水産業

種子島海域の概要

種子島は、長さ58km、最大幅12kmの細長い紡錘形の島で、海岸線は、西岸中央部に12kmにわたる海岸砂丘があるほかは磯海岸が多く存在します。
種子島周辺の海域は、岩礁地帯が多く天然の瀬に恵まれているとともに、付近を黒潮が流れ、馬毛島周辺を含め有数の漁場が形成されています。
主な漁業は、トビウオ、サバ、カツオ、キビナゴ、アオリイカを対象とした網漁業や一本釣り漁業の他、地域の特産であるトコブシ採捕なども行われています。

海流

屋久島の南から種子島の東にかけて黒潮が流れているため、この黒潮の影響を受けやすことが特徴となっています。

海底地形

熊毛海域は、100m以浅の海底が大隅半島から種子島を経て屋久島まで続いていますが、種子島の東方は陸岸より12km前後離れた当たりから急激に深くなっていて南西諸島海溝に続いています。

底質

周辺海域の底質は、広く砂質で覆われており、種子島東部から南部には岩が多くみられます。