日本学術会議公開シンポジウム開催

社会協働と地域社会における未来社会ヴィジョン創生への挑戦

開催趣旨

国内外において分野を問わず、先端的な研究成果と社会的な課題解決との間を繋ぐ何らかの新たな仕組みを作ることが重要視されています。しかし、大学が生み出す知識・技術と企業ニーズや社会ニーズとの間に生じる乖離を埋める取り組みは必ずしも十分には機能しておらず、その方法論は、未だ模索段階にあります。そのためには、ヴィジョン・オリエンテド・リサーチの具体的事例の累積と、方法論の構築が重要となります。また、地域社会の将来ヴィジョンを作りあげるのは、本来その自治体と住民ですが、それに必要な「技術の社会への影響」に関する情報は必ずしも十分に与えられていません。地域社会に適合した複数のシナリオを自治体と住民と共に考え、システムを設計してアセスメントした結果を客観的・定量的に提供し、自治体と住民に分かりやすく選択肢を提示する「技術の見える化」と協働メカニズムの確立が重要であり、地域におけるシンポジウムの開催に加え、地域の基幹産業についても配慮した研究とそのコミュニケーションが必須になっています。そのため、本シンポジウムでは、種子島での先進的な取り組みを一つの例として議論したいと考えています。

日時

平成29年9月5日(火曜日)

場所

西之表市民会館 大ホール

主催

日本学術会議環境学委員会環境科学分科会、日本学術会議化学委員会・総合工学委員会・材料工学委員会合同触媒化学・化学工学分科会

共催 

公益社団法人化学工学会

後援

西之表市・中種子町・南種子町

プログラム

この記事に関するお問い合わせ先

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