小児用肺炎球菌

小児用肺炎球菌について

 肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれるもので、主に気道の分泌物により感染を起こします。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。
 特に、髄膜炎をきたした場合には2%の子どもが亡くなり、10%に難聴、精神の発達遅滞、四肢の麻痺、てんかんなどの後遺症を残すといわれています。
 また、小さい子どもほど発症しやすく、特に0歳児でのリスクが高いとされています。

 

対象者

接種日時点で西之表市に住民登録がある生後6ヶ月~60ヶ月までの方

実施場所

  1. 種子島医療センター(予約不要、小児科の受付時間:14時から16時まで)
  2. 種子島産婦人科医院(予約不要)

接種にかかる費用

無料

使用するワクチンと標準的な接種時期

使用するワクチン

沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)又は沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)

  • 沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)で接種を開始した方は、原則としてPCV15で全ての接種を行ってください。
標準的な接種時期

 沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)および沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)の接種スケジュールは、以下のようなスケジュールで実施します。(1)が標準的なスケジュールです。
 なお、細かいルール等の詳細については保健センターすこやかへご確認ください。

(1)初回接種開始時に生後2~7か月のお子さん
 初回接種:生後2か月から接種を開始し、およそ1か月おきに3回接種します。
 追加接種:初回接種が終わった後、最後の接種から60日以上あけた上で、生後12か月以降に1回接種します。

(2)初回接種開始時に生後7~12か月のお子さん
 初回接種:およそ1か月おきに2回接種します。
 追加接種:初回接種が終わった後、最後の接種から60日以上あけた上で、生後12か月以降に1回接種します。

(3)初回接種開始時に1~2歳のお子さん
 60日以上の間隔をあけて2回接種します。

(4)初回接種開始時に2~5歳のお子さん
 1回接種します。

 

ワクチンの詳細(有効性・安全性)については下記のリーフレットまたはリンク先をご確認ください。

リーフレット

キョウコノワクチン『小児の肺炎球菌ワクチン』(PDFファイル:2.1MB)

子どもの肺炎球菌ワクチン|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

この記事に関するお問い合わせ先

健康保険課健康増進係(保健センターすこやか)
電話番号0997-22-1111(内線 326・327)
ファックス番号0997-22-0295
メールフォームによるお問い合せ