港町再生

港町再生への取組

 西之表市では、平成30年度からスタートした第6次長期振興計画において、市の将来像を「人・自然・文化―島の宝が育つまち」とし、本市の重点課題である、「人口減少・年齢構造の不均衡・高齢化の進展」「地域力の衰退」「担い手不足」の解決を図ることとしています。

 その中で、商工業の振興の施策として、「歴史と国際色豊かな港町の再生を図り、中心市街地の活性化」を図ることとして「港町再生」を重要なテーマの一つとしています。

 

 港町再生については、これまでの議論を踏まえて、商店街や商工会のみの議論ではなく、市民や出郷者、Iターン者等を含めて協議を行い、みんなとまちの活性化を目指して、「皆とまち再生」として取り組んでいくこととします。

 

 

 平成30年度は、

 ・現在西之表市に住む人たちにとって港町の可能性を最大限に活かすこと

 ・地域外の方々にとって魅力を感じる港町をつくること

の2つの方向性から、理想のみなとまちについて市民の方々とともに検討し、港町再生基本構想を策定しました。

 

 平成31年度は、

港町再生基本構想のビジョンを具体化するため、市民、地域、関係団体、有識者、行政などが一体となって取り組むためのロードマップとして「第1期港町再生基本構想実施計画」を策定し、中核施設の設置について検討を進めました。

あわせて、港町再生基本構想のめざすまちの1つである「歩きたくなるお散歩みなとまち」を目指して、商店街リーディング軸(国道58号)の道路空間デザインについて検討を進めました。

 

 令和2年度は、

「第2基港町再生基本構想実施計画」のローリングを実施します。

中核施設の検討を進めます。

あわせて、商店街リーディング軸(国道58号)の道路空間デザインについて社会実験の実施について検討を進めます。

 

 

港町再生基本構想について

【策定の背景】
種子島の玄関口である西之表港は、古く赤尾木港と呼ばれた時代から国内外に開かれた拠点とされてきました。後背地には赤尾木のまちなみが残る商店街が形成され、種子島の商工業の中心として機能してきています。

西之表市では、平成30年度からスタートした第6次長期振興計画において、市の将来像を「人・自然・文化―島の宝が育つまち」とし、本市の重点課題である、「人口減少・年齢構造の不均衡・高齢化の進展」「地域力の衰退」「担い手不足」の解決を図ることとしています。
その中で、「港町再生」は、「歴史と国際色豊かな港町の再生を図り、中心市街地の活性化」を図る商工業振興の重要なテーマの一つとなっていることから、今回、港町再生を考えるにあたり、1.現在、西之表市に住む人たちにとっても港町の可能性を最大限に活かすことと、2.地域外の方々にとっても魅力を感じる港町をつくること、の2つの方向性から、市民参加型の意見交換の場を設置し、方針についての議論を重ね、みなとまちビジョン、めざすまちのすがたを「港町再生基本構想」として策定しました。
 

【みなとまちビジョン】
市民目線で港町のもつ可能性と課題を考え、行政、民間企業、市民が一体となってこれからの港町の在り方を描き、理想実現のために最初の一歩をふみだす場として描いた理想の未来として、みなとまちビジョンを定めました。


世代を超えたふれあいによって、宝をはぐくむみなとまち

めざすまちのすがた
官民連携による港町再生によるまちづくりを実現するため、めざしたい理想の姿を言語化したところ、下記4つの方向性が市民によって提示されました。


"また来たくなる、全世代がわくわくできる"みなとまち
"歩きたくなるお散歩"みなとまち
"写真を撮りたくなる"みなとまち
"歴史・文化を再認識する"みなとまち

 

港町再生基本構想書(PDFファイル:1.6MB)

港町再生基本構想実施計画について

【目的・概要】

港町再生基本構想実施計画は、基本構想のみなとまちビジョン「世代を超えたふれあいによって宝をはぐくむみなとまち」の実現にむけた整備方針として行政が担うべき取組(事務事業)をまとめたものであり、効果的、効率的に事業を進めるため、市全体の財政状況とも考慮し、長期振興計画実施計画とも整合性を図った上で策定するものです。
本計画では、基本構想において、「3つの戦略」を進めるための事業を展開している平成31年度(2019年度)から向こう5年間を計画期間として策定し、長期振興計画実施計画との整合性及び国、市の財政状況に応じて事業を進めていくため、毎年ローリング方式により見直しを行うとともに、進捗状況を示すこととします。
 

【期間】

第1期実施計画の期間は、平成31 年度(2019年度)から令和5年度(2023年度)までの5か年とします。
平成31 年3月に策定した基本構想の第1期目の実施計画となります。

 

【本計画と長期振興計画との相関】
本計画は、長期振興計画及び長期振興計画実施計画との整合性を図りながら策定するものであり、本市の総合的かつ計画的な行政運営指針に基づき、基本構想を進めるための具体的な事業を定めた計画です。

 

【 ゾーン別の計画内容】
 本計画は、種子島の海の玄関口である西之表港をメインゲートと位置づけ、港からまちなか、まちなかから歴史的地域へ7つの軸を設定しており、その軸を面的に捉え、それぞれの特徴を生かしたつながりある包括的な取組を進めるために基本構想で設定した「みなとゾーン」、「まちなかゾーン」、「赤尾木ゾーン」別に事業を整理しています。各ゾーンの基本方針に基づき、実施年度や事業実施主体、事業費、手順等をとりまとめています。

 

第1期港町再生基本構想実施計画(PDFファイル:1.9MB)

商店街リーディング軸(国道58号)の道路空間デザインについて

港町再生基本構想のめざすまちの1つである「歩きたくなるお散歩みなとまち」を目指して、商店街リーディング軸(国道58号)の道路空間デザインについて検討を進めています。

 

【背景等】

「港町再生基本構想」において、行政が担う(ハード面)基本方針は、「赤尾木のまちなみを生かした港町の再生」を図るため、3つの戦略に基づき、整備を進めていくとしています。

 

戦略1 7つの軸

種子島の海の玄関口である西之表港をメインゲートと位置づけ、港からまちなか、まちなかから歴史的資源へ7つの軸を設定し、それぞれの特徴を生かした取り組みを進めます。

【軸5.商店街リーディング軸】
町人町を横断する国道58号は、現在も種子島の商業の中心地となっています。
まちなかへの来訪者を迎え、食や特産品で種子島の魅力を伝える快適なまちなかを目指し、環境整備や取組を進めます。

 

戦略2  3つのゾーン
7つの軸を面的に捉え、それぞれの特徴を生かしたつながりある包括的な取組を進め、地域全体の魅力向上に努めます。

【ゾーン2.まちなかゾーン】
歩くことを楽しむ食や特産品、生活品の買い物、交流などのさまざまな機能を集積、展開する港町再生の中心となるゾーンとします。

 

【取組方針】
商店街への誘客を図るためには、ゆとりを持った歩行空間の確保が必要ですが、これまで経過でも、道路拡幅等のハード整備には費用の問題や国道58号沿いの住民理解などで取組が進んでいないことから、市民の方々の意見も踏まえた上で、ゆとりある歩行空間とともに景観整備を図るなど道路空間の再整備を検討し、安全性の向上とともに商店街の活性化につなげることとします。

 

【交通量調査】

『商店街リーディング軸の道路空間デザイン』に向け、現状における対象区間や周辺道路の自動車交通や歩行者・自転車交通の実態を把握するために実施しました。
・幅員が約8mと狭く、歩行者は、路肩や側溝部を平日600人、休日500人以上が利用。
・昼間帯には、「歩行者」と合わせて「自動車交通」及び「路上駐停車車両」が集中。

 

【市民意見】

商店街リーディング軸の道路空間デザインに向け、周辺住民及び商店街関係者、来訪者、通学路等として利用している児童、生徒の現状の道路空間に対する意見を把握しました。

・「安全な歩行空間の必要性」を来訪者の5割、地域住民は6割、小中学生は7割以上が指摘。
・地域住民や商店主の約5割が「現在の道路空間の中で歩行空間を確保する工夫が必要」と指摘。
 

交通量調査及び市民アンケート調査結果概要(PDFファイル:2.5MB)

 

 

国道58号に係る道路空間デザイン(一方通行)の社会実験を実施します。

社会実験計画
・実施期間:令和2年:11月8日(日曜日) 7:00 ~ 11月9日(月曜日) 19:00
 (一方通行の規制 11月7日(土曜日)7:00 ~ 11月9日(月曜日)21:00)
 (雨天時:11月22日(日曜日) 7:00 ~ 11月24日(火曜日) 21:00)
・対象区間:(仮)中学校下交差点から東町交差点に至る約500m区間。
・一方通行の方向:(仮)中学校下交差点から東町交差点への北から南へ向かう方向で実施。
 

詳しくは、社会実験概要(PDFファイル:13.1MB)を確認ください。

ご理解、ご協力をお願いします。

 

港町再生については、市民や民間の方々とともにまちづくりを進めることを目指しており、市内において自発的に中心市街地等の活性化及び魅力向上に寄与する事業に対し、その事業に要する経費の一部を補助しています。

「西之表市まちなか交流施設」の利用について

西町の榕城分団地跡地に地域住民観光客等のふれあい、就労機会の場として「西之表市まちなか交流施設」を設置しました。ぜひ、ご利用ください。

[施設設備] 会議室(1部屋)

[開館時間] 午前9時から午後9時まで

[使用料] 施設(1時間:300円)

     広場(1時間:200円)

[利用受付] 市役所経済観光課

      まちかどインフォメーションセンター

問い合わせ

経済観光課 22-1111 内線271・274

まちかどインフォメーションセンター 22-9200

 

西之表市まちなか交流施設使用許可申請書(PDFファイル:25.8KB)

利用希望の方は、以下の申請書にてお申込み下さい。

  

この記事に関するお問い合わせ先

経済観光課商工政策係
電話番号0997-22-1111(内線 271)
ファックス番号0997-22-0295
メールフォームによるお問い合せ