人材育成

種子島では、高校卒業後約9割が毎年島外へ進学又は就職するため、20歳前後の人口が極端に少なくなっています。将来創出していくべき雇用とそこに必要となる人材の育成に関する検討と周知が不十分であることも重なり、 この若年層の欠落が地域の活力減退のひとつの要因となっています。

人口ピラミッド イメージ

そこで、研究活動で行政などと連携している大学教員及び社会の第一線で活躍する民間企業の方々と地元高校との協力を得て、生徒が島内で行なわれている世界最先端の技術研究や日本・世界で課題となっている地球温暖化やエネルギー問題など地域の課題から地球全体の課題に至るまで広い視野で学ぶ機会を作っています。また地域経済分析システム(RESAS)などを利用して統計データから客観的に考える力も養っています。

平成28年3月に開かれた「自然と共生するスマートエコアイランド種子島シンポジウム」では、高校生が描く未来の種子島として地域の課題を6つのテーマに分け提言や意見交換を行うポスターセッションを行い、参加した住民や大学関係者、企業の方々に大きな反響を呼びました。

さらに平成28年度からは、日本科学未来館の協力により、ワークショップを通じて論理的な思考を学ぶ取り組みが行なわれます。

このような、取り組みを通じて、若い世代からひとりでも多くの人が、将来の島の担い手として成長していく環境づくりを進めています。

シンポジウムの様子

東大生との交流

資料

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