感染症の流行情報

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生が確認されました

 県内において、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生が確認されました。

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症で、マダニに咬まれてから、6日~2週間程度の潜伏期間の後、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)等の症状が出ます。

 現在までに有効な治療薬がなく、重症化すると死亡することもあります。

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染しないためには、マダニに咬まれないようにすることが重要です。

 山林、草むら、藪などに入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴の着用等、肌の露出を少なくするようにしましょう。

 また、マダニに咬まれた場合は、無理に引き抜かず、医療機関で処置をしてもらうようにしましょう。

マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群」に注意しましょう(鹿児島県)(外部サイトへリンク)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは(国立感染症研究所)(外部サイトへリンク)

 

咽頭結膜熱の流行発生警報が発令されています

 夏期のプールを介して流行することもあることから「プール熱」ともいわれ、小児期や学童期に多い感染症です。

 アデノウイルスと呼ばれるウイルスが、その原因となるウイルス(病原体)で、ウイルスに感染後、5日~7日たってから、症状が現れるといわれます。 

 通常は夏期に流行しますが、2003年から冬季の流行も確認されており、季節を問わず、発生します。

 咽頭結膜熱の予防には流水とせっけんによる手洗い、うがいや感染者との密接な接触を避けることなどが有効です。引き続き、感染対策へのご協力をお願いいたします。

咽頭結膜熱流行発生警報の発令について(鹿児島県)(外部サイトへリンク)

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)に注意しましょう

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、いずれの年齢でも起こり得ますが、学童期の小児に最も多く、「溶連菌(ようれんきん)感染症」とも言われます。

 潜伏期は2~5日程度で、よくある症状として「突然の発熱」や「咽頭炎(喉の痛み)」があり、しばしば嘔吐を伴う場合があります。

 また、舌の表面がイチゴのようになることがあります。(「いちご舌」といいます。)

 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数が全国的に増加しています。

 予防対策としては、外出後の手洗いやアルコール消毒、普段からの咳エチケットの励行、かかった人との密接な接触を避けることなどが大切です。 

 

 県内で発生している感染症の状況や感染症に関する情報を載せていますのでご覧ください。

 感染症情報や流行している感染症状況(鹿児島県)(外部サイトへリンク)

 鹿児島県感染症情報・R6年週報(鹿児島県)(外部サイトへリンク)

この記事に関するお問い合わせ先

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ファックス番号0997-22-0295
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