馬毛島問題の経緯(令和4年)
馬毛島問題の経緯(令和4年)
月日 | 出来事等 |
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令和4年12月26日 | 馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画で、鹿児島県は26日、防衛省から計画通知を受けていた管制塔や飛行管理棟など本体施設10棟について、同日付で確認済証を交付したと発表した。 |
令和4年12月23日 | 防衛省は23日閣議決定された2023年度予算案に、馬毛島へのFCLP移転を伴う自衛隊基地整備関連費として3030億円(契約ベース)を計上した。年度中の支出は546億円。 |
令和4年12月17日 | 馬毛島の自衛隊基地整備計画をテーマにしたドキュメンタリー映画「島を守る chapter1 波紋(屋久島町・川村貴志氏制作)」の上映会が鹿児島市の自治会館であった。「憲法壊すな・戦争法廃止!かごしまの会」の主催。約60人が参加。 |
令和4年12月12日 | 鹿児島県が、馬毛島中央部を「八重石遺跡」と名付け、文化財保護法に基づく埋蔵文化財包蔵地として、保全すると決定した。 |
令和4年12月9日 | 防衛省が、最終まとめとなる「評価書」に対する防衛大臣意見を事業者の九州防衛局熊本防衛支局に出した。 |
令和4年12月5日 | 環境省が、馬毛島へのFCLP移転と自衛隊基地整備計画に対し、環境大臣の意見書を防衛大臣宛てに提出した。 |
令和4年12月2日 | 馬毛島の市道について、西之表市道路線の廃止に関する告示を行った。 |
令和4年11月30日 | 市有地の馬毛島小中学校跡地と、下西校区の隊員宿舎用地について防衛省と売買契約を締結した。 |
令和4年11月29日 | 塩田康一知事が県議会本会議で「総合的に検討した結果、県として理解せざるを得ない」と述べた。 |
令和4年11月25日 | 日本科学者会議鹿児島支部が、馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画に反対する声明を発表した。 |
令和4年11月25日 | 市長と県知事が県庁で意見交換した。 |
令和4年11月24日 | 中種子町議会が臨時議会で防衛省に新たに町有地を売却する議案を可決した。旧種子島空港の一部で790平方メートルの雑種地。売却額は150万円。 |
令和4年11月24日 | 市が10月11日に行った文化財関係の馬毛島現地調査の結果を記者公表した。 |
令和4年11月22日 | 第10回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年11月21日、22日 | 市が文化財関係の馬毛島現地調査を実施した。 |
令和4年11月19日、20日 | 市が市民会館で馬毛島問題に関する住民説明会を開いた。 |
令和4年11月8日 | 防衛省が、2022年度第2次補正予算に防衛力や災害対処能力の強化に向け総額4,464億円を計上したと発表した。そのうち馬毛島への米軍訓練機移転を伴う自衛隊基地整備に2,179億円(歳出ベース)を充てるとした。 |
令和4年11月8日 | 馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に反対する市民が、八板俊輔市長のリコール(解職請求)手続きを進める有志団体「市長に辞任を求める西之表市民の会」を発足させた。 |
令和4年10月21日 | 防衛省が種子島1市2町への令和4年度分の交付額を正式発表した。 |
令和4年10月14日 | 塩田康一知事が、馬毛島基地(仮称)建設事業環境影響評価準備書に対する県知事意見を防衛省に提出した。 |
令和4年10月11日 | 市が文化財関係の馬毛島現地調査を実施した。 |
令和4年9月28日 | 防衛省が、米軍再編特措法に基づく「特定防衛施設」に馬毛島基地(仮称)を、「特定周辺市町村」に同市と中種子、南種子両町を新たに指定すると官報で告示した。 |
令和4年9月26日 | 市に馬毛島小中学校跡地と隊員宿舎用地の防衛省への売却、島内3市道廃止の差し止めを求めた住民監査請求で、市監査委員事務局は請求を不受理にした。 |
令和4年9月21日 | 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が取りまとめて、市に対し、防衛省への馬毛島小中学校跡地と隊員宿舎用地の売却、島内3市道の廃止の差し止めを求め、監査請求した。 |
令和4年9月12日 | 市民グループ「鹿児島を戦場にさせない県民の会」が、馬毛島への基地整備計画に反対する緊急集会を鹿児島市で開いた。リモートを含め約30人が参加した。 |
令和4年9月10日 | 馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会が、市民会館で勉強会を開いた。 |
令和4年9月9日 | 市が、市議会本会議で、馬毛島小中学校跡地の処分など3議案を追加提案した。 |
令和4年9月5日 | 第9回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年8月25日 | 八板市長が、県庁で塩田康一知事と意見交換した。 |
令和4年8月16日 | 市長が、防衛省に提出した確認事項に対する同省の回答について、市民への直接説明を始めた。16日から22日まで。全7回。市民会館で1時間から1時間半程度。 |
令和4年8月16日 | 防衛省が、葉山港のしゅんせつ工事に着手した。 |
令和4年8月15日 | 環境アセス準備書に対する市長意見を県知事あて提出した。16日にホームページで公表した。 |
令和4年8月10日 | 防衛省が、騒音や安全対策など市が提出した確認事項に回答した。 |
令和4年7月22日 | 八板市長が、防衛省への確認事項21項目を提出した。 |
令和4年7月21日 | 八板市長が、防衛省への確認事項21項目をまとめ、市議会特別委員会で報告した。 |
令和4年7月20日 | 防衛省が、種子島3市町に分散配置する隊員宿舎の候補地を選定したと各市町に伝えた。 |
令和4年7月20日 | 第8回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年7月18日 | 鹿児島県が、環境アセスについて、馬毛島での現地調査を実施した。県の環境影響評価専門委員7人と県職員12人が参加。種子島1市2町で、防衛省が実施した騒音や景観の調査地点を回って調査方法などを確認した。馬毛島にも渡り、ウミガメの上陸場所や揚陸施設建設予定地などを視察した。 |
令和4年7月17日 | 鹿児島県が、環境アセスについて、県庁で防衛省担当者らから環境保全策の聞き取りをした。 |
令和4年7月8日 | 塩田康一知事が、防衛省が馬毛島葉山港で予定する浚渫工事を許可した。 |
令和4年6月27日 | 県が、防衛省が進める環境アセスについて、地元と周辺の1市4町の首長へ8月15日までに県へ意見を出すよう求めた。 |
令和4年6月17日 | 環境アセスで、防衛省が国民意見の概要及び事業者見解を県と1市2町に送付した。 |
令和4年6月15日 | 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」「馬毛島情報局」「県熊毛ブロック平和フォーラム」が、葉山港の浚渫工事について許可しないよう求める塩田知事宛ての要望書を県熊毛支庁に提出した。「県熊毛ブロック平和フォーラム」は、市長宛てにも「馬毛島基地建設に伴う葉山港の浚渫工事の許可取り消しの申入れ」を提出した。 |
令和4年6月15日 | 第7回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年6月10日 | 「鹿児島に米軍はいらない県民の会」が、葉山港の海底を掘り下げる浚渫工事について、許可を出さないよう塩田知事宛てに申し入れた。 |
令和4年6月6日 | 塩田康一知事が、島を一周する管理用道路新設について、意見書を防衛省に提出した。 |
令和4年5月27日 | 防衛省が中種子町役場で、これまでの進捗状況や環境アセス準備書の概要などを町と町議会に報告した。 |
令和4年5月23日 | 日米首脳が共同声明で、在日米軍再編を進めるとして、馬毛島について「空母艦載機着陸訓練施設の整備を着実に実施する」と表明した。 |
令和4年5月21日 | 馬毛島の基地問題を歴史や安全保障などの観点から考えるシンポジウムが、市民会館で開かれた。馬毛島問題市民ネットワーク協議会が開いた。 |
令和4年5月20日 | 県熊毛ブロック護憲平和フォーラムが主催した、山口県岩国市の井原勝介前市長の講演が市民会館で行われた。約80人が参加した。 |
令和4年5月20日 | 塩田県知事と八板市長が、県庁で意見交換を行った。 |
令和4年5月19日 | 環境アセスの準備書の縦覧が終了した。 |
令和4年5月18日 | 第6回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年5月17日 | 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、環境アセス準備書に関する勉強会を同市民会館で開いた。 |
令和4年5月16日、17日 | 防衛省による環境アセス準備書の住民説明会が17日、屋久島町の総合センターであり、約50人が参加した。16日には南大隅町でもあり、約25人が出席した。 |
令和4年5月12日、13日 | 「西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会」が、鹿児島県と九州防衛局をそれぞれ訪れ、基地整備に伴う交付金活用に関する提言書を提出した。 |
令和4年5月11日、12日 | 防衛省が11、12日、中種子、南種子両町で環境アセス準備書に関する住民説明会を開いた。11日の中種子町には約90人、12日の南種子町には約60人が出席した。 |
令和4年5月10日 | 九州防衛局熊本防衛支局が、環境アセスの準備書に関する説明会を市民会館で開いた。市民等約110人が出席した。 |
令和4年5月6日 | 賛成する政治団体が基地整備に伴う交付金の活用策に関する提言書を八板市長に提出した。 |
令和4年5月4日 | 防衛省が、米海軍横須賀基地に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機が6から25日までのうち約10日間で、東京・小笠原諸島の硫黄島で陸上空母離着陸訓練(FCLP)を実施すると発表した。 |
令和4年5月1日 | 馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画の現状と今後の動きを学ぶ勉強会が市民会館であった。市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が主催した。 |
令和4年4月26日 | 熊本防衛支局が、環境アセスの準備書説明会を5月10日から種子島3カ所、屋久島、南大隅各1カ所で実施すると発表した。 会場は10日西之表市民会館、11日中種子町の種子島こりーな、12日南種子町福祉センター、16日南大隅町役場本庁舎、17日屋久島町総合センター。いずれも午後7時開始。 |
令和4年4月23日 | 西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会が、公開勉強会を市民会館で開き約90人が参加した。 |
令和4年4月20日 | 防衛省熊本防衛支局が、環境アセスの準備書の縦覧を県庁や市役所など9カ所(県庁、西之表市役所、種子島合同庁舎、中種子、南種子、屋久島、南大隅の各町役場、熊本防衛支局、鹿児島防衛事務所)で始めた。5月19日まで。 |
令和4年4月19日 | 第5回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年4月11日 | 市と防衛省が11日から12日、艦載機が所属する米軍岩国基地(山口県岩国市)周辺を視察した。 |
令和4年4月10日 | 沖縄等米軍基地問題議員懇談会のメンバーが、市民団体とともに葉山港周辺を視察した。 |
令和4年4月2日 | 岸信夫防衛大臣が馬毛島を初めて視察した。これに先立ち、種子島1市2町の首長・議長らと西之表市で面会した。 |
令和4年3月31日 | 防衛省が、地元自治体に支払う米軍再編交付金の算出根拠となる省令の改正を官報で公示した。4月1日施行。 |
令和4年3月22日 | 「明るい種子島の未来を考える会」が主催し、河野克俊前防衛省統合幕僚長の講演会が開かれた。 |
令和4年3月18日 | 南種子町議会が最終本会議で馬毛島への基地整備計画について賛意を示す意見書を全会一致で可決した。 |
令和4年3月16日 | 第2回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年3月16日 | 市民団体の約40人が、防衛省幹部が「第2回協議の場」で、市役所を訪れるのに合わせ、計画反対、撤回を訴えるプラカードを掲げた。 |
令和4年3月10日 | 熊本防衛支局が馬毛島基地整備に伴い発注した受水槽、給水管路、仮設プラント製作・設置の工事3件のうち2件を開札した。 |
令和4年3月9日 | 熊本防衛支局が発注した馬毛島基地に伴う浄水施設や汚水処理施設など工事3件のうち2件を開札した。 |
令和4年2月28日 | 第1回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。 |
令和4年2月28日 |
「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、八板市長が岸防衛相に提出した要望書に対する声明文を出した。 |
令和4年2月28日 | 防衛省が、馬毛島での自衛隊基地建設の関連工事11件の入札公告を行った。 |
令和4年2月23日 | 馬毛島の自衛隊基地整備計画に関し、反対派の市民団体が鹿児島市内でシンポジウムを開いた。 |
令和4年2月20日 | 八板市長が「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」と市内で面会し、岸信夫防衛相に提出した要望書の意図などを説明した。 |
令和4年2月17日 | 南種子町の小園裕康町長が防衛省を訪れ、計画への賛意を改めて鬼木誠副大臣に伝えた。 |
令和4年2月12日 | 「鹿児島に米軍はいらない県民の会」が、岸防衛大臣が塩田県知事を訪問するのに合わせ、県庁前で緊急抗議集会を開いた。約45人が参加。 |
令和4年2月12日 | 岸信夫防衛相が、鹿児島県庁を訪れて塩田康一知事と会談した。 |
令和4年2月7日 | 防衛省が馬毛島内に整備予定の浄水施設や汚水処理施設など1月26日に公告された工事6件の入札について、参加申請の受け付けを締め切った。 |
令和4年2月4日 | 八板市長が、塩田康一県知事と面会した。1月に市が実施した地元51団体の意見聴取の結果を伝え、今後も県と緊密に連携していくことを確認した。 |
令和4年2月4日 | 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、野党国会議員でつくる沖縄等米軍基地問題議員懇談会が開いた集会で、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画の撤回を求め戸別訪問やインターネットで集めた署名2万4349筆を防衛省職員に手渡した。 |
令和4年2月3日 | 八板市長が、岸信夫防衛相と防衛省で会談し、「馬毛島への自衛隊基地整備に関する住民の不安解消を求める要望書」を提出した。 |
令和4年2月2日 | 中種子町の田渕川寿広町長と南種子町の小園裕康町長は、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画への賛意を表明した。西之表市の九州防衛局種子島連絡所をそれぞれ訪れ、岸信夫防衛相宛ての要望書を提出した。 |
令和4年1月28日 | 防衛省が、馬毛島東海域での海底掘削作業を終え、ボーリング調査を終了した。 |
令和4年1月26日 | 防衛省のボーリング調査を県が許可したのは違法だとして、地元漁業者10人が取り消しを求める訴訟の第3回口頭弁論が鹿児島地裁であり結審した。漁業者側は書面で原告適格があると改めて主張した。判決は3月23日。県側は訴える資格がないと却下を求めている。現時点で25地点中24地点が完了した。 |
令和4年1月26日 | 防衛省が、馬毛島での自衛隊基地建設の関連工事13件の入札公告を行った。 |
令和4年1月24日 |
防衛省が、航空機の管制塔や駐機場、燃料貯蔵施設建設など計27件の入札を本年度内に公告予定と発表した。 |
令和4年1月14日 | 鹿児島県護憲平和フォーラムと九州ブロック労働組合連絡会議が、九州防衛局を訪れ、馬毛島への自衛隊基地建設の撤回を求めた。 |
令和4年1月14日 |
防衛省が県庁を訪れ、塩田知事に馬毛島へのFCLP移転を伴う自衛隊基地整備計画の決定を伝えた。 |
令和4年1月12日 | 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、防衛省が市長を訪れるのに合わせて、約40人が集まり、市役所前で抗議集会を開いた。「鹿児島に米軍はいらない県民の会」も同日県庁を訪れ、防衛省に基地建設中止を求めるよう塩田県知事宛ての文書を提出した。 |
令和4年1月12日 | 防衛省が西之表市を訪れ、八板市長に馬毛島がFCLP移転を伴う自衛隊基地整備計画の建設場所として決定したと説明した。 |
令和4年1月7日 | 防衛省が馬毛島内での管理用道路整備事業に着工したと発表した。 |
令和4年1月7日 | 日米両政府が2プラス2をテレビ会議方式で開いた。これまでFCLP移転と自衛隊基地整備計画の「候補地」としていた馬毛島について、「整備地」と正式決定したと報道がなされた。日本側は2022年度予算案に滑走路など基地本体の工事経費を計上し、早期整備に努力する考えを表明した。協議後に発表した共同文書には、米側が日本の予算決定を歓迎したと明記された。 |
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企画課馬毛島対策係
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ファックス番号0997-22-0295