4.種子島国上湊川・阿嶽川のマングローブ林

・種別 天然記念物

・指定年月日 令和4年11月10日

・所在 国上

 マングローブ林は熱帯から亜熱帯の汽水域に分布する森林で、特異な形態と生活様式をもった植物群落です。日本では、鹿児島県や沖縄県の一部に分布しており、アジア地域における自然分布の北限は種子島といわれています。種子島の中でも最北限に位置する国上湊川のマングローブ林の樹種は低温耐性の強いメヒルギのみが生育しています。

 種子島のメヒルギは寒冷風の影響で低茎になりがちですが、国上湊川では地形によって風から守られるため、高さ10mを超える国内最大級のメヒルギが生息しています。このことから、最北限地の寒冷に適応した低茎なメヒルギと地形に擁護されている国内最大級の高さを誇るメヒルギが共存している貴重な環境といえます。

 

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