馬毛島問題の経緯(令和5年)

馬毛島問題の経緯(令和5年)

月日 出来事等
令和5年12月26日  馬毛島の自衛隊基地整備に伴う伐採樹木について、島内で破砕し処理・利用する方法に変更すると明らかにした。当初は島外で再資源化する計画だったが、運搬に伴う環境負荷を軽減する処理方法としている。
令和5年12月21日  「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、馬毛島の自衛隊基地建設に伴い、種子島の生活環境が影響を受けているとして、防衛省に対策を求めるよう鹿児島県の塩田康一知事宛てに要請した。
令和5年12月19日  馬毛島の自衛隊基地整備を巡り、防衛省への市有地売却は裁量権を逸脱しており違法で価格も不適正として市民29人が、八板俊輔市長と国に2億3430万円の損害賠償を請求するよう市に求める住民訴訟を鹿児島地裁に起こした。
令和5年12月11日  鹿児島財務事務所が、10~12月期の県内法人企業景気予測調査の結果を発表した。景況判断で「上昇」から「下降」を引いた指数(BSI)は、全産業で13.7と4期ぶりにプラスとなった。10月の鹿児島国体による宿泊需要や、自衛隊基地建設が進む馬毛島関連で工事需要が増加した。
令和5年12月1日  九州防衛局が、馬毛島で進める自衛隊基地の整備状況を説明するコーナーを同局ホームページ(HP)に設けた。
令和5年11月24日  市が旧小中学校跡地と隊員宿舎用地の防衛省への売却、島内3市道を廃止した手続きは不当などとした住民監査請求が棄却された。
令和5年11月13日  全国の平和団体などが、西之表市のホテルで、馬毛島の自衛隊基地整備に反対する「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」と初の交流集会を開いた。
令和5年11月11日  「なくそう!日米軍事同盟・米軍基地」をテーマにした平和集会が、鹿児島市の宝山ホールであった。
令和5年11月9日  鹿児島県の塩田康一知事が、防衛省で宮澤博行副大臣と面会し、工事関係者の増加による種子島の住民生活への影響を最小限にとどめるよう求めた。馬毛島における自衛隊施設の整備等に関する要望書を提出
令和5年10月24日  馬毛島と種子島に生息するマゲシカの集団について、防衛省が環境影響評価で行った遺伝系統の分析手法や結果が適切だったとの見解を示した。
令和5年10月12日  第13回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。
令和5年10月5日  市が、太平洋戦争中に旧日本軍が使ったとされる同島のトーチカ(防御陣地)が10日ごろから撤去・解体されると防衛省から連絡があったと明らかにした。
令和5年10月4日  中種子町は自衛隊対策室を10月から新設した。
令和5年10月3日  種子島、屋久島1市3町の議員大会が市民会館であった。馬毛島の自衛隊基地整備で工事関係者が最大6千人規模に上ることから医療機関の混雑や病床の逼迫を懸念し、国や県に対策を求める要望書「馬毛島基地(仮称)工事に伴う島内医療体制逼迫の仮称対策について」を採択した。
令和5年10月2日  市が、同市馬毛島で発見した旧日本軍の認識票とみられる金属板について、所有者を特定できなかったと発表した。
令和5年9月26日  鹿児島県が、防衛省が30日に小型焼却炉と生ごみ処理機を島内に設置する見込みだと発表した。
令和5年9月25日  共産党鹿児島県委員会が、福岡市の九州防衛局を訪れ、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)で滑走路を外れる事故を起こした米軍無人偵察機MQ9の即時運用中止と、馬毛島への自衛隊基地建設の中止を申し入れた。
令和5年9月19日  鹿児島県が、7月1日時点の基準地価を発表した。西之表市は、飲食店などの需要が高まり、同市唯一の商業地の調査地点である鴨女町でプラス2.5%となり、1995年以来28年ぶりに上昇に転じた。
令和5年9月19日  馬毛島の自衛隊基地整備に反対する市民有志が、市が馬毛島小中学校跡地と隊員宿舎用地を防衛省へ売却し、島内3市道を廃止した手続きに違法性や不当性があるとして住民監査請求した。
令和5年9月16日  馬毛島の自衛隊基地整備に反対する市民の有志が、市が馬毛島小中学校跡地と隊員宿舎用地の防衛省への売却、島内3市道を廃止したことに対し、3度目の住民監査請求をする方針を決めた。
令和5年9月13日  防衛省が、8月末時点の工事関係者数が1520人と明らかにした。ピークの来年2月は馬毛島に約4000人、種子島に約2000人を見込む。
令和5年9月8日  福島大や北海道大などの研究チームが、馬毛島と種子島に生息するマゲシカが、独自の遺伝子系統であることを確認したとする論文を掲載した。
令和5年8月31日  防衛省が324年度予算概算要求に約64億円を計上したことを発表した。2024年度から馬毛島内で最新鋭ステルス戦闘機F35Bの訓練施設整備を進め、25年度中の完成を目指す。FCLPに使う滑走路の点検などに当たる約90人規模の航空自衛隊馬毛島先遣隊(仮称)も24年度に配置予定で、日米の訓練実施に向けた準備が本格化する。
令和5年8月27日  「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が市内で集会を開いた。
令和5年8月25日  市長が馬毛島を海上から視察した。
令和5年7月27日  鹿児島県教育委員会が馬毛島の八重石遺跡でのすべての現地調査を終え、別途協議が必要となる「重要な遺構」は見つからなかったと発表した。
令和5年7月19日  鹿児島県の塩田康一知事が防衛省で浜田靖一防衛相と面会し、着工後の工事関係者の急激な増加で地元に及ぶ影響への対応や、十分な情報提供を求めた。馬毛島における自衛隊施設の整備等に関する要望書を提出した。
令和5年7月19日  旧日本軍の認識票とみられる金属板が馬毛島で見つかったことについて市が公表した。太平洋戦争中に米潜水艦に撃沈された陸軍徴用船「りま丸」(6989t)に乗船した将兵が着けていた可能性があるとし、厚生労働省に照会したと公表。
令和5年7月14日  鹿児島県教委が米軍機訓練移転を伴う自衛隊基地整備工事が進む西之表市馬毛島にある旧石器時代の「八重石遺跡」の発掘調査について、天候不良やしけの影響で必要な作業日数が不足するとして、15日までとしていた調査期間を21日まで延長すると発表した。期間延長は2回目。
令和5年7月6日  市が馬毛島に残る小中学校の跡地を防衛省に売却したのは不当だとして、住民グループが売却の差し止めなどを求めた住民監査請求について、市が「不当性は認められない」として請求を却下した。
令和5年6月30日  鹿児島県教委が馬毛島にある旧石器時代の「八重石遺跡」の発掘調査について、天候不良の影響で、7月1日までのを予定していた調査期間を同15日まで2週間延長すると発表した。
令和5年6月22日

 種子島漁協が市内のホテルで総会を開き、漁業補償22憶円の配分を検討する委員会の設置を決めた。

令和5年6月21日  防衛省が南種子町内で計画していたヘリポートの建設地が公立種子島病院(同町中之上)近くの町有地に決まった。町は21日の町議会最終本会議で、同省に2240万円で土地を売却する議案を追加提出し、可決された。建設地は病院の南約800mで、町特産品開発センターや町健康公園が隣接する。面積7428平方メートル。
令和5年6月20日  沖縄等米軍基地問題議員懇談会が、国会内で総会を開き、馬毛島へのFCLPと自衛隊基地整備について関係省庁からヒアリングした。
令和5年6月4日  軍拡や増税に反対する市民団体主催の集会が鹿児島市の中央公園であった。
令和5年6月1日  浜田 防衛大臣とオースティン米国防長官が、 防衛省で防衛相会談を行い、「馬毛島の施設整備を含む米軍再編計画のこれまでの取組を歓迎するとともに、今後の着実な進展のため、引き続き日米で緊密に協力していく」ことで一致した。
令和5年5月31日  鹿児島県が4月の観光動向調査を発表した。県内ホテル・旅館83施設の延べ宿泊者数は新型コロナウイルス禍前の19年比で18.8%減だった。県内のほとんどの地区で19年を下回ったが、種子島地区は馬毛島の自衛隊基地建設関係者が増え、19年比44.1%増と大きく伸びた。
令和5年5月31日  市議会馬毛島対策特別委員会は、同島の視察と、工事に関する説明を求める要望書を九州防衛局種子島連絡所に提出した。
令和5年5月17日  岩崎グループが、種子島1市2町と民間事業者でつくる対策協議会を設置するよう求める要望書を1市2町の首長宛てに提出したと発表した。
令和5年5月12日  米海軍横須賀基地に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが基地を出港した。
令和5年5月12日  第12回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。
令和5年5月2日  八重石遺跡について、鹿児島県教育委員会が、現地での発掘調査を10日から始めると発表した。
令和5年4月17日  熊本防衛支局長と鹿児島県教育委員会教育長が、八重石遺跡に関し、馬毛島における埋蔵文化財に関する協定を結んだ。
令和5年4月3日  防衛省が、令和5年度再編交付金実施計画を防衛省ホームページで公表した。
令和5年3月24日  馬毛島東岸に建設する港湾施設の工事が開始された。
令和5年3月22日  防衛省が、港湾施設を建設する馬毛島東岸の周辺海域で漁業制限を始めた。
令和5年3月12日  市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、市内で緊急集会を開いた。約80人が参加。
令和5年3月3日  鹿児島県教育委員会が、馬毛島の八重石遺跡で実施していた予備調査を終えた。
令和5年2月28日  市と中種子町、南種子町、鹿児島県が浜田靖一防衛大臣宛ての文書を提出した。
令和5年2月14日

 鹿児島県教育委員会が、八重石遺跡の概要調査を始めた。3週間の日程で埋蔵文化財専門職員2人と約15人の作業員が調査を行う。

令和5年2月14日  市が、馬毛島基地(仮称)建設工事着工後に生じた市民生活への影響を把握するため、市と各種団体等との情報共有会議を市民会館で開催した。
令和5年1月12日  市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が、市内で抗議集会を開いた。約60人が参加。集会では、計画の白紙撤回を求める決議を取りまとめ、事業者の熊本防衛支局長宛ての文書を九州防衛局種子島連絡所に提出した。
令和5年1月12日  11日(日本時間12日)、安全保障協議委員会(2プラス2)の共同文書に、空母艦載機の訓練移転を計画する鹿児島県西之表市・馬毛島での自衛隊基地建設の進展を歓迎するとの記載がなされた。
令和5年1月12日  防衛省が環境アセス評価書の縦覧を開始した。同日、馬毛島で、自衛隊基地の本体工事を始めた。
令和5年1月12日  環境アセス評価書の縦覧を開始した。(2月13日まで)
令和5年1月11日  防衛省が、環境アセスの最終まとめとなる「評価書」のあらましを公表した。
令和5年1月11日  馬毛島基地計画に反対する市民団体が、県庁前で集会を開き、約40人が「馬毛島に軍事基地はいらない」などとシュプレヒコールを上げた。その後、塩田氏が昨年11月に表明した計画容認の撤回などを求める文書を県に提出した。馬毛島で見つかった旧石器時代の「八重石遺跡」の発掘調査を求める東條広光県教育長宛ての要請書も提出した。
令和5年1月11日  防衛省地方協力局の田中利則次長が、県庁で塩田康一知事と会談し、環境アセスの最終まとめとなる評価書を12日に公告すると伝えた。
令和5年1月11日  第11回西之表市と防衛省との協議の場を開催した。
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