監査結果について

平成29年度指導監査実施結果について

1.結果概要

 社会福祉法人の指導監査については、国の社会福祉法人指導監査要綱により、特に大きな問題が見られない場合には2年に1回実施するとなっている。平成29年度は、7法人中4法人に対し指導監査を実施し、監査実施率は57.1%と概ね原則に沿った実施率となっている。

2.文書指摘数

 社会福祉法人の指導監査については、国の社会福祉法人指導監査要指導監査を実施した4法人全てにおいて、文書指摘を行った。文書指摘数は、法人の運営に関するものが2件、会計管理に関するものが7件で合計9件。1法人当たりの文書指摘件数は2.25件であった。平成28年度と比べ、1法人当たり1.42件の減となっている。
また、文書指摘以外で改善を要すると認められる事項(指導事項)についても4法人で14件確認され、1法人当たり3.5件であった。

3.文書指摘内容 (詳細は別表1)

 法人の会計に関する指摘が7件と最も多く、全体の77.78%を占めている。内容は、「勘定科目設定が不適切」、「支払い手続きが不適切」、「契約事務が不適切」といったものが主であった。
 組織運営に関する指摘も2件あり、「役員会招集通知遅延」、「法人臨時職員の評議員選任」といったものだった。

法人指導監査の概況(主な経営施設等種別)
区分 対象数 実施数 文書指摘
法人数
文書指摘
延べ件数
老人福祉施設 1 0 0 0
障害者福祉施設 1 1 1 1
社会福祉協議会 1 0 0 0
保育所 4 3 3 8
7 4 4 9
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