19.種子島家住宅(赤尾木城文化伝承館月窓亭)

げっそうていのしゃしん

・種別

 有形文化財(建造物)

・指定年月日

 平成20年7月9日

・所在

 鹿児島県西之表市西之表7528

・所有者

 西之表市

・指定管理者

 赤尾木城文化伝承館月窓亭ひとつ葉の会

 

 この建物は種子島家の家老羽生道潔(1768~1845)が、寛政7年(1795)に建てたものである。

  庭の中心にあるイヌマキの大樹の下にこの家の構築物と考えられる石組が認められ、このイヌマキも樹齢約200年程度と思われる。

 道潔の孫、羽生慎翁も同様にこのお屋敷で茶道・花道などの修業を重ねるが、慎翁は、薩摩・大隅総会頭職、大日本総会頭職などを歴任し、鹿児島、東京での生活が中心となっていく。

  一方、明治という新しい時代の流れの中で、旧家臣たちは27代当主守時公を種子島へ迎え入れるため、屋敷探しに奔走し、明治19年に、このお屋敷に迎え入れることとなった。

  以来、平成12年まで種子島家住宅として種子島の迎賓館的な役割を果たしながら、使用されてきたが、西之表市が購入し、本市の文化財として保存・保護・活用することとなった。

 赤尾木城下の武家集落の景観を今に伝える貴重な住宅である。

げっそうていのしゃしん
げっそうていのしゃしん

地図情報

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社会教育課文化財係(種子島開発総合センター鉄砲館)
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