県民の会」が、防衛省が5月に計画する航空自衛隊F15戦闘機2機のデモ飛行を中止するよう九州防衛局に申し入れた。
令和3年4月26日  防衛省が、騒音を調べるため5月に予定するデモ飛行の事前訓練を行った。午後3時半から約50分間、航空自衛隊新田原基地所属のF15戦闘機2機を馬毛島上空で飛ばし、進入ポイントや想定経路を確認した。
令和3年4月24日  馬毛島の生き物を研究者に学ぶ講演会が市民会館であった。ニホンジカ亜種のマゲシカを30年以上調べている北海道大学の立澤史郎助教は「生き物は島の財産。将来にどう残すかを考えて」と呼び掛けた。
令和3年4月24日  防衛省が進める環境影響評価(アセスメント)の課題を学ぶ会が鹿児島市であった。沖縄大学名誉教授の桜井国俊氏(環境学)が講演し、基地整備で島の自然や景観は大きく変わる。積極的に意見を出し、県全体で関心を持ち続けて」と訴えた。参加者約60人。
令和3年4月20日  防衛省は馬毛島へのFCLP移転計画に住民から寄せられた質問とその回答を、Q&A形式でホームページ上に公開した。
令和3年4月20日  防衛省は馬毛島へのFCLP移転計画を巡り、5月11日・15日に航空自衛隊新田原基地所属のF15戦闘機をデモ飛行させ、騒音調査することを正式発表した。
令和3年4月20日  市企画課が馬毛島だより第1号を発行した。
令和3年4月20日  南種子町議会が「町自衛隊誘致推進協議会」が提出した町内への自衛隊関連施設誘致を求める請願を審査する特別委員会を開き、提出者ら4人から提出理由などを初めて聴き取った。
令和3年4月19日  馬毛島周辺海域でのボーリングについて、地元の漁業者16人が県を相手に訴訟取り消しを求めた訴訟の第3回口頭弁論が鹿児島地裁で開かれた。
令和3年4月17日  菅義偉首相とバイデン米大統領は会談で、馬毛島へのFCLP移転も、共同声明に推進を明記した。
令和3年4月16日  タストン社が買収した土地を巡り、漁業者らが入会権者全員の同意がない買収は無効とし、同社に登記抹消手続きを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷は22日までに漁業者の上告を退ける決定をした。
令和3年4月12日  八板市長が大西宏幸防衛政務官を防衛省に訪ね、馬毛島での自衛隊基地建設計画について、いったん立ち止まるよう要請した。大西氏は日本を取り巻く国際情勢に触れて必要性を訴え、理解を求めた。
令和3年4月8日  馬毛島への自衛隊基地建設に伴う海上ボーリング調査は「漁場が荒らされ、漁業権を侵害される」として、種子島漁協の組合員など17人が調査の差し止めを求めた仮処分申し立てについて、申し立てを却下した東京地裁決定を不服として東京高裁に即時抗告した。
令和3年3月26日  馬毛島への自衛隊基地建設に伴う海上ボーリング調査は「漁場が荒らされ、漁業権を侵害される」として、地元漁業者などが調査の差し止めを求めた仮処分申し立てについて、東京地裁が却下する決定をした。
令和3年3月23日  八板市長が、市議会馬毛島対策特別委員会で、馬毛島に関し、計画に同意できないとする立場を重ねて示した。
令和3年3月19日  南種子町議会が3月定例会最終本会議で、「町自衛隊誘致推進協議会」が提出した町内への自衛隊関連施設誘致を求める請願を審査する特別委員会を設置した。
令和3年3月16日  馬毛島での施設整備に伴い島沖に設置されていた海上ボーリング調査用の台船が流された件について、県が安全対策と再発防止に万全を期すよう、防衛省を口頭注意した。
令和3年3月16日  岸信夫防衛相とオースティン米国防長官との個別会談で、FCLPの馬毛島への移転を進めることで一致したとの報道がなされた。
令和3年3月15日  種子島酪農振興会が、防衛省が馬毛島で進めるFCLPを含む自衛隊施設整備計画に賛同を表明し、基地運用時の食料調達に地場乳製品を含めるよう求める岸信夫防衛大臣宛ての要望書を九州防衛局種子島連絡所に提出した。
令和3年3月10日  地元漁業者が、塩田県知事が国に馬毛島周辺での海上ボーリング調査を許可したことは違法だとして、効力停止を求めていた仮処分申請で、鹿児島地裁が申し立てを却下した。
令和3年3月9日  九州防衛局熊本防衛支局が、馬毛島への自衛隊基地整備に伴い公告・縦覧している環境影響評価(アセスメント)の方法書に関する説明会を市民会館で開いた。11日に中種子町、12日に南種子町でそれぞれ実施。
令和3年3月9日  馬毛島へのFCLPを含む自衛隊基地整備計画に反対する地元の市民・団体連絡会が、防衛省が2月に着手した環境影響評価(アセスメント)に対する共通理解を深める学習会を松畠公民館で開いた。同省が示した環境アセス方法書の問題点を専門家が指摘した。
令和3年3月7日  地元漁業者が、塩田県知事が国に馬毛島周辺での海上ボーリング調査を許可したことは違法だとして、許可取り消しを求めた訴訟の第2回口頭弁論が鹿児島地裁であり、県側が「原告適格がない」として訴えの却下を求めたことに対し、原告側が「訴える資格はある」と反論した。
令和3年3月5日  1月18日~22日に市教育委員会が実施した調査により、馬毛島葉山王籠遺跡で室町時代の墓や人骨、古墳時代の貝塚などが出土した。
令和3年3月4日  馬毛島への自衛隊施設整備計画について、西之表市の市民団体が4日、環境影響評価(アセスメント)やFCLPの騒音に関する公開質問状を九州防衛局種子島連絡所に提出した。
令和3年2月26日  第10管区海上保安本部が、馬毛島付近で台船が流されたとの情報が防衛省から寄せられたと明らかにした。海上ボーリング調査に使われていた台船で、10管は付近を航行する船舶に注意を呼び掛けた。その後、第10管区海上保安本部が28日に、島東岸に漂着しているのを確認したと発表した。
令和3年2月18日  防衛省が、馬毛島への自衛隊基地建設に向けた環境影響評価(アセスメント)に着手した。第1段階の「方法書」を塩田県知事と西之表市長ら5市町長に送付した。
令和3年2月10日  馬毛島の基地建設を巡り、施設整備に賛成する市民団体が、速やかな着工などを求める要望書を防衛省へ提出した。
令和3年2月8日  塩田県知事が、防衛省が予定している環境アセスメントに対し、計画への賛否と関わるものではなく、環境への影響を調べるもの、騒音など暮らしの影響を測るうえでも必要だろうと述べ、容認する考えを示した。
令和3年2月8日  馬毛島への自衛隊基地建設に向けて国が島周辺で実施している海上ボーリング調査の中止を求める要請書を防衛相宛てに送った八板市長に対し、施設整備に賛成する市民団体が抗議書を提出。副市長へ手渡した。
令和3年2月2日  八板市長が、「地元の理解が得られていない」とし、馬毛島への自衛隊基地建設に向けて国が島周辺で実施している海上ボーリング調査の中止を求める要請書を、岸信夫防衛相宛てに送った。要請書では、国が近く始める意向の環境影響評価(アセスメント)を実施しないことなども求めた。
令和3年2月1日  馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、地元漁業者が、塩田県知事が国に島周辺での海上ボーリング調査を許可したことは違法だとして、許可取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が鹿児島地裁であり、県は請求を退けるよう求めた。
令和3年1月31日  西之表市長選が投開票され、馬毛島基地建設反対を掲げた八板俊輔氏(67)が当選した。
令和3年1月29日  防衛省が馬毛島で計画する自衛隊基地整備に伴う港湾施設整備に向けた海上ボーリング調査は、漁業権を侵害するとして、種子島漁協の組合員など17人が調査の差し止めを行った仮処分申請の第2回審尋が東京地裁で行われた。
令和3年1月23日  馬毛島へのFCLP移転を含む自衛隊基地整備計画について、市民が意見交換する公開討論会が有志(種子島秀洲元副市長)で企画され、西町公民会で行われた。
令和3年1月18日  1月22日まで、市が馬毛島で市史編さんに伴う現地調査を実施した。
令和3年1月8日  防衛省は、馬毛島で整備を計画している自衛隊基地の飛行場や港湾整備などの設計と、外周道路の工事について入札を公告した。同日、市は防衛省に対し強引に計画を進める姿勢は容認できない旨の抗議文を送付した。
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