再生可能エネルギー発電設備の設置に関するガイドライン

 近年、再生可能エネルギー発電設備の増加により、周辺環境や景観への影響について懸念されるケースが各地で見受けられるようになっています。

 このことから、本市では、市内に設置される再生可能エネルギー発電設備について、計画段階において災害防止、景観・環境保全への配慮事項を示し、地域との良好な環境の構築や、適切な管理・設置等が行われることを目的にガイドラインを策定しました。

 今後、設備の設置を計画されている方は、本市が策定するガイドラインに従い、関係書類を提出していただくことになります。

(対象)

 太陽光、風力、水力、地熱及びバイオマスを活用した発電設備における新設、増設、大規模な改修等を対象とします。

 ただし、太陽光発電設備については、計画面積が1,000平方メートル以上のものに限ります。

(※設置規模にかかわらず、各種個別法の適用区分を必ずご確認ください。)

(区域)

 西之表市全域を対象とします。事前に県又は市の担当部署と協議を行ってください。

 なお、本市が指定する区域(景勝地や文化・史跡等)については、景観上、特に配慮を要するので、設置規模にかかわらず、事前に担当課(企画課)と十分な協議を行ってください。

(設置における配慮事項)

 事業者は、災害の防止、良好な景観の保全及び生活環境の保全の観点から、次のような配慮をしてください。

(1) 発電設備の設置に伴う災害の防止

  1. 急傾斜地及びその周辺への設置は、災害防止の観点から極力避けてください。
  2. 土地の形質の変更は最小限に留めてください。
  3. 雨水は敷地内で処理してください。
  4. 土砂が流出しないようにしてください。
  5. 立木を伐採する場合は、自然保護に配慮し必要最小限に留めてください。

(2) 良好な景観の保全

  1. 主要な眺望景観を阻害しないよう、発電設備の設置位置や色彩等に配慮してください。
  2. 河川、湖沼等及びその周辺の水辺空間の景観を阻害しないよう、発電設備の設置位置や色彩等に配慮してください。
  3. 色彩は、周囲の景観と調和を考慮し、太陽光モジュールは、屋根などと一体に見える明度・彩度の低いものか、低反射で模様が目立たないものを使用し、風力発電設備は、白又は薄い灰色を基調としますが、地域特性に応じて適宜色彩等に配慮してください。

(3) 生活環境の保全

  1. 住宅地に近隣する場所に発電設備を設置する場合は、電波障害、圧迫感、騒音、悪臭、熱、反射等を配慮した上で、敷地境界から後退させ、植栽等で遮蔽してください。
  2. 道路に接する場所に発電設備を設置する場合は、道路の見通しを妨げることのないよう敷地境界から後退させてください。

(事業の周知)

 事業計画の周知及び説明については、事業者が周知する範囲を市に事前相談するとともに、率先して近隣関係者等へ説明会を開催し意見を聞くようにしてください。

(発電設備の適切な管理)

 設備設置後も、除草や清掃に努め、緊急時の対応マニュアルなどを作成するとともに、設備の撤去・廃止についても適切な管理・対応をしてください。

(市への協力)

 事業者は、環境学習関連の見学等に積極的に協力し、地域貢献に努めてください。

 また、市へ発電設備の発電量等の数値について報告してください。

(関連ファイル)

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企画課政策推進係
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ファックス番号0997-22-0295

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